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2012年7月

2012年7月31日 (火)

世界の名景―ギリシャ

ギリシャ、サントリー二島


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夕方に、白い壁が淡い紫色に変わるのが特に素敵です。


この紫色を見ると、夕方の雪原を連想してしまいます(色合いがとても似ている)。すると同時に、寒い寒い雪原の向こうに家の灯りが見えてくるあの感じが思い出されて、異国の景色なのに、なぜか懐かしい暖かみを感じてしまいます。

いつか訪れたい場所のひとつです。

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2012年7月30日 (月)

アメリカの大学で教えると

アメリカの大学で教えると、学期末に生徒から無記名でクラスの評価を付けてもらわなければなりません。

例えば、

教師?(インストラクター)の知識は十分あったか?
インストラクターの教え方は効果的だったか?
インストラクターはあなたが最大限学べるようにサポートしてくれたか?
クラスの目的は明確に示されていたか?
宿題はクラスの学習に意味のあるものだったか?
成績の基準は明確に示されていたか?

などなど…

10項目に渡って、5段階で評価してもらうのです。
この頃はたいていオンラインでするようになっていて、その評価は大学側へ直接通告?されます。

成績をつける前にこれをしてもらい、成績を大学へ提出して初めて学生の評価が私へと開示される仕組みになっているので、これによって成績が左右されたりすることがないように細心の注意が払われています。

少なくとも私が大学生だった頃は、日本ではこんなことはなかったと思いますが、この頃は導入されていたりするのでしょうか?(分かりません)。

これが結構ドキドキするんですよね…。

この評価は博士課程を終えて職探しをする時にも影響しますし、来学期クラスを教える仕事をもらえるかどうかにも影響してくるので、適当にはしていられません。

その上、教育系の学科では、「クラスでどう教えるか」を教えているので、その教えている本人の教え方がなっていないと、こいつどうなんやろ…と全体の説得力が落ちてしまうのも辛いところです。

例えば、クラスで子どもが授業から逸脱し始めたらどうするか、と教えている間に、大学生が授業から逸脱していて、なすすべがない、というのはおかしいですよね。(←アメリカではよくある光景ですが…。)

なので、毎回授業の準備は割りときっちりとしておかなければなりません。

授業は1コマ3時間の長丁場なので、どんなにモチベーションのある学生でも、座ってただ話しを聞いているだけではそのうちだれてきて(話している私だってだれる長さ)、すぐにフェイスブックを始めてしまいます。(一応フェイスブックは不可というルールはあるのですが、そんなルールは、はっきり言って効き目ゼロ!
まあねえ…

なので、ノートパソコンの持ち込みを不可にする教授もいますが、私は可にする派です。
(授業でノートパソコンを使わせるようなアクティビティもよくするので。)
これもどうするか迷うんですが、大学生くらいになると、自分の学びには自分で責任を取ってくれればいいかな、と思ってしまいます。ここで学ばなければ、後で困るかもしれないのは本人だし(別段困らないかもしれないし)、興味があれば聴くだろうし、周りの邪魔になってなければいいか…と。

アメリカでは、この辺りの考え方が結構違っています。もともと大学入試が無いに等しいので、大学で思いっきり厳しく締め上げて?おかないと、誰でも彼でも卒業できてしまうので、かーなーり厳しくして、それについてこれない奴は落としていく感じになっています。

特に教師の質が相当低くて問題になっているアメリカでは、誰でも彼でも教師になれたら困るわけです。

日本の大学しか知らない私にとっては、大学で学んだことって、授業そのものよりはむしろ大学の外で経験したことからだったな~
、くらいに思っているので、その辺りアメリカの現実をしっかり意識しておかないと、ついつい、緩くなってしまいます。

でもですよ、教えていて思うのは、要所要所で生徒が参加するポイントを設けて、生徒がつい考えたくなるような質問を用意しておくと、最初は開いていたノートパソコンも、クラスが進むにつれ閉じてくるんです!


授業が面白ければ、ルールは少なくても学生は耳を傾けます。


とは言っても…、
日によってはどうしても大して面白くないトピックについて教えなければならない時もあって、そんな時は半ばあきらめモードになります…。



去年教えたクラスの評価表を見ながら、今年の改善点を考えていたら(主に宿題の数についての苦情ですが)、どこまで厳しくしたものやら、またまた迷いが出てきてしまいました…。

学生のコメントには、宿題があまりに多すぎて、内容を学ぶというよりは、数をこなす方に重点が行き、結局頭に残っていなかったように思うというのがいくつかありました。これって、成績をつけていた私も感じていたことです。その場しのぎのやっつけ仕事が目に付くので、こんなの意味あるんかね?と。

今年は私の裁量で宿題を変えてよいということなので、必要な知識を得られるような宿題を用意しつつ、学びの質は落とさないようにするには、(しかも今回は完全オンラインクラスで、しかも5週間の短さで…)またまた準備をほぼ一からしなければならないかも…。

量より質とは言え、ある程度の量も必要だし…

世の中、本当に分からないことばかりですね…。


そもそも大学教育ってなんだ~っけ、なんだ~っけ、


うまい醤油のあるうちさ?


しょうゆうことじゃないですよね…。

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2012年7月29日 (日)

Jazzビギナーにお勧めのアルバム

私の親が大のジャズ好きで、赤ん坊の頃からジャズのレコードを聴かされて育ったのですが、私自身はいつまでもビギナー向けの曲ばかりを好んで聴いています…。

父は、巨大なスピーカーを持っていて、膨大なレコードコレクションの中から、あれこれうんちくを述べながら一枚を取り出しては、真剣な顔でレコードに針を落としてじっくり聴いていますが、

私は、人から貰った小さなCDプレイヤーで、何のうんちくも知らず、時々気が向けば聴く程度です。

そんな私のために、時々父がJazzのCDを1枚封筒に入れて送ってくれるのですが(こっちで買えるんですけどね…)、そうやって送ってもらった中から、とても聴きやすいアルバムをピアノのものに絞って、いくつかご紹介したいと思います。

アドリブがどーの、とか、ここの掛け合いが…、とか難しいことは言わずに、カフェなどでバックミュージックに流れているのを聴くような感覚で、ただ心地よくなりたい時にお勧めです。(もちろん演奏自体も素晴らしいのですが。)



まず1枚目。


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When there are grey skies―レッド・ガーランド

レッド・ガーランドの名盤の一つです。

レッド・ガーランドというピアニストは、マイルス・デイビスの数々の有名な演奏で、ピアニストを務めていることでも知られています。確かな腕のあるピアニストです。

コロコロと転がるような音のリズムで、バラードでさえも優しい光が差し込むような柔らかい演奏を聴かせてくれます。料理をしている時とか、来客のあった時にバックミュージックとしてかけても邪魔にならない、最初から最後までとても耳に心地よいアルバムです。



続いて、こちらはつい先日父から届いたCD

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瞑想と逸脱の世界―ジョン・ルイス


ジョン・ルイスは、モダン・ジャズ・カルテット(MJQ)のリーダーでもあります。

「瞑想と逸脱の世界」というタイトルが素敵ですが、ビギナーには敬遠されてしまいそうな名前ですよね。
なんかちょっと…無理かも…と思われそう。(これは意訳のせいもあります。)

実際のこのアルバムは、かなりビギナー向けです。

私は、ジョン・ルイス氏が亡くなる前、最後に来日された時の演奏を聴きに行ったことがあるのですが、演奏の間中ニコニコととても楽しそうに微笑んでいたのがとても印象的でした。

そんなルイス氏の雰囲気そのまま、
一曲目の最初からすぐにどんな聴き手でも歓迎してくれるアルバムです。
(演奏自体はとても見事なアレンジと呼吸の合ったもので、テンポもとても良いのですが。これがジョン・ルイスらしさでもありますね。)

ジャズって夜のナイトクラブで聴くイメージがあるかもしれませんが、
週末の昼間から聴いても、掃除をしながらでも心地よく聴けるアルバムです。


3枚目。

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GROOVY-レッド・ガーランドトリオ

再びレッド・ガーランドです。
これは以前からずっと持っていたものですが、本当によく聴いています。

ジャズの名盤の一つで知名度が高く、50年代ジャズの代表作の一つになっていますが、古臭さは全くありません。

「Groovy」というタイトルそのまま「ぞくぞくするような心地よさ」を感じさせてくれます。

ジャズのアルバムで時々あるのが、最初の1曲目はとても聴きやすく気持ちの良いものなのに、アルバムが進むにつれて、難解になってきて耳が疲れてくる(そして聴くのを辞めてしまう)、というパターンですが、このアルバムは、そんなことが全くありません。

バラードとテンポの良い曲が、とても上手に配置されているので、「When there are grey skies」同様、最初から最後までずーっと耳を楽しませくれます。

今まで紹介した3つの中では、一番お勧めかもしれません。



最後は、ビギナーから中級へ進もうかな?と思う人にお勧めのセロニアス・モンクです。

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セロニアス・モンク プレイズ デューク エリントン


モンクはジャズ界のモンスターのようなピアニストです。
聴き手をアッと言わせるような革命的な演奏が多いですが、このアルバムは、モンクらしさがありつつも、とっても聴きやすいものになっていると思います。

このアルバムに関するうんちくはかなり存在していると思いますが(何しろモンクがデュークエリントンを演奏しているのですから)、そんなのを一切知らなくても、デュークエリントンが誰かを知らなくても、気楽に再生して、そのままバックミュージックとして昼間のリビングにでも馴染んでくれるアルバムです。

ところで、ジャズピアノなのに、今回紹介した中にビル・エヴァンスを入れませんでした…。

私が個人的に思うに、ビル・エヴァンスはそれほどビギナー向けじゃないような気がするんですよね…。素晴らしいピアニストですが、結構難解?だと思ってしまいます。

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2012年7月28日 (土)

Self-advocacy返し!

昨日は、アメリカで生活していくには、自分で自分の立場を守るSelf-advocacyが必要、という記事 を書きました。


初のSelf-advocacyをして、一度教えたことのあるクラスを教えられることになったと書きましたが…、


あの時、軽~い調子で配置換えをしてくれた学科長から、予想外のSelf-advocacy返しを受けてしまいました!


学科長としても、いかに博士課程の学生を駆使してクラスを割り当てるかには頭を悩ませているので、そちらの要望を一つ聞いたのだから、こちらからも一つ要望を出させてもらおう、という感じでしょうか。


まあ、そういうこともありますよね。それでこそSelf-advocacy文化!望むところだ!(←ノリがおかしい)


その要望というのが、もう一つ教えて欲しいクラスがある、と言うものでした。

それは完全にオンラインのクラスで、8月~12月までの約4ヶ月間を3つに割って、同じクラスを3回教えるものです。このクラスも、以前教えたことがあったので、準備の面では問題ないのですが、問題は5週間ほどしかないクラスの間に、宿題が14個もある点です。その上、1クラスに付き25人の生徒がいるので、週に2回は生徒の書いた長い長ーい宿題を読んで、コメントを返して成績をつけなければならず、時間がアホほどかかります。(だいたい週に200ページくらいは読むことに…。オンラインクラスでは、宿題が全てになるので、きっちりコメントを返さないと、何も教えてもらえなかった!と大学側へ言われてしまいます。)


以前教えた時に、生徒からも相当苦情の出た宿題の多さだったのですが、苦情を言いたいのはこっちだよ!!と思うほど成績付けに追われて大変だったんですよね…。


なので、Self-adovocacy返しに、更にSelf-advocacyで返してみました!


