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2012年6月26日 (火)

創造力がひらめく5つの方法

車で移動中によく聴いているNPR(National Public Radio)というラジオ局のサイエンスニュースから。


ニュースのタイトルは「5 Ways to spark your creativity」。(創造力がひらめく5つの方法)-英字タイトルをクリックするとNPRのサイトへ行きます。


ビジネスでも、テクノロジーでも、教育、文学、アートでも、新しいアイディアが常に求められる世の中ですが、その「新しいアイディア」を見つけるのは、簡単なことではありませんよね…。


NPRによれば…
「Science can help! In the past few years, neuroscientisits and psychologists have started to gain better understanding of the creative process.」

科学が助けてくれます!ここ数年、神経科学者や心理学者が創造の過程をより解明しつつあるのです。)

ということです。



「Some triggers of innovation may be surprisingly simple. 」
(新しいアイディアがひらめくきっかけは、驚くほど単純かもしれません。)

では、その創造力をひらめかせる5つの方法がこちら。

 

1.Take a shower 


シャワーを浴びる。

Hereisthe7benefitsofcoldshower_2
これはよく聞きますね。

泡立てては流す、というように、頭を使わずに同じような行動を繰り返すのが良いようです。魚釣りやドライブも同じ理由で創造力を引き起こします。


Psychological Scienceという論文誌に発表されたSchooler教授の研究では、被験者を3つのグループに分け、ある一定の時間をおいてから創造力を必要とする問題を解かせました。

問題を解く前に、1つ目のグループは常に頭を使わなければならない仕事を与えられ、2つめのグループは、頭を使わずに繰り返す単純作業を与えられ、3つ目のグループは、何も仕事を与えられずただ休むように指示を受けました。

そして時間が来ると問題を解くわけですが、どのグループより2つ目のグループが創造力を働かせて問題を解くことができたのです。



頭を使わない単純作業が、どのようにして創造力を引き起こすのかまでは、まだ解明されていません。
Schooler教授によると、そうした作業は二つの異なる脳領域を同時に使うので、もしかすると、頭を使わずに何かをしている間にひょんなところが繋がって、創造力がひらめくのかもしれないということです。



2. Work in a blue room.


青い部屋で仕事をする。


Blueroomdesignideas20

日本では青い部屋はまず見かけませんが、アメリカだとこれが結構あるんですよね…。


色と思考には関係があり、例えば赤は「危険」と思わせる色、青は「平和や平静」を想起させる色です。

Science誌に発表された2009年論文に "Blue or Red? Exploring the effect of color on cognitive task performances"(青か赤か?認知課題パフォーマンスへの色の効果を探る)という研究があります。


その研究によると、赤のコンピュータースクリーンに向かって仕事をした場合、細かいところへ注意をめぐらす校正などの仕事が効果的に進み、青いコンピュータースクリーンを使った場合、創造力を使うような仕事が効果的に進みました。

その理由は、危険信号を脳に送る赤色を見ていると不安になり、その不安がより細かいところまで注意してみるよう促すためで、一種の防衛反応による働きと、青の場合は、「リラックスしていいよ」という信号を脳に送るので、リラックスした脳からイマジネーションが沸き起こってくるためだそうです。


3.Live abroad.


海外に住む。

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長い歴史において、偉大な科学者や芸術家、作家や作曲家が、長期に渡って海外に在住していたことと関連して注目されるようになったのが、外国へ住むことと創造力の関係です。


The Journal of Personality and Social Psychologyに発表された2009年論文 "Cultural borders and mental barriers: The relationship between living abroad and creativity."(文化的境界とメンタルバリア:海外に住むことと創造力の関係)では、5つの異なるグループに5つの異なるテスト・実験を実施していますが、そのいずれにおいても、もともとの性格や性質、知能レベルなどに関わらず、海外に住む期間が長くなるほど創造力も高まる、という結果が出ました。

この実験で興味深いのは、海外旅行の経験は創造力と無関係だったということです(むしろ逆効果になる場合も…)。

と言うのは、クリエイティビティに関係しているのが、「新しい経験を受け入れる経験・思考」や「現地の文化に自分自身を適応させる経験・思考」だったので、旅行者の場合、その目的が「異文化を楽しむ」こと
(-その風景や食べ物、文化などが自分の日常とは違うことを楽しむこと)であり、、自分を現地の文化・生活に適応させる必要も時間もないためのようです。

海外に住んでいる人でも、地元の人と一線を引いていたり、同じ国出身の人としか付き合っていないような場合、創造力の高まりが見られないようです。


4.Watch a funny video.

面白いビデオを見る。

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これはムード(気分)と思考が関係しているためで、楽しませてくれたり、元気付けてくれるものや満足を得られるものは、創造力を解き放つのだそうです。


Northwestern大学のMark Beeman准教授によると、

「It might not just relax your scope of interest, but actually broaden it further allowing you to look at a problem in new ways and come up with a solution.」

それは単に興味の視野を緩めるだけではなく、視野を広げて、問題を新しい方法で見たり、新しい解決法を見つけたりするのを助けます。)

 

Beeman准教授がJournal of Cognitive Neuroscience誌に発表した2009年論文では、気分があがっていると、前帯状皮質という脳の部分が活性化されることが報告されています。


Cat

(その研究からMRIの画像。論文元は:Subramaniam, K., Kounios, J., Parrish, T. B., & Jung-Beeman, M. (2009). "A brain mechanism for facilitation of insight by positive affect." Journal of Cognitive Neuroscience, 21(3), 415-432.)


Youtubeなどで、赤ちゃんの笑っているビデオを見るだけでも効果有りだそうです。
気分を上げる音楽も同じように効果があります。


5. Sleep on it.


一旦寝かせる。(寝る)


Sleeponit


古典的な方法ですが、やはり睡眠が頭の中の記憶や思考を整理するのに良いんですね。


特に眠りに落ちかけた時と目覚める寸前に、良い考えや新しいアイディアがひらめくのだそうです。

トーマス・エジソンが、パイ皿の上にボールベアリングを載せたものを持ってうとうとと昼寝をし、力が抜けてボールベアリングが落ちる音で目を覚まし、考えを書きとめたという逸話が残っています。


先のBeeman准教授によると、「殆ど答えが出かけている状態」や「ひらめく寸前」(喉のところまで出てる状態)で寝るのが一番効果的で、そのまま考え続けるよりは、一旦寝たほうが良いようです。


そして目覚めた時には考えが出ている、ということもあるようです。


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