宿題の数と内容を私の判断で変更しても良いのなら、教えてもいいです、と言っちゃいました~
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すると…、

やはりとてもカジュアルに

「宿題はあなたの好きに変えちゃっていいわよ~!
goodあなたの判断を信頼してるから、確認は不用です。来年以降のために、念のためどこをどう変えたか記録だけ残しておいてね~!wink

という返信…。


よし!なんとか交渉に成功?!
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今のところは。


それにしても、博士課程の生徒がクラスを2つも受け持つ(アシスタントの仕事とは別に)と言うのは、前代未聞なことで、忙しさの点ではあまり改善されてないのでは?という気もします…。

でも、これは、学科長なりの配慮だと思います。今年の州立大は留学生が学費的に苦難の一年になりそうなので…。
クラスを教えるのは、1クラスいくらで支払われるので、少しでも私の助けになれば、と時間的に縛りの無いオンラインクラスを上乗せしてくれたのだと思います。


とか言って、全然そんなこと考えてくれてたわけじゃなかったりして…?
(うまく丸め込まれただけ?)

いやいや、こんな時こそ、「信じ~られぬと~嘆く~よりも~人を~信じて~傷つく~方がいい~note 求め~ないで~優しさ~なんか~臆病~者の~いいわけ~だか~ら~」海援隊の精神です。(←結局、超日本文化を引きずってる)

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2012年7月27日 (金)

アメリカで生活していくのに必要なもの

…それは、Self-advocacy (セルフアドヴォカシー)のスキル。


だとつくづく思います…。


Self-advocacyとかSelf-adovocateというのは、自己主張とか自己弁護のことで、自分の立場を自分で守る姿勢ですね。


これは日本人が苦手な分野ではないでしょうか…。


苦手と言うより、それをしなくていいように文化が成り立っていますよね。


以前、Noと言えない日本人、というのが流行ったことがありますが、あれも、Noと言えないんじゃなくて、Noと言わせないように会話をする文化なんだと思います。相手にNoと言わせるような状況に持っていくこと自体が失礼というか、あり得ないわけですよね。
相手の気持ちを思い測りながら、こちらが動くわけです。


Self-Advocacyも、日本人は基本的に「自分がどうしたいか」より「相手がどうして欲しいか」を考えて動くので、そういう文化では不用になります。


日本文化は相手が起点になる文化だとつくづく思います。(個人差はあると思いますが、全体的な傾向として。)



でも、その相手起点の文化を持ったままアメリカで生活していると、

ほとんど死にかけます。


「自分がどうしたいか」を持ち寄って、自分の立場を守りながら交渉しながら、やり合っていく中に一人、「相手がどうして欲しいか」を考えて動く人が入って来ると、これはもう格好の餌食?使い勝手の良い人?なわけです。

それに加えて、目上の人の言う事に反発するのを良しとしない文化があるため、私は完全に「Yes, Ma'am Syndrome」(はい、かしこまりました―症候群)で、それはそれは教授らからの評価が高いです。

何を言っても、
はい、かしこまりましたと言って、無理難題でも、自分の睡眠時間を削ってでもやって来るわけですから、教授のアシスタント院生は学科全体に20人ほどいるのですが、年度初めには皆私を欲しがって引っ張り合いになるほどです。(これは自慢ではありません。むしろ苦痛…shock

これは決して、教授が冷酷非道なわけではなく、完全なる文化の行き違いによるものです。

教授としては、無理な仕事なら私が「Self-advocate」してくるだろうから、(締め切りを延ばして欲しい、とか、ここまでしかできません、と言ってくるだろうという前提で)自分がどうして欲しいかを起点に考えて、仕事を頼んでくるわけです。
一方で私は、「私にできるかどうか」を考えた上でのこの依頼なのだろうから、期待に応えなければ・・・という一心で寝ずに頑張る、という図式ですね。(私にとっては地獄絵図)

最初の頃は、英語を母語としていないことと、アメリカの教育システムに関する無知のコンプレックスがあり、年度初めにアシスタントの配置決定の発表があるたび、私の配置された教授に申し訳なく思っていました。アメリカ人のアシスタントが欲しかったろうに…と。そういう思いがあって余計に、がっかりさせないように、と頑張りすぎていました。(ザ・日本人ですね)


けれど、今年は博士課程の最終年(うまく行けば)で、自分自身の研究プロジェクトが始まっているところなので、Yes, Ma'amとばかり言っていられない現実があります。

 

そんな折のつい先日、学科長から今学期はこのクラスを教えてくれると助かるんだけど…、と言われたクラスが、教育実習生を40人も抱えるクラスでした(←日本と違って実習監督に何度も足を運ばなければならない)。それに加えて、週に1度の授業、しかも今まで教えたことのない新しいクラス…(授業は1回3時間の長さです)。


毎学期、毎学期新しいクラスを教えるのは、準備にかかる時間だけでも大変で、そろそろいい加減にしてくれ~!と思っていたところでした。


アメリカ人の友人らは、最初から、「私はこのクラスじゃなければ教えられません」とはっきりきっぱりアピールしているので、毎学期同じクラスを教えています。しかも本人の専門分野。


そうなると、教えさせてくれるなら文句は言いません、と待っているだけの私のところへは、毎学期誰も教えたくないクラスが周ってくる仕組みになっていて…、私の全く知らなかったこと(州の学習指導要領についてとか)を教えたり、あり得ない数の実習生を抱えたりすることになるこの現実…。

 

最初に学科長から打診のあった時、「学科の助けになるのなら、喜んで教えます。」と答えました。(学科の助けになるのならーというのもザ・日本人な発言ですけどね)


が、どう考えても・・・

無理なもんは無理!


データ収集しながら40人の監督+教授のアシスタントの仕事は物理的に無理です(不眠不休ならやれるかもしれませんが←以前の私なら迷わずそうしていたはず…)。教授ならアシスタントに実習監督をさせられますが、私にはアシスタントはいません。というか、私がアシスタント。(教授のアシスタントを実習監督に使いたくないから、こうして私を配置したことが見え見えやん…)


ここで、Self-Adovocacyの出番です。


博士課程最終学年にして初のSelf-advocacy!手に汗かきながらやってみました。

学科長に自分の研究プロジェクトの説明をして、こういう理由で出来なくはないけれど、もししたとなれば、かなりキツいと思う、ということと、できれば去年教えたクラスと同じクラスを教えさせてもらえるとありがたいのですが…、と伝えました。

自分勝手なことを言ってすみませんと何度も謝りながら、心臓がドキドキしていたのですが、


学科長の反応は…


非常に軽~い調子で、


「オッケー、分かった。じゃあ、こっちのクラスに配置換えしとくわ!good

というものでした。


えぇぇ~っっ!?こんなに簡単なのー!?


とかなり拍子抜けしました…。


今までの睡眠時間や辛い辛いアシスタントの仕事に費やした時間を返して欲しい…。


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2012年7月26日 (木)

アメリカにもこんなに違いが…

先週、旦那さんが学会で発表するため、LAに5日ほど行っていました。(私はLAへは一度も行ったことがありません…)

LAに行く前から、LAに行ったら絶対にラーメンを食べに行く~!と張り切っていて、色々なお店のレビューまでチェックしていた旦那さん。(←大のラーメン好き)

結局5日間で2回ラーメン屋へ行ったそうです。(わざわざレンタカーして)


一つは、博多ラーメン新撰組、というお店。
日本人の方の書かれたレビューでも、ここは美味しいと評判だったのですが、日本のラーメン屋の味そのものだったよ!!!と大喜びしていました。

作ってる人も日本人で、いらっしゃい~と言われた!と喜んでいました。


旦那さんの撮ってきた写真

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日本のラーメン屋みたい…。美味しそう~
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そして二軒目は、ラーメン・あさ(亜沙)、というお店。

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卵は、あさの方が半熟加減がよかったけど、スープはちょっとしょっぱすぎた、と言っていました。

アメリカ人にとってもしょっぱすぎるってことは、日本人にとってはかなりしょっぱいのでは?と心配になってしまいました。

でも美味しそう~…。


時々、日本から常温保存可能の生麺ラーメンを送ってもらうことがありますが、それも年に1度くらいなので、こういうのを見ると、いいな~、LAとかNYだったらラーメン食べれんねや…とうらやましくなってしまいます。


同じアメリカでもこんなに違いがあるんですね…。


ラーメン屋の近くには、焼肉屋やうどん屋もあったよ、と旦那さんが言っていました。店の看板も日本語で書かれてて、あれはまるで日本だった…と

そう言えば、最近、マルちゃんの出した正麺という、乾麺でありながら茹でると生麺同様のコシとつるつる感のあるインスタントラーメン?(でも、タレもちゃんと液体のタレです)を友人が送ってくれたのですが、これは素晴らしかったです!!

海外の田舎在住者には朗報ですね。日持ちがして、ここまで本格的に美味しい味が出せるラーメンは今まで無かったと思います(東洋水産とは何も関係がありませんが)。


ところで、ラーメンの代わりに、時々作っているのがフォースープ
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近くにあるベトナム人の経営しているフォー専門店で盗んだ、レタスの千切りを大量に載せる技?を使っています。美味しいんですよね、これが。

何しろフォーって美味しいですよね。

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いじめをどう予防するか?

いじめ関係の記事の最終章?です。


情報源になっている研究が、殆どアメリカで行われたものばかりなので、日本の文化的背景には合わない部分もありますが、何かのヒントにはなるかもしれません


今回はいじめをどう予防するか?について書いてみます。


いじめ予防プログラムに関係した研究は沢山あって、色々な報告がされています。

まず、あまり効果のないプログラムについて。

子どものソーシャルスキル(社会性)を高めるようなプログラムにはあまり効果が見られていません。

また、いじめ反対!とか、いじめをやめよう!というようなビデオを見せたり、授業をするのも効果はあまりなし。(これはちょっと分かる気がします…)

また、Peer Counseling プログラム (良い日本語訳がパッと出ないのですが、生徒同士でグループカウンセリングをするプログラムです。生徒をグループ分けして、聞き手、ヘルパー、話し手など、その役割を順番に変えていく方法などがあります。)これもイジメを減らすという点においては、あまり効果が見られなかった、という報告があります。

今のところ効果が見られたプログラムは、「Whole-schoolプログラム」というもので、訳すと学校全体プログラム?(下手な訳ですが)、これは、学校全体でいじめに関する新しい厳格なルールを決め、いじめが起こった時にルールに背いた(いじめた側、傍観した側両方の)生徒に例外なく処罰が与えられる、という徹底したプログラムです。ルールと処罰以外にも、教師へのトレーニング、いじめについて学ぶ新しいカリキュラムの組み入れ、個々の生徒への個別カウンセリング、親への情報提供などが実施されます。そうしてやっと長期に渡る効果が現れた、ということです。

でも、この学校全体プログラムのどの部分が効果的で、どの部分が不必要か、まだ分からないことも多く、これからの研究が必要です。

実際、この学校全体プログラムに関する研究報告には、成功・失敗の両方が入り混じっており、学校によっては失敗に終わったケースや、ある一部のイジメは無くなったが、別のグループのいじめは増えたというケースもあるようです。



いじめの予防について考える時、鍵となるのは、いじめる側に周る子どもと傍観者(英語で言うと、bystanders)の行動をどう変えていくか、ということになりますが、色々なイジメ予防プログラムが失敗に終わった背景に、いじめっ子に関する間違った考え方があるのではないか、と指摘する声があります。


例えば、ソーシャルスキルや平和な問題解決能力を教えるプログラム、自信を育てるプログラムなどは、いじめっ子がいじめをするのは、どう問題を解決したらよいか分からないからだ、とか、社会性のなさからだ、とか、自分への自信のなさからだ、という前提を基にしています。それが、教師がいじめっ子に友だちとの正しい接し方や問題解決能力を教えることで、いじめっ子は態度を改める、という前提へと繋がっているわけです。

けれど、いじめは人間にとって必然か、の記事で書いたように、いじめっ子が案外「人気者」であることが多いという点を思い出さなければなりません。


多くのいじめっ子は自分に自信があり、社会的に成功しています。
「心の理論」にも熟練しており、人の感情や考えを巧みに読み取ることができ、特にイライラしたりすることもなく(キレやすいこともなく)、学校成績も優秀で、自分をコントロールすることも上手にできるタイプが多いのです。


そうした生徒に、ソーシャルスキルや自信を育てるプログラムを与えても効果がないのは当然ですね。


ただ、一つはっきりさせておく必要があるのは、「心の理論」に熟練しているということが、必ずしも「相手の気持ちが分かる」ということではないということです。相手の感情を読み取ることが、「Empathy」=相手の感情を「感じる」ということと同じではないからです。

いじめをする男子には、共感性(感情移入)の反応が弱いという研究報告があります。

例えば、私達はテレビや映画で、誰かが切り刻まれる場面(例が酷いですが)を見た時、「痛い!」とか言って思わず目を背けてしまいますよね?それは、誰かが傷つけられているのを見ると、その人の痛みを感じてしまうからです。
けれど、自分ではない誰かの痛みを感じられないタイプの人(これは脳科学の分野になります)がいるわけです。


2007年の研究で、いじめっ子の80%~97%(いじめっ子を2つのタイプに分けていて、一つは純粋ないじめっ子で80%、もう一つは、いじめられることもあるいじめっ子で97%)の子どもが、共感性を持たない、または精神病理的な問題を示したという報告があります。「Sociopathy」とか「Psychopathy」と呼ばれる状態も含めてです。こうしたケースの場合、教師だけで全てを担うのは不可能です。


他にも、いじめをする生徒にみられる傾向として、

いじめの行為について聞かれると、自己中心的な道徳的理由付けをし、自分にたいしてポジティブな感情的反応を示すというものがあります。

例えば、
「(いじめの行為を)悪いと思わない、だってあれは冗談だったから」とか、
「He made me do it.」(いじめられた側が僕にそれをさせたんだよ、または、いじめっ子のリーダーが命令してきたから)とか、
「Just a bit of fun」(ちょっと楽しんでただけ)とか
「What I did isn't as bad as what others have done.」(僕がしたことは他のやつがやってたことに比べたらそれほど悪くないよ-いじめっ子の取り巻きによく見られる道徳的理由付け)とか。

こうした道徳的理由付けをする生徒は、人間全体に対する信用が低い傾向があります。人は一般的に正直で良い人が多い、とか、人は優しい、という考えを抱いていないのです。
逆に、自分の欲しいものを手に入れるために、時には誰かを傷つけなければならない、とか、誰かを騙さなければならない、という考えを持っている場合があります。


共感性の問題や、人に対する信用の低いケースでは、小さい頃から家庭で虐待を受けていたり、親同士の家庭内暴力を見て育っていたり、兄弟からいじめられていたり、母親から拒絶・拒否されていたり、親自身が問題解決の方法として暴力的になることを推奨している(子どもに教えている)場合があります。


そうした極端なケースではなくても、親のしつけに一貫性がない(ある時には許したことが、次の時にひどく罰する、など)とか、子どもをコントロールする育て方をしている場合にも、こどもがいじめる側へまわることがあります。



では、どうしたらいじめる側へとまわることを防げるのでしょうか?


これは教育のみならず、心理的なサポートが大事になってきます。


まず、子どもの精神問題をスクリーニングすること。どのような道徳的理由付けをしているか、相手の痛みを感じられているか、などを注意深く観察します。できれば精神科の専門家によるチェックを行い、専門的なサポート(カウンセラーやセラピーなど)を与える。


そして、家族カウンセリングを受けることを勧める。家族全員でカウンセラーへ行き、家族全体で問題を改善していくわけですが、日本だと誰が家族カウンセリングを勧めるのか、家族全員がカウンセラーへ一緒に通うことを受け入れるのか、などなど壁もありそうな気がします…。
けれど、この方法はかなり効果的なようです。


子どもをコントロールする育て方(Authoritarian parenting)を改め、子ども自身に考えさせる育て方(Authoritative parenting)をするように勧める。
コントロールする育て方は、子どもが何も考えずにとにかく親に従っているだけの状態を作っているわけですが、子ども自身に考えさせる育て方は、なぜそれが駄目なのかルールの裏にある理由を伝え、自分で考えて行動させます。
子ども自信に考えさせる育て方を受けた子どもは、いじめをしないという報告があります。


そして、虐待や家庭内暴力を経験している子どもを早期に発見して守ること。


学校で出来るいじめ予防対策としては…、


ちょっと面白いので言えば、
いじめが始まった最初の10秒で誰かが止めに入る、というものがあります。

周りにいる友達でも、教師でもいいのですが、最初の10秒に誰かが止めに入ると、57%のイジメはその場で立ち消えになるという研究報告があります。(57%って微妙な数字ですが、それでも結構高いですよね。)
カジュアルに、「何してるの?」とか、「こっちにおいでよ。」などでもいいので、周りにいる子ども達がいじめに発展する空気を蹴散らす、という効果ですね。

これは、いじめをやめよう!と教えるよりは、もしこういう場面を見かけたらこうしよう、とBystanders(傍観者)に教える方が効果的かもしれないということですね。特に小学校で効果があったようです。

また、もし学校にいじめ予防のための新しいカリキュラムを導入する場合、いじめそのものについての是非を教えるよりは、道徳的理由付けを全般的に教えていく方法を検討した方がよいかもしれないという意見もあります。特に、傍観者を対象にした対策として効果があるかもしれない、ということですが、具体的にどのようなカリキュラムをどの程度、ということはまだ分かっていません。


最後に、これは学校でするには限界があると思いますが、いじめる側の子どもが、人に対する信頼を回復できるように、場面場面での相手の意図するところをポジティブに解釈するトレーニングを与えるのが効果的という報告もあります。
あの人がこうするのは僕を騙そうとしているから、とか、僕のことを嫌いだからそうする、とか、ネガティブに相手の行動の裏にある意図を勝手に湾曲して考えてしまうのを、実はそうではないということを教えていくわけです。幼いうちからこのトレーニングを与えると良さそうですが、これには専門家の力が必要かもしれません。


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2012年7月25日 (水)

高カロリーだけど美味しい…

いじめ問題に関する記事が続きましたが、ちょっと中休みをして…

超高カロリーだけど美味しいアメリカンフードをご紹介します。


アメリカ人(特に白人男性)がこよなく愛するもの、それはフライドポテト。


ポテト自体色々な料理で使われるアメリカンフードの王道?の一つですが、それを揚げたとなれば、間違あるわけない!のです。

(揚げ物はここ南部ではある意味スタンダードな食べ物で、とりあえず何でも揚げりゃ美味い、という冗談があるほどです。すしですら揚がってることが多々あります。チーズやアボカドを入れた巻き寿司にから揚げのような衣をつけて丸ごと揚げてたりします…。
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日本でフライドポテトと言えば、ファーストフード店のセットメニューとしてか、ファミレスのハンバーグのサイドくらいの食べ方しかなかったと思いますが、アメリカのフライドポテトは、色々アレンジ?というか上に色々ぶっ掛ける食べ方が存在しており、特にバーフードとして人気があります。(
実際ビールにとても合うんですよね…これが。


一番スタンダードなのは、チーズとカリカリに焼いたベーコンを砕いたものか、チリソースをかけたものです。
こんな感じ
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見るからに高カロリー!


カリフォルニアのサクラメント、Jack’s Urban Eatsからは「Urban Fry」というこんなアレンジも

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上にのっているのは、ブルーチーズ、チリソース、チリフレークだそうです。ブルーチーズが美味しそうです…。


カリフォルニアのC
hula Vistaにある「Lolita’s Taco Shop」では、Carne Asada Friesというメニューが…

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のっているのは、ホームメイドグァカモレ(アボカドをペースト状にしてみじん切りにした玉葱やトマトなどを入れてレモン汁や塩コショウで味付けをしたもの)、サワークリーム、carne asada(メキシカン風にグリルされたスライスビーフ)とCotijaチーズ。


オレゴンのポートランドにある「Kenny & Zuke’s」からはこれ。「Pastrami Cheese Fries」

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ホームメイドパストラミに溶けたスイスチーズがかかっています。美味しそうですが、だんだん見てるだけで胸焼け気味になってくる感じが…。



LAにある「Frysmith」からは、フライドポテトではなく、フライドさつまいもにこんなアレンジをしています。メニュー名は「Chicken Sweet Potato Fries 」(Sweet Potato=さつまいも)

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揚げたさつまいもの上に、油で炒めてからtomatillo-tamarind sauceで煮込んだチキン、溶けたチェダーチーズ、カシューナッツがのっています。
きっと美味しいのだろうと思いますが、連続でこういう画像を見てると、ちょっとうぅっときますね。


最後は気を取り直して、日本人も好きそうな、アジア風アレンジ。
シカゴにある「Del Seoul」から、その名も「キムチフライズ」

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ホームメイドキムチと玉葱、豚ばらを炒めたものと、小口切りにしたネギ、チェダーチーズとジャックチーズ、サワークリームがかかっています。
豚キムチとチーズ&フライ、と言う感じですね。これは絶対に美味しいと思います。


こういうのをビールを飲みながら食べていると、アメリカンな体形になっていくわけですね。


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2012年7月24日 (火)

いじめは人間にとって必然的な行為か?

「いじめ」は、子どもの成長過程においてよくあることで、子どもが子どもたる所以、というような見方をする人や場合がありますが、「いじめ」は人間にとって必然の現象なのでしょうか?


確かに、いじめは世界中で報告されています。
人間以外の動物にも見られます。


いじめを考える時、まず最初にはっきりさせておくべきなのは、いじめは単なる攻撃とは違うということです。


攻撃的な動物や人は、喧嘩っ早かったり、誰にでも食ってかかるということはあっても、必ずしもいじめっ子であるとは限りません。いじめは単なる攻撃性によるものではなく、自分より弱い者に、不必要に嫌がらせを繰り返す行為です。


いじめられた方は、大人になってからも不安、うつ、社会的孤立感を感じ、そのストレスから身体的な病に罹りやすい、という研究報告もあります。

いじめる方も、後に情緒障害、社会的孤立、そして精神病を発症する確立が高くなるという研究報告があります。


よくいじめる側が口にする「いじめられる側にも問題がある」という言葉ですが(自分を正当化するための防衛反応でもありますが)、問題があるからといって必ずしも「いじめなければならない」ということはありません。



いじめは人間社会にとって必然的な行為なのでしょうか?

 


いじめを生物学的に長期に渡って調査した面白い研究があります。

研究対象者は人間ではなく、サバンナに住むバブーンです。サバンナ・ヒヒですね。

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バブーンは、力関係による階層に支配された社会を作って生活しています。
お互いに脅しあい、嫌がらせをし、傷つけあいながらコミュニティーを作っているのです。

バブーンの若い雄が大人になると、生まれ育った群れから離れて、新しい群れを自力で探すことになります。

上手く新しい群れに加わることができると、最初は最下層の立ち居地に入れられるのですが、向上心のある雄は、そこから這い上がっていくわけです。


どう這い上がるのか?

それは生まれ持った喧嘩の能力や、群れに加わってからの長さ、他の雄と連携する能力などによるのですが、

大事なポイントは、バブーンは自分より低い立ち居地にいるものを脅し傷つけることで自分の立ち居地を示す動物だ、ということです。

これはオスに限らずメスにもあてはまります。メスは、血縁関係による階層社会を作り、高い地位にいるメスは弱いメスを脅し、傷つけます。そして、低い地位にいる弱いメスは、ストレスで排卵が止まったり、流産してしまったりするのです。


このことは、いじめが必然で、私達の遺伝子にプログラムされているということを意味するのでしょうか?


答えはノーです。


バブーンが、必ずしも力関係を顕示しながら生きる必要があるわけではないということを、30年以上に渡るスタンフォード大学のSapolsky教授らによる研究が報告しています。


この研究チームは、ケニヤのサバンナに住むバブーンの群れを1978年から追跡調査しているのですが、その群れが、1980年に入ってから観光客のサファリロッジの近くへ移動し、ロッジのゴミを食べるようになっていきます。

ただ、群れの中でゴミを食べられたのは、攻撃的で階層の上にいる雄ばかりでした。立ち居地の低いオスはゴミにありつけずにいたわけです。


すると、1983年に入り、そのゴミに含まれていた結核菌が、ゴミを食べたオスへと感染し、高い地位にいる雄がほぼ全滅してしまったのです。


そうなると、群れに残った少しの雄は、全て協力的でおとなしいタイプの者ばかりになります。


そこからこの群れの社会の仕組みが一変するのです。

残ったオスのなかで高い地位になった雄も、弱いものを脅したり傷つけることはなくなりました。(もともとそういうタイプだったので、そのまま優しさを保持したわけです)

群れ全体に友好的で協力的な行動が多く見られるようになり、メスも以前よりリラックスして脅しあいをしなくなっていきます。


そしてとても興味深いのは、その社会の仕組みがそのまま定着したことです。


新しい若い雄が別の群れからやって来て加わっても、協力的で友好的な社会のあり方に馴染んでいったわけです。(この研究論文は2004年に発表されているので、1983年以来ずっとそれが定着しているということですね)


余談ですが、人間の進化も、弱い雄がメスを得るために、攻撃性を示すのではなく、食べ物をプレゼントしたり、友好的で協力的な態度をメスに示したり、弱い雄同士で協力しあったりすることで進んでいった、という説を以前読んだことがあります。


もちろん、人間はバブーンではありませんので、人間のするいじめは、バブーンのそれよりもこんがらがっているのも事実ですが、バブーンの例から人間が学ぶことはあると思います。


まず、バブーンにとってさえも、いじめは必然ではないということ。

そして、いじめは社会的地位や優位性を示すために使われることがあるということ。


実際、中学校の生徒の、学校での立ち居地が上がってくると(人気者になってくると)、攻撃的な態度を取りやすくなる傾向があるという研究報告もあります。


また、いじめがステージアクトのような要素を持ち、他の生徒の見てる前でわざとショウのような感覚でイジメをするのも、"Coolest"Kids(学校やクラスで一番クールな子どもたち)に見られる傾向があるようです。


いじめられる側よりいじめる側の方が、尊敬されたり好かれることを気にしているという研究報告もあります。


これらを総合して考えると、いじめの動機が何であれ、いじめる側の立ち居地の高さが、学校でイジメを予防する際に大事なポイントの一つになるように思われます。

カリフォルニア大学のJuvoen教授が指摘しているように、いじめが"Cool"な(いけてる)こととして見られている場合では、いじめが助長される傾向にあります。


協力的で友好的なバブーンが高い地位を得ることになっても、その態度を変えなかったように、人間も、もう少し"Laid-back"(=くつろいだ、ゆったりと構えた)社会を作ることはできるはずだと思います。


いじめを考える時には、いじめられている側をサポートしつつ、いじめる側のことも理解しなければなりませんが、一体彼らは何をしているのか、なぜするのか、いじめをしない子とどう違うのか、そして、いじめをする側に回らずに済む様な予防的サポートにはどんな方法があるのかについて、また色々な研究を基に、次に(時間のある時に)書いてみたいと思います。

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中学校にいじめスペシャリストの配置

日本では、大津市のいじめ問題に関わって、大阪府教育委員会がいじめの加害生徒の出席停止を適用していく、というニュースがありました。


丁度、大津市のいじめ問題の報道が頻繁に行われている頃、7月14日付けの障害児学会からのメールニュースに、ニューハンプシャー州のRochester中学校で、いじめのスペシャリストを雇ったという報告がありました。

いじめのスペシャリスト、正式名称は「生徒の安全と生徒の行動サポートのスペシャリスト」というようですが、こうしたスペシャリストを雇う例はまだ新しく、革新的な取り組みとして注目されています。

スペシャリストは、中立な立場の人として学校に常駐し、生徒、学校のスタッフ、教師、親、近所の人、誰でもが、"青の報告書"にいじめの報告を書いて提出して良いことになっています。

スペシャリストが関わる対象となるイジメは、学校内のものだけではなく、スクールバスの中、バス停、家からバス停の間、そしてサイバーブリー(ネットでのいじめ)にまで及びます。

まだ雇われたばかりのスペシャリストですが、まずは1日約2通ずつ入ってくる"青の報告書"に書かれたケースを一つずつ全て調査しているそうです。生徒、親、教師などに個別にインタビューを行い、特に深刻なケースや常習化しているケースは、"レッドゾーン"に振り分け、一人ひとりの生徒に家族も参加させての「プラン」作成を行います。

この「プラン」には、"Positive Behavioral Interventions and Supports (PBIS)"(ポジティブな行動の介入とサポート)という、アメリカ全体でここ5年の間に浸透しているプログラムも合わせて活用され、PBISチームが生徒の行動をどう変化していけるかを、生徒も含めて個別の計画を作って実施する、という方法が適用されているのです。

もし、いじめのケースが暴力的になってきたら、加害生徒を5日~10日通学停止にする、とも書かれています。

ちなみに、アメリカでは、問題行動による通学停止が何度か続くと(そしてその問題行動が深刻な場合)、情緒行動障害児のための学校へ一時的に送られることがあります。(これは賛否両論あります。)この学校は、たいてい看護師や精神科医と協力提携しており、カウンセラーも込みで、個別の指導計画を基に、社会適応を目指した教育を与え、できるだけ早く一般校へ戻すようにしています。
こういう学校へ何度も教育実習生の監督へ行きましたが、授業の教え方(問題行動が出ないような工夫をしている)、問題行動への指導の仕方などがとっても上手な先生が多く、生徒も一見すると問題行動など何もないように見えます。
が、一般校へ戻るとまた問題がぶり返して、この学校へ戻ってきたりするので…、一般校の先生の力不足だけではなく、一般校との連携の必要と総括的なサポートの必要性も示しているかもしれません。


話を戻して、このスペシャリストの取り組み、まだ始めたばかりと言う事もありますが、目に見えて効果的ということは無いようで、保護者の中には不安や不満を漏らす人も多いようです。

学校全体の風潮や「空気」を変えるには1年ほどかかるので、来年の報告でもう少し詳しく分かると思いますが…。


ところで余談ですが、アメリカの中学校や高校では、銃を腰にさした制服姿の警官が常駐しているのをよく見かけます。たいてい学校の正面玄関の前に警察の車が停まっていて、「ここに警官が常駐しています」と知らせています。

これは、コロンバイン高校の銃乱射事件以降に広がったシステムですが、田舎の平和な学校だと、警官もあまり出る幕がなく、廊下を行ったり来たりしているだけで暇?なので、先に述べたPBISプログラムに積極的に関わるケースもあったりします。

廊下でイジメを見かけると警官が止めに入ったり、生徒のよき相談相手になっていたりするんですね。(これはオフィシャルな仕事ではないので、公にはしていないと思いますが…。)たいてい警官は体格の良い若い男性で、そこにいるだけで存在感があるので、教師の言う事は聞かない場合でも、警官の言う事には従うという思春期の生徒の心理には不思議と合っていたりします…。



いじめに関しては色々研究があるので、また別の記事でもう少し書いてみようと思います。



Bully2

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2012年7月23日 (月)

道路にまつわるFunPhotos

年度初めが近づいてきて、忙しくなってきています…coldsweats02

 
そんな風に忙しい時は、くだらない写真を見ると良いです(たぶん)。


今日は、道路からの景色の画像をここに。




"Problem with Electronic Billboard" (電子掲示板の問題点)



Problemwithelectronicbillboard
何かのアップデートをインストールするように勧める画面が出ています…。

広告主にとっては迷惑ですね。




同じく看板で、こちらは遊び心のある看板。


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洗車屋さんの看板です。

"All employees trained by Mr. Miyagi."と書いてあります。
「従業員全員がMr.ミヤギに訓練されてます」という意味ですが、これはベストキッドのMr.ミヤギという空手マスターにかけているんですね…。

ちょっと洗ってもらいたいかも…。





壁画?

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カンザスシティーの素敵な図書館


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(道路からの写真じゃないですが…、図書館好きの私にはたまらない図書館です。)


正面から見ると



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絶対に追い越し禁止


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今年の夏はドコに行く?海外ツアー・旅行ならJTB!

2012年7月21日 (土)

「銃」と「身を守る」のキーワードで考えたこと

銃乱射事件についての記事を書いてからも、そのことを考えずにはいられずに1日を過ごしました。

本当に被害にあわれた方のことを思うと胸が痛みます。

ところで、少し話しはずれるのですが、「銃」と「身を守る」のキーワードで、最近時々考えていたことがあります。

少し前の話ですが、フロリダ州サンフォードで17歳の黒人少年が射殺された事件がありました。トレイボン・マーティン事件です。

銃を撃ったのは自警団の男性で、パーカーのフードを被り親戚の家へと歩いて向かっていたマーティンの「行動が怪しい」ということで、警察に連絡を入れたところ、何もしないように指示をされたのにも関わらず、マーティンの後を付け、(この間に二人の間でどんなやり取りがあったのかが、裁判の争点にもなっていますが)武器も持たず、何も悪いこともしていなかったマーティン少年を「自己防衛」のため射殺するに至った事件です。

これはアメリカを揺るがす人種差別議論へと発展していったことでも有名です。

この事件の後、ラジオやTV番組などで、見えない人種差別の壁について議論する番組が続きました。

人は誰でも、生まれ育った環境によって作られたバイアス(偏った見方)を持っているのは自然なことで、それを取り除くことは不可能だと言われています。無意識にイメージとなって染み付いているため、取り除こうにも見落としてしまうというのです。なので、バイアスの無い状態を目指すのではなく、自分のバイアスに気付いている状態を目指そう、というのがアメリカで人種差別について語るときの前提となっています。

マーティン少年の事件後、ラジオ番組での討論を聞きながら、私も自分自身のバイアスについて考えることが多くなりました。

私の場合、アフリカに住んでいた経験も手伝って、黒人に対して持っているイメージは、どちらかと言えば陽気なアフリカ人寄りで、犯罪者としてのイメージはありませんでした。アメリカに来てからも、白人と黒人を分けて考える傾向もなかったと思います。(ここ南部は黒人人口が多く、友人にも黒人が結構いますし、全く区別する対象としてありませんでした。むしろ最初の頃は、人種ではなく日本人とアメリカ人と言った風に区別していたと思います。)

ところが、以前、ほきほきなポテトの記事でもチラッと書きましたが、家の目の前で銃を持った強盗に襲われた時の襲ってきた相手が、黒人男性だった、というこのたった1度の経験で、私の中で、黒人男性に対する警戒心が芽生えてしまったのです。(これが人種差別の怖いところです…。)
日本で同じことがあったなら、人種でくくらず(きっと相手も日本人だろうから)、他の特徴で括っていたはずだと思います。眼鏡を掛けた男、とか、背の高い男、など。

それが、人種という一番目に付きやすい違いが、一番目のカテゴリーとして頭にインプットされてしまうわけです。

それでも一応、黒人男性と一括りにするというよりは、その中でも区別はしていて、身なりの良い黒人男性(博士課程にいる友人や教授、銀行員、など)に対しては警戒心は抱きません。いかにもザ・犯罪者風の身なりをした黒人男性に限って警戒心が勝手に沸き起こってしまうのです。


その警戒心について考えさせられる事件が、
一番仲の良い友人の住むアパートの前で、マーティン少年の事件後すぐに起こりました。


そのアパートのコミュニティーは、整備されていて治安も悪くなさそうに見えるのですが、その周りにあるコミュニティーの治安が悪く、アパートのコミュニティー内でも連日昼夜を問わず押し込み強盗、車上嵐、強盗、などありとあらゆる事件が起きているところでした。

なので、その友人の家に遊びに行く場合必ず、帰る時に友人とその飼い犬(雄のボクサー犬
dog←私の大親友)に車まで送ってもらうようにしていました。(私が車で去るのと同時に友人は家へとかけて入る、という感じです。)

その日もいつものようについつい話が長くなり、気がついたら夜10時前になっていました。(これはこの辺りでいう"危険な時間帯"に突入しています。)

友人とボクサー犬に送ってもらって車の前まで来て、ちょっとだけ友人と一緒にしている研究について話をしていた時、駐車場の向こう側で人影がスッと動きました。(こういうのに私は非常に敏感で、すぐに走って逃げる態勢に…。でもこの時点で友人は気付いていません。)

その人影が足早にこちらへと向かって来たかと思うと同時に、ボクサー犬が歯を剥き出して、ものすごい剣幕で吠え始めました。(友人は常日頃から、このボクサー犬は良い人間と悪い人間を嗅ぎ分けられる、と自慢していて、いつもはとっても穏やかな性格なのに、悪い人間にだけは吠える、と言っていたのを思い出し、これはただ事じゃない!と瞬時に思ってしまいました。)

近づいてきた男性は、若者風の格好(ジーンズにTシャツ、金色のネックレス)をした黒人でした。
こちらに突き出した手に何かシルバーの光るものを握っているのが見えます。私達に向かって何か言っているのですが、ボクサー犬の吠え方が尋常じゃないのと、頭の中がまっ白で聞き取りにくく、私の場合は完全に脳が英語をシャットダウンしていて、単語・単語がバラバラと入ってくる感じになっていました。

それで「ここに車を…」「Give me...」と言っている部分だけを聞いて、車やお金を盗むつもり?車の鍵を手に持っていたのを見られたんだ!と思ったりしていました。それで妙に冷静に、「また強盗だよ…こういう状況にこんな短いスパンで2度も会う人ってどれくらいの割合でいるんだろう…」とか考えたりもしていました。

この時点で、アメリカの平和な田舎育ちの友人の方が(私よりもずっと年配なのに)、尻込みしてしまっていて、私は男と2メートルほど離れたところに立っていたのですが、友人は更に私の後ろに2メートルほど離れたところまで後ずさりしていました…。

少し我に返った友人が「Excuse me, but I don't understand what you're saying.」(すみませんが、何を言っているのか分かりません)と言ったのが聞こえて、そこから耳栓が外れたように英語が入ってくるようになりました。

それでよくよく聞いてみると、「恐がらせるつもりはないんだよ、ごめんね。大丈夫、手に持ってるのは携帯だから。」とか「友達がここに来るのに道に迷ってて、助けてくれない?今その友だちと電話で繋がってるんだけど。」と言ってるのが分かり、それでよく見てみると、手に持っていたのは銃ではなく確かに携帯電話…
mobilephone

「あー、なんだー、こっちこそびっくりしすぎてごめん」と言いながら近づいていき、電話を取ってみると、実際に道に迷っているその男の友人が出ました。

友人はこの時まだ頭がまっ白で、言葉が何も頭に入らず、私が堂々と恐がらずに接しているように見えたので、すごく勇気のある人だーと恐れ入ったそうです。

結局、道を教えてあげると、それを聞きながらやってきた友人の車に乗って、その男性は去ったのですが…、

友人が後で言うには、この状態自体がちょっと怪しい、もしここに住んでる人なら道を知らないわけないし、一体彼はここで何をしていたのか、と怪しんでいました。(私は道を教えている間も、もしその友人が来た途端にグルになって銃で襲ってきたらどうしよう…ということが脳を掠めましたが…。男もその友人もちょっとハイになってる口調だったので、100%信じられる気がしなかったんですよね。)

その男性が車に乗って去る前に、「妙に警戒してしまったことで気を悪くしないでね。実は以前黒人男性に襲われたことがあって、それでトラウマになってるものだから。」と正直に謝ると、「こちらこそ驚かせて悪かった。ごめんね。」と何度も謝っていました。

その日の帰り道、まだドキドキしながら、もしあの男性が、アジア人だったら、白人だったら、私達はあそこまでパニックになっただろうか?と言う疑問が頭から離れませんでした。(後日、友人も同じことを思っていたそうで、二人でしばらくそのことで議論したほどです。)


そして、それから数週間後、再び私のバイアスが試される時が来るのです。

その時は昼間で、車通りの少ない裏道と車どおりの多い主要道路とのT字路になっているところで、車に一人で乗っていた私が、車どおりの少ない裏道から出てきて、右折しようとしたところでした。

右側から、背の高い黒人の若者が二人歩いて来たので(この辺りで道を歩いている人じたい珍しいのですが)、右折できそうな間はあったのですが、歩行者優先~と思い、停まりました。

一人は肩の下まであるドレッドヘアにずり下げズボンとTシャツ、もう一人もアフロをドレッドにしてつんつんと立たせているようなヘアスタイルにずり下げズボン姿でした。

二人が車の前を横切ったかと思うと、一人が急に立ち止まり、ちょっとちょっと、と指で窓を開けるように言ってきました。

この時、反射的に車の鍵を閉める私…。

そして、一瞬、そのまま逃げてしまおうとアクセルを踏もうか迷いました…。

が、その一瞬の間に、なぜか海援隊の「信じ~られぬと~疑う~よりも~人を~信じて~傷つく~方がいい~♪」という贈る言葉の一説が頭をよぎり…(本当ですsweat02

窓を開けることにしました。

すると、ドレッドのお兄さんが、「この辺にある一番近いバス停はどこ?」と軽い調子で聞いてきたので、拍子抜けしまくりながらも、ちゃんと一番近いバス停までの道を教えてあげました。お兄さんは「ありがとう~」とカジュアルに言って、去っていきました。

どんなことがあっても生きたい(少なくとも今はまだ)、という前提があるので、信じて傷ついている場合じゃないのですが(その傷つきが物理的ならなお更)、こうしたより多くのポジティブな経験の積み重ねが、たった一度のネガティブな経験を乗り越えるのを助けてくれるはずと信じて、これからも出来る限り身を守りながらも信じてみよう、と思っています。

あと、この2つの件で思ったのは、相手の目を見た時の「この人は大丈夫そう。」という最初の直感は正しいのかもしれないということです。

本当に最初の一瞬にある直感です。


Gardenpark 記事とは無関係ですが、私の超旧式携帯で撮影した近所の公園の写真です。


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コロラドの映画館で銃乱射事件-続き

先ほどのコロラドの映画館での銃乱射事件の記事を書いた時には、私も動揺していて、ビデオを貼り付けて、即座にアップしてしまいましたが、ビデオのインタビューに答えている人が、一体何を言っているのかを書くのを忘れてしまいました。

もう一度ここに同じビデオを貼ります。



この男性が話していることをざっとかいつまんで訳します。


「映画が始まって15分か20分が経ったころでした。アクションシーンの最中で銃の発射音がスクリーンからなっていたのでは、と噂する人がいるみたいですが、そんなことはありません。普通のシーンで、普通の静かな会話のシーンでした。

その会話のシーンの途中で、スクリーンの右側にある非常口の明るいサインのついたドアが開いて、何かが中に舞って来て、座っている人のところに当たりました。

最初、私達はそれがショーの一部だと思ったのです。バッドマンのプレミアの初日で、そういう仕掛けがあるのかな、と。で、その何か舞ったものから煙が立ち込め始めて、おかしな臭いがしてきたのです。」

CNNリポーター「それはあなたの座っていたところから何列くらい離れていましたか?」

「3~4列下でした。それから数秒後、バンバンと花火の打ちあがるような音が聞こえました。その時も私は、それがショーの一部かな、と思っていました。それとも、何かドッキリショーかなと思っていたのです。私の隣に座っていた男性が実際に撃たれるまでは。」

CNNリポーター「あなたのすぐ隣にいた男性ですか?」

「すぐ隣の男性です。」

CNNリポーター「その男性は二人の娘といたといっていましたね?」

「はい。彼は二人の娘を連れてきていました。ショーかと思ってみていたら、男性が撃たれて、右肩の辺りに血が広がっていて、それはもうただクレイジーで、私は何をどうしたらいいのか分からず、ただ隣に座っていた妹をつかんで、地面に伏せさせ、椅子の下に隠れるようにして…、乱射していた男は誰かを狙っているのではなく、とにかく誰かれ構わずできるだけ多くの人を撃っている感じでした。」

CNNリポーター「その男は何か言っていましたか?」

「何も言っていませんでした。黙ってただ撃っていました。皆は椅子を飛び越して逃げ惑っていました。とにかく命だけは守ろうと必死でした。」

CNNリポーター「映画はその間も上映され続けていたのですか?」

「(少し苦笑して)映画が上映されていたかどうか覚えていません。覚えているのは、床に這いつくばって、自分をカバーしながら、あの男がどこへ行ったか見ようとして、催涙弾が目に入って涙が出て、喉は変な感じだし、鼻血が出ているような気がして、息をするのが大変だったので、とにかく下を向いて、妹に向かって前へ進め、と後ろから押して前へ進むようにと…、他の人が私の上を這って行ったり、席の上から跳び越して行ったり、皆逃げるのに必死でした。

犯人の男は、多分1分か2分銃を乱射した後、乱射を辞めました。弾が切れたのだろうと思います。乱射を辞めて、スクリーンから離れるように上へ向かって何もなかったかのようにただカジュアルに歩き始めました。

彼の周りにいる人はみんなまだ叫びながら逃げようと必死で…、男が発射をやめたので私は立ち上がって逃げようとすると、人に押されて、階段のところに年配の女性が血まみれで倒れているのが見えました。座席のところには、頭を伏せて倒れている人や、腕を広げて倒れている人がいて、みんなその上を逃げ惑っていて、そこら中が血まみれでした。」




この目撃者の方の、バーっと吐き出すような話し方から、その時の興奮がまだ収まっていないのが分かります…。

私も訳しながら、その恐怖が伝わり手が震えてきました…。

大事なことを書き忘れていましたが、犯人の男はその場で逮捕されています。
詳しい動機などはまだ不明です。


犯人はAurora在住の24歳の男性だそうです。
CNNサイトに上げられていた写真。

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ジェームズ・ホームズというこの男性、コロラド大学の医学部の生徒でした。(事件の前に退学の申請をしていた、と大学の事務員は話しているそうです)

ニューロサイエンスプログラムの博士課程にいたとも書かれています。

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コロラドの映画館で銃乱射事件

7月20日、金曜日、コロラドのAuroraにある映画館で、バッドマンシリーズの最新作の初日プレミア上映中に、男が乱入し銃を乱射する事件が起きました。


12人が死亡し、38人が怪我を負ったそうです…。
被害者の中には3ヶ月の赤ん坊もいたとか…。


CNNサイトから、その場に居合わせた人をインタビューした動画をここに。




その場に居合わせた人、被害に合われた人のことを思うと胸が痛みます。

誰かが突然目の前に現れ自分の命を奪おうとする、という経験は、自分の世界の根本を揺るがす大事件で、その恐怖はしばらくの間、心の中に居座り続けることになります。

いつも思うのですが、アメリカでは、銃の所持は憲法で守られている権利ですが、自己防衛の理由で銃が発射されるよりも、もっと多くの銃が、罪のない善良な市民に向けられて発射されている現状がありますよね…。

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2012年7月20日 (金)

利他主義な人と利己主義な人は脳に違いがある?

スイスのチューリッヒ大学の研究から。


この研究では
Dr. Ernst FehrDr. Yosuke Morishimaらの研究チームが、30人の健康な大人に、知らない誰かとお金を分けるように指示を出しました。そして実験参加者の中で、利他的にお金を分けた人と、知らない相手にはお金を分けようとしなかった人のグループとに分けて、脳のMRIを撮り分析したのです。


その結果、利他主義の人の脳では、側頭頭頂接合部(頭頂葉と側頭葉の間にある領域)に、利己主義の人よりも高い割合の灰白質がみられました。


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側頭頭頂接合部は、「心の理論」や、モラルに関わる意思決定をすることに関わりのある領域として知られています。


この研究結果を受けて、自分勝手や利己主義が脳に由来しているとしたら、それは変えようがないのでは?と思わないで欲しいと
Dr.  Fehrは言っています。


利他主義的な思考傾向は、社会的に教えられて身につく部分があるからです。具体的にどのような訓練が脳の
側頭頭頂接合部に働くかについては、更なる研究が必要ですが、例えば親が子どもに、「他の人のことを考えなさい。」とか「他の人にも分けてあげるのよ。」と言う様なことでも効果があるはずだ、ということです。(これは日本人が本来得意な分野ですね。)


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2012年7月19日 (木)

世界の名景-インドネシア

インドネシアから絶景写真です。(ナショナルジオグラフィックのサイトからハンドピックしました)




Bromo-Tengger-Semeru 国立公園

Bromotenggersemerunationalparkeastj (写真をクリックすると拡大します)



ユネスコの世界遺産にも登録されているボロブドゥール遺跡の朝。

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(写真をクリックすると拡大します)

アジアの神秘的な空気がよく収まっている1枚ですよね…。素敵です。



Situ gunung 湖

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(写真をクリックすると拡大します)


インドネシア、一度は行きたい場所のひとつです。

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2012年7月18日 (水)

観ているとだんだん楽しくなってくるビデオ

再び、ジミーファロンのLateNightからビデオです…。

タイトルは 
'Call Me Maybe' with Classroom Instruments

これは収録前のバックステージで、ジミーファロンとThe Rootsのメンバーが小学校で使う楽器を演奏し、Carly Rae Jepsen(カーリー・ラエ・ジェプセン)本人が"Call me maybe"を歌ったものです。LateNight with Jimmy Fallonのサイトにアップされていました。


Carly本人もとっても楽しそうですし(生歌でも歌が上手だということが分かりますね)、ジミー・ファロンとThe Rootsのメンバーも演奏が進むにつれてすごく楽しそうで、最初は何気なく観ていたのですが、終わる頃にはいつの間にか私まで楽しくなってきました。顔が自然に笑けてきます。


ジミー・ファロンもハモリを入れていますが、途中から入るThe Rootsのコーラスのクオリティが高くて、びっくりします。さすがですね…。


そういうわけで楽しい気分のお裾分けです~。
(いつのもように、再生ボタンを押すと短いCMが流れてから本編になります。)

このCMがいかにもアメリカ風のCMですが、日本から再生してもそうなのでしょうか?ちょっと気になりました。

*追記:2分35秒頃に、Carlyが「バット、バット、バット…」と一人エコーをかけている辺りで、一番左端にいるアフロの男性が、リコーダーを吹くはずが、リコーダーの上下を間違えて吹き逃しているところに注目です。それを見たThe Rootsのメンバー達にゲラが入って笑いを必死でこらえています。

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心温まるニュース

6000本のオークの木を使ったラブレター


と言っても、大量に紙を使用したラブレターではなく、文字通り6000本のオークの木を使って「描かれた」ラブレターの話です。イギリスから届いたグッドニュースです。


このラブレター、サテライトからも見えるのだそうです。


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このラブレターを偶然見つけた熱気球飛行士のAndy Collet氏はこう話しています。


"I have my own balloon and am quite a regular flyer -- but this was the most amazing sight I have ever seen from the sky…, 
It was a perfect heart hidden away from view - you would not know it was there... You can just imagine the love story."

「私は自分の気球を持っていて、しょっちゅう飛んでいるのですが…、これは今まで空から見た景色の中で一番素晴らしいものでした…、それは見えないように隠された完璧なハートだったのです。(空から見なければ)そこにあったことを知らなかったでしょう。ラブストーリーが想像できますよね。」


このラブレターを制作したのは、70歳になる農夫のWinston Howes氏。33年間連れ添った妻に突然先立たれたHowes氏が、オークツリーを植えたのは17年前。奥さんのことを思い出す場所を作りたい、と急に思い立ち、自分のファームハウスの横に6000本のオークツリーを植えたそうですが、地上からはそこにハートがあることは分からず、Collet氏が見つけて写真に収めるまで、長い間家族だけの秘密の場所になっていました。


ハートマークの下の先っぽ?は、奥様の生家の方角を指しているそうです。
ハートマークの中には椅子が置かれ、そこから奥様の生家のある丘を見上げることができるようになっているのです。また、ハートマークの中にはラッパスイセンが植えられているので、春にはとっても美しくなる、とHowes氏は新聞紙(The Telegraph)のインタビューに答えています。


"I sometimes go down there, just to sit and think about things. It is a lovely and lasting tribute to her which will be here for years."

「時々、座って色々考え事をするためにあそこへ行くんです。それはこの先何年もここにあるラブリーで永久的な彼女への(賛辞を込めた)贈り物です。」

とHowes氏は話しています。


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1960年の二人。この2年後に結婚しました。

1960

奥様が心不全で亡くなられる前の年の二人。1994年です。

1994


とってもラブリーで心の温まるニュースです。

悲しいニュースや残虐なニュースの中に、こういうニュースがあると、少しホッとしますよね。

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自閉症と睡眠障害-眠りを助ける方法

(* この記事は、バンダービルト大学の睡眠障害センターで障害児の睡眠障害について研究されているBeth Malow準教授の研究を元に書きますが、様々な過去の研究も含まれてます)


自閉症を持つお子さんの多くが、睡眠障害を抱えています。

特に乳幼児の頃の睡眠障害に悩まされる親御さんは多くいます。

自閉症を持つお子さんや赤ん坊に見られる睡眠障害の主な例は

 
- 寝つきが悪い(夜遅くまで寝ない)
- 睡眠時間が不規則
- 眠りの質が低い(しっかりと寝ていない、よく目が覚める)
- 朝早く起きる(朝早く起きて歩き回る)

 
などです。


睡眠不足は親御さんを精神的に追い詰めていきますし(親御さんの脳が休まらずストレスになる→昼間の活動に影響を及ぼす[イライラ、疲れ、マイナス思考など]→ただでさ大変な子育てがますます辛くなる→自己嫌悪に陥る、などなど…)、睡眠時間の確保は、家族の生活の質を全体に下げてしまいます。
子どもために、自分を犠牲にしてまで頑張ってしまいがちになりますが、家族が元気であることは、子どものためにも一番大事な土台となるので、家族も休まなければなりません。


もちろん子どもにとっても睡眠時間の確保は大事で、自閉症のお子さんの睡眠の質が改善されると、情緒の安定、不安の減少、興味の拡大などが見られた、という研究報告もあります。


ところで、
随分前には、乳幼児の睡眠障害が自閉症を引き起こす、というようなことを言う人もいたようですが、これは逆です。
正しくは、自閉症があるから睡眠障害がある、と言うべきです。


では、なぜ自閉症があると睡眠障害を引き起こすのか?


これには一つの答えが出ているわけではなく、いくつかの原因や推論が挙げられています。
これは、自閉症と言っても千差万別で、色々な性格の人が存在するのと同じで、自閉症の人でもそれぞれ違うからです。


睡眠障害のいくつかの理由


自閉症を持つ人の睡眠障害の原因として以下のことが挙げられます。


- 睡眠リズムを助けるメラトニンや興奮を抑えるセロトニンを作るトリプトファンというアミノ酸の過多、または過少が自閉症を持つお子さんに見られること。いくつかの研究では、自閉症のあるお子さんは、昼間にメラトニンが分泌されて眠くなり、夜にはメラトニンが低くなって目が覚める、という報告をしています。


- 外からの刺激に敏感であること。自閉症のお子さんの中には、触覚、視覚、音などを敏感に感じる人が多く、布団の中で身体が落ち着かずもぞもぞとしたり、少しの光や音に反応して目覚めてしまうことがあります。


- 社会的合図が読み取りにくいこと。自閉症のお子さんの中には、社会的合図を読み取るのが苦手な子がいます。例えば、夜になると、親御さんが布団を敷き始めたり、寝巻きに着替えたりするのを見て、「あぁ、もう寝る時間か」と思う、というようなことが難しいのです。


- 不安。自閉症のお子さんが他の子と比べると、不安を強く感じやすいことが報告されていますが、これが眠りを妨げているかもしれない、という推論もあります。


- 閉塞性睡眠時無呼吸症候群や、Periodic limb movement disorder (定期的に手足が勝手に動いてしまう症状)などを持っている場合もあります。


眠りを助けるには


自閉症のお子さんの眠りを助ける方法は、いくつか研究で報告されています。


まず行動療法の側面から:

Malow準教授は薬療法の前に行動療法をすることを勧めています。その理由として、薬の副作用がでる場合があること、副作用が出ても本人が伝えられず、発見まで遅れる可能性があること、それから行動療法に成功した場合、家族に自信が付くことを挙げています。


行動療法のいくつかの例がこちら。


- 毎日同じ時間にベッドに寝かせる。(体内リズムを助ける)


- ベッドタイムルーチン(就寝前の日課・いつも決まった順番ですること)を作る。こうすることで、その日課が始まると、ああこれから寝るんだ、と理解するのを助ける、ということです。これは20~30分の日課でいいようです。例えば、本を読む、優しく背中をマッサージする、子どもの落ち着くソフトな音楽をかける、など。


もし、子どもが視覚優位な場合、視覚的にベッドタイムの日課を提示するのも効果があるかもしれません。

例)

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ただ、自閉症の人が誰でも視覚優位というわけではないので、言葉で伝えた方が伝わる場合や、実際に行動して経験から学んでいく場合もありますので、そのお子さんに一番合った方法で伝えてください。


- 就寝時間の1時間前から興奮を与える刺激を避ける。TVやパソコン、ゲームを消す。カフェインの入った飲み物や、甘いものを控えるなど。


- 日中に十分身体を動かす。昼寝を長く取らないようにする。


- 寝室の環境を再度チェックしてみる。例えば、ドアは開けっぱなしにしてた方が逆に良い?とか、小さな弱い光があった方が良い?など。場合によっては、遮光カーテンが良かったり、ドアの金具に油を差してドアの開閉時になるギギーという音をなくす、など小さな変化がキーポイントになる場合もあります。


- ロッキングチェアメゾットを使う。これは、まず子どもに自分一人で横になってもらう。親は部屋を出ずに一緒にいますが、子どもに背を向けてロッキングチェアに座っているだけ。毎晩、ロッキングチェアをドアに近づけていき、最後にはドアの外に出す、というものです。


少し大きくなって、物事の因果関係が分かるようになってくると、夜ベッドに入って眠った次の朝に、モーニングステッカー (ご褒美のシールをあげる→それをシールノートに貼り、いくつ集めると、○○がもらえる)など、動機付けをするのもひとつのやり方として挙げられています。


他に、National Autism Resourcesがサイト内で販売もしているグッズ関係を使うのも一つの方法として挙げられています。


例えば、 

- 重いブランケットを使う。

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Autism Resourcesのサイトでは結構な高額で売られていますが(日本から購入可能かどうか不明)、友人は乾燥豆を入れて手作りしていました。


この写真のように、ブランケットを重ねて重みを持たせるのも手かもしれません。

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- 眠り亀など、光や音の出るグッズを使う。

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これは、亀の甲羅にしかけがあり、天井に水の底から見える光を再現するもので、光の強さも調節可能です。海の波の音もつけることができます(光だけの再生も可能)。これも、Autism Resourcesからですが、アメリカのアマゾンサイトでも販売していました。


最後の手段としてMalow準教授は、薬療法を勧めています。行動療法や他の方法で上手く行かなかった場合に、メラトニンセラピー(薬療法)や、不安が強い場合には鎮静剤療法など、医師と相談の上で使用した場合の効果が報告されています。

**メラトニン療法に関して、AutismSpeaksから発行されたガイドブックを基に、2016年6月に記事を書きましたので、そちらも参考にしてみてください。

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2012年7月16日 (月)

世界で最も有名な日本人の一人

あのオノ・ヨーコさんが、Jimmy Fallonの番組に息子と一緒に出演していました。

ジミーファロンと言えば、以前にうちの旦那さんに似ていると書いたあの人です。


コメディ番組ということもあって、オノ・ヨーコさんと息子のショーン・レノン(本名は、ショーン・タロー・オノ・レノン)は一応コメディ向けに、環境問題を啓発する歌を楽しく?歌っているのですが…、


オノ・ヨーコさんの動きがどうもキテレツに見えてしまって、不思議な気持ちになってしまいました。


まあ、“あの”ヨーコ・オノがここまでしちゃうのが面白いポイントなのかもしれないのですが…(日本で言うと、大御所のロック歌手がアホらしい替え歌を歌うみたいなノリ?)

Late Night with Jimmy Fallonという番組のホームページにアップされているそのビデオをここに…。(再生ボタンを押すと、最初に短いCMが流れてから本編が始まります)





“Frack”というのは、Fuckとのダブルミーニングで(Fuckにかけて)言っていますが、"Frack"というのは、ドリルで地面を掘って資源を得るの意味や、誰かを騙していいように利用するなどの意味もあります。

My motherとMother Earthもかけていて、"Don't Frack My Mother"と言っているのは、「母なる地球をめちゃくちゃにしないでよ」ということを言っているわけです。穴を掘ってめちゃくちゃにしないで、というのと、地球を騙していいように利用しないで、ということもかけて言っています。

だから、地球のボール?を持ってオノ・ヨーコさんが、“Don’t frack me!”と繰り返しているのですね。

アメリカンジョークなのでしょうが、踊り方とか声の張りの良さとか、妙に不思議ちゃんな空気が出ていて、オノ・ヨーコさんってやっぱりすごいんだなあ…と思ってしまいました。

いやほんとに。


この日(7月13日)のオープニングトークも面白かったので、おまけに載せてみます。


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2012年7月15日 (日)

世界の航空会社ベスト10 - 2012

SKYTRAX 2012 World Airline Awardsの結果が7月12日に発表されました。

部門別にも、“ベスト・シート”“ベスト・ラウンジ”“ベスト・キャビンアテンダント” “ベスト・機内食”など色々あるようですが、ここでは総合ランキングだけご紹介します。


10位 Malaysia Airlines (マレーシア航空)


10


9位 Thai Airways (タイ航空)

9


8位 Emirates (エミレーツ航空)- UAE,ドバイ

8


7位 Turkish Airlines (トルコ航空)

7


6位 Etihad Airways (エティハド航空)-UAE、アブダビ

6


5位 ANA All Nippon Airways

5


4位 Cathay Pacific Airways (キャセイパシフィック航空)-香港

4


3位 Singapore Airlines (シンガポール航空)

3


2位 Asiana Airlines (アシアナ航空)-韓国

2


1位 QATAR Airways (カタール航空)-カタール

1

乗客へのアンケートを元に集計されたようですが、
アジア、中東勢が強いですね…。

欧米からは一つも入っていないです。(なので、アメリカでは国内航空会社ベスト10も出してました…。)

サービスやCAの態度、機内食などでアメリカ勢は劣ってしまうのかも…?

日本からはANAが昨年の11位から、大幅ランクアップで5位に入っています
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2012年7月13日 (金)

夢見る大人のための映画

しばらく前に観た「ミッドナイト・イン・パリ」という映画についてです。
アメリカの映画館で上映されていた時に観たので、去年の今頃だったような気がします。


「ミッドナイト・イン・パリ」は、言わずと知れた“あの”ウッディ・アレンの作品です。


ウッディ・アレンは脚本、出演、監督のどれもこなす数少ない映画監督ですが、この「ミッドナイト・イン・パリ」には出演していません。
あえて自分とは正反対の雰囲気を持ったオーウェン・ウィルソンを主役に起用した、とインタビューで答えていました。(確か、自分がNYのインテリ風なら、オーウェンはカリフォルニアのサーファー風の男だからね、と言っていたと思います。)

このオーウェン・ウィルソンが、夢を見ながら一歩を踏み出せず、現実逃避の中を生きるダメな男感と、パリで出会う魔法へと軽いステップで踏み込んでいく肩の力の抜けたさばさば感とを上手に出していて、結果的に大当たりのキャスティングだったと思います。


この映画、日本ではラブコメディと宣伝されていたようですが、単なるラブコメディではありません。



その時代を生きている人にとっては、その時代がいかに素晴らしい黄金期であったかを知ることができない(だから過去にばかり郷愁と憧れを募らせる)、という皮肉と、それが逆説的に語りかける現在と未来への希望を感じさせる映画になっていると思います。


そして、現実逃避ばかりしている主人公が、“本当に”現実から逃れた世界で現実への希望を見つける、というパラドックスが、忙しいのに映画を観ているという現実逃避中の私にも、その映画の世界で現実への希望を見つけさせてくれる、というパラドックスを与えてくれるのです。


現実はそれほど華やかではないけれど、
現在を後の黄金時代にできるのは、現在を生きる自分。


夢見る大人にこそ観て欲しい映画です。

観終わった後、足取り軽く前へ進んでいけるような気分になります。



それから、ウッディ・アレン作品の見所と言えば、ウィットに富んだ会話の面白さにありますが、このミッドナイト・イン・パリでは、1920年代の世界に現れる超有名人たちの台詞がとっても面白い!!

スコットフィッツジェラルドとその妻ゼルダ、コール・ポーター、ジャン・コクトー、アーネスト・ヘミングウェイにパブロ・ピカソ…。

自分達が後の世にどれほどの影響を及ぼすかを知らない彼らの会話のやり取りは、思わず笑ってしまう皮肉もたっぷりで、面白かったり、妙に納得してしまったり、まるで本当の彼らと会って会話をしたみたいな楽しい気分を味わえます。

もちろん音楽も素晴らしく、1時間半の夢の世界を素敵に彩ってくれます。

是非、パリの魔法にかかってみてください。


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夫婦喧嘩で言ってはいけない3つのこと

以前、「離婚する夫婦に見られる4つの特徴」の記事でゴットマン博士の研究について取り上げましたが、今日はそのおまけを…。


夫婦関係の研究で有名なゴットマン博士が、Andersonの番組に出ていた時のビデオが他にもあったので、それに関して書いてみます。


ゴットマン博士はもともと夫婦カウンセリングが専門なので、夫婦間の口喧嘩の仕方や、夫婦関係が険悪になった時の対処法の話が多いんですね。


アメリカでは、離婚の危機に面した夫婦が、夫婦カウンセリングに行くのは割と一般的で、私の友人も経験者の人が結構います。日本だと、家の中の問題を外に持ち出す(第三者にさらけ出す)のを良しとしない文化的背景があるので、夫婦でカウンセリングに通うなんて、まだメジャーじゃないですよね…。


ゴットマン博士がアドバイスする、「夫婦喧嘩で言ってはいけない3つのこと」(Three things never to say in an argument)のビデオがこちらです。



まず一つ目が「You never...」

「いっつも~しないでしょ」とか「~したことないよね」、「絶対~しないよね」などですね。

例えば、「いっつも寝てばっかりいるよね…」とか「絶対片付けしないよね。」とかですね。


2つ目は1つ目と似ていますが「You always...」

「いっつも~だよね。」「いっつも~するよね。」とか、「絶対~するでしょ。」など。


この1つ目と2つ目は、相手をただ単に非難するだけの言葉で、相手が「絶対に」悪い、という姿勢を示すものなので、相手を不快にさせるだけで喧嘩がどこにも辿り着かないのだそうです。


3つ目は、「Anything insulting, or acted superior.

とにかく侮辱的で相手を馬鹿にする、上から目線の言い方をすること。


自分には問題がないけど、問題があるのは相手だ、という姿勢ではなく、私にも問題があるけどあなたにも問題がある、という姿勢なら話し合いも上手くいく、というのですね。


ゴットマン博士は更に、3 Tips for how to fight right (正しく喧嘩をする3つのポイント)も挙げています。


1. State your positive need

否定の言葉ではなく、言いたいこと、して欲しいことを前向きに話すということですね。


例えば、「いっつも寝てばっかりいるよね。」と言うのではなく、「休みの日に時々早く起きてこれを手伝ってもらえると助かるよ。」という風にですね。


「いっつも~しないよね」とか「絶対~するよね」という言葉の裏には、そうせずにこうして欲しい、という要求が隠れているはずなので、非難の言葉で喧嘩を助長するのではなく、ストレートに要求の方だけを伝える、と言う事です。


2.Listen

とてもシンプルなアドバイスですが、相手の言っていることに耳を傾けること。

どうしてそんなことを言うのか、相手の伝えたいことを理解しようとすることで、喧嘩も上手く終息していきます。


3.Repair

修復すること。

特に、「ごめんね。」と謝れることが大事なんだそうです。


この3つだと…2と3は実行できてるかな、と思いますcoldsweats01
女性特有?の最初に感情が来て、文句をバーっと言った後、すぐに反省して謝る、というパターンですね…。喧嘩ではなく一人で文句を言ってるだけの状態かも…。(旦那さんが基本的に非常に穏やかなので喧嘩にならない、というのもありますが…。)


ゴットマン博士はこう言っています。

"The important thing is not to point your finger at your partner, but to really talk about what you need and what your positive need is."

「大事なのは、相手を非難することではなく、本当に何が必要なのか、何をして欲しいのかを話しあうことです。」


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2012年7月12日 (木)

かわいい動物たち3

新年度初めまであと一ヶ月少し…忙しくなってきました…。
これからどんどん忙しくなると思うと辛いですが、こんな時にはかわいい動物の写真を見て微笑むのが効果的?です。



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6月末には各地で記録的猛暑日が続いたので、動物達も涼を求めていたのかもしれません。プールで泳ぐペットの写真をよく見かけました。



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会議中
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Businessmeeting



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2012年7月11日 (水)

鉢植えにキノコが…

家の中で育てているベンジャミンとアイビーの鉢植えに、黄色いキノコが生えてきました。

ネットで調べてみると、特に珍しいことでもなく、結構メジャー?なキノコのようです。

ベンジャミンの鉢に生えたキノコ↓

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右側にある黄色い粘菌体のようなものが、しばらく鉢植えにあり、放置しているとある日突然キノコに変化していました。(まるでナウシカ[原作]の粘菌体のような感じ…呼び合い一つに集まって森を作るというあれです。)


アイビーの鉢植えの方はこんな感じ↓

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今まさに粘菌体が集合してキノコが生まれつつある瞬間と言った様子です。
(おうむがそろそろ来る頃かも…?)


旦那さんに、「キノコが生えてるんだけど…。」と報告すると、


「えーかわいいね~!大事に育てよう!」


という予想外の返事が…。


キノコを大事に育てる場合、目指すべきゴールが見えにくいので(食べるとか?鑑賞用とか?)、もう少しネットで調べてみました。


鉢植えに生えるメジャーなキノコといえば、「コガネキヌカラカサタケ」というものみたいですが、それとは見た目がちょっと違ってるような気がします。(生まれたてだから?)
アメリカのサイトで見ると、うちのキノコと全く同じような写真も出ていました(名前は不明)。 


食用にはならないようですが、ベンジャミンやアイビーに対して有害でもないようです。


キノコが生えてくる原因として、水のあげ過ぎ、土が古い、安い土を使った、鉢植えの水はけが悪い、の4つが挙げられていましたが、このうち当てはまるのは、3つ目の安い土を使ったのみなんですけどね…。土は今年の春に植え替えしたばかりです。


色があまりに鮮やかな黄色なので、ギョッとする感じはありますが、こうして調べてみると、鉢植えの中に突如出現した生態系の宇宙?という感じがして、面白い気もしてきました。


が、

今回は粘菌体の部分も含めて取り除かせて頂きました…。(何となく、この先もし大量に増えたら…と思うと、放置できませんでした。)


旦那さんは、「あれ?キノコがいつの間にか消えたねえ…。」と不思議がっていましたが、(キノコが勝手に消えるわけないだろ、と思いつつ)「あー、そうだね。」と返しておきました。



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2012年7月10日 (火)

今日はナショナルノーブラデイ

今日7月9日、アメリカは、National No Bra Day(ナショナル・ノーブラ・デイ)だそうです。(下ネタではありません、大真面目?なニュースです。


つまり、国を挙げてのノーブラ推進日ということですね…。


このナショナル・ノーブラ・デイ、一体誰が何のきっかけで始めたのか謎に包まれているようで、乳癌啓蒙関係なのか、それとも胸フェチの男性が考えたのか…分からないのだそうです。

Facebookには
National No Bra Dayのオフィシャル?ページまであって、約26万人以上の女性が、I'm "going" to the event. と賛同しているようです。ここで言う"Going"とは、ノーブラを実行するという意味だと思われます。(3万2千人が"Maybe"(たぶん参加)とタグを付けています。)


ノーブラ推進と言えば…、かつてブラジャーをつけると、乳がんのリスクが高くなる、という噂がありましたね。

この噂、1995年に書かれた「Dressed to Kill」(Sydoney Ross Singer & Soma Grismaijer著)という本に端を発しているのですが、
この本では、1日12時間以上、ワイヤー入りのブラジャーをつけている女性は、ブラジャーを着けていない女性より乳癌にかかりやすい、と書かれていました。ワイヤー入りブラジャーがリンパの通りを悪くするのが原因ではないか、というのです。


が、
The American Cancer Society (アメリカ癌協会)は、この説を否定しています。きちんとした研究では、ブラジャーと乳癌のリスクの関係は見つかっていません。


ただ、ワイヤー入りブラジャーを着けている女性に乳癌の罹患率が上がる、ということに関しては、別の説が推測されています。

つまり、胸が大きくなるほど乳癌のリスクが上がる、ということと、胸の大きな人ほどワイヤー入りブラジャーを着ける、ということによる間接的な相関説です。


乳癌に関しては、自分ではどうにもならないリスクファクターが沢山あるので、ブラジャーを外したところで…という話ですが、


いくつか自分次第で乳癌のリスクを減らせる(かもしれない)危険要因をここにご紹介します。


- 更年期障害のためホルモンセラピーを受けている人

- 肥満の人 (閉経後の乳癌のリスクが高くなる)

- 運動をしない人

- 1日にアルコール飲料を2杯以上飲む女性

- 避妊薬を飲んでいる人(これは研究で「恐らく」という段階)


これらの人は乳癌のリスクが高くなるそうなので、生活習慣の見直しなどによっては乳癌のリスクを下げられるかもしれない、ということですね。

ただ、自分ではどうにもならない要因が他に沢山存在しているので、

とにかく定期的に健診を受けて、早期発見に努めるのが第一ということだと思います。


ナショナル・ノーブラ・デイから話が随分違う方へ来てしまいました…。


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頑張ろうウィルス

「ガンバローウィルス」に感染した私が、「頑張ろう!」と言いながら猛烈に仕事に取り組み、食べる間も寝る間も惜しんで仕事ばかりするうちに、少しずつ身体が弱っていき、しまいには殆ど死にかけているのに、病院の隔離病棟でもまだ仕事を続けていく…

と言うのは、旦那さんの見た夢です…。


なんちゅー夢…。


しかも、この「ガンバローウィルス」は結構感染力が強くて、周りの人も次々と、「頑張ろう!」と言いながら仕事漬けになっていったらしい…。

パニックムービー的な悪夢だった
…、と旦那さんは言っていました。


まあ、日本人はよく「頑張ろう!」と言いますけどね…。



「頑張る」は英語で、「Do my best」とか 「Try my best」と訳されますが、これは「頑張る」と少しニュアンスが違うような感じがします。

「Try my(your) best」と言うと、最善を尽くす、とか、できるだけやってみる、という感じがありますが、「頑張ってね~」とか「頑張るわ~」と言う時、それほど真剣に「最善を尽くしてね」とか「できるだけやってみるわ」と思ってなかったりします。

「頑張る」は一言では英語に訳しにくい日本語の一つかもしれませんね。



今日も、ガンバローウィルスにやられない程度にがんばります。


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2012年7月 8日 (日)

福島第一の事故調報告-アメリカの報道は?

福島第一原発事故の、国会事故調査委員会の最終報告書に、日本文化に根ざした体制のあり方が事故を拡大した、という記述があったことに関して、海外メディアで波紋を呼んでいるようです。


アメリカではどのように報道されていたか、CNNのニュースをこちらにご紹介します。

(ちなみに、CNNは割とリベラルな局なので、別の局ではまた違った報道がされているかもしれません)

「Click to play」のボタンを押すと、短いCMの後ニュース動画が流れます。


このニュースをざっくりとまとめて訳しますと…


スカイプでレポートしているのは、外交関係学会?の日本学の上級研究員であるシーラ・スミスさんです。

 

まずCNNのキャスターが

「日本文化を指摘した事故調の最終報告書を読んだ時、どう思いましたか?」

とたずねています。


スミス:

「原発産業の運営や規制に関して悪いことを割りとはっきりと書いてあったのでびっくりしました。

注目すべきは、この報告書が日本国民全体を意識した内容になっている点です。

駄目なことは駄目とはっきり言うことは日本国民の責任だ、と黒川氏は言っています。

また、Cultural reflexive obedience―これは面白い言葉ですね―についても指摘しています。

それは、日本における、目上の人や上司に反論したり、官僚的体制に反論することを良しとしない文化のことを指しています。もし上司やリーダーが間違ったことをしていると分かっていても、それを指摘できない風土があるのです。

それを指摘したという点で、この報告書は挑発的なものだといえるでしょう。」

 

CNNのキャスター:

「この報告書は多くの日本人の反発を買うと思いますか?これが日本流のやり方だ、日本文化の良いところだ― 今回の大災害の後でも、長い列を作ってじっと待っていたりと言ったモラルの良さにも見られるように―、と言いたい人もいると思いますが。」

 

スミス:

「どの文化にも良い面と悪い面があります。我慢強さやストイックであることが日本の良さでもあるわけです。日本は長い自然災害との歴史を通して、とても上手に自然災害と向き合うことの出来る社会を作って来ました。(人々は緊急事態にもとても我慢強くモラルを持って対応します)。それはとても素晴らしいことです。

けれど皮肉にも、技術的に最も進歩していて、文化的にも自然災害から社会を守る必要を一番知っていた日本が、原子力の問題に関しては、それを防ぐことができなかった。」

 

CNNキャスター:

「それは、権威のある者(上の者)に疑問をぶつけない、そういう文化的側面によるものだと思いますか?」

 

スミス:

「その文化も変わってきています。この報告書こそが、日本国内で沸き起こっている議論を物語っています。

この報告書には二つの要素があります。一つは原子力。戦後日本では、原子力に関する物事が厳重に保護されてきました。そうして原発への安全神話が確立されてきたわけです。その中で日本国民が原発産業について考えることから取り残されてきた、という深い罪の自覚があります。

そしてもう一つは、現代の日本に存在する活発な一般市民。この報告書は、そうした(活発に現体制に意見を述べる)一般市民を意識して書かれていると思います。」

 

CNNキャスター:

「世界の他の国々もこの報告書を読むべきでしょうか?原発を規制している人々が原発を推進している人々である現状なわけですからね。」

 

スミス:

「読むべきです。この報告書は、日本のみならず、原発を保有する全ての国で読まれるべきものです。原発にもしものことが起こった時、または起こらないように最悪に事態を防ぐために、どのような体制を持って原発を運営していくべきか、原子力社会に生きる全ての者にとって、これは難しい課題です。」


意訳も多いですが、ざっとこんなことを話しています。

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2012年7月 7日 (土)

子どもの可能性を妨げるもの

あなたは、IQ(知能レベル)は最初から決まっていて、生涯変わらないものだと思っていますか?


今日は、知能レベルと環境(外因)の影響知能レベルに関する考え方と実際の能力の関係、それを踏まえて親として子どもにできることは、に関して、いくつもの研究をまとめる形で書いてみます。

*情報源になった研究がかなり沢山あるので、ここに全て羅列はしませんが、もし気になる場合は、コメント欄でお尋ねください。


知能レベルと環境(外因)の影響


まず、最初の問いですが、知能レベルは固定しておらず、生涯を通して変動していくものです。


知能レベルを上げる外的要因はいくつも研究で証明されていますが、


例えば…


運動することで知能レベルは上がります。


以前書いたように、気分が良くなったり、リラックスすることだけが要因ではなく、Brain-derived neurotrophic factor (BDNF)レベルが上がり、脳細胞が成長すること、神経新生を促す[新しいニューロンが生まれる]こと、中高年の場合でも脳細胞の老化(損失)を防ぐこと、など、色々な面から運動が知能レベルを上げることが知られています。


また、論理的・批判的に物事を考える方法・姿勢を教えられることでも、知能レベルは上がります。


他にも、


音楽のレッスンを受けると、

自由遊びをすると、

ワーキングメモリを使う練習を毎日すると、

寝る前に勉強時間を設けると、

Responsive parenting techniques (反応的子育てテクニック)を使うように教わった母親に育てられると、

などなど…

知能レベルを上げる外的要因として研究で証明されてきたものは数多くあるわけです。


そして、もう一つとても重要なのが、知能レベルに関する考え方が、実際の知能レベルを左右する、ということです。


知能レベルに関する考え方と実際の能力の関係


コロンビア大学の認知神経科学者、Jennifer Mangelsの研究チームが、知能は生涯変化しないと信じているグループと、知能は変化すると信じているグループに分けて、脳の働きの違いを調べました。


Brain


(研究の詳しい内容は割愛しますが…)
その結果、知能は変化すると信じているグループの方の脳で、継続的でより深い情報処理操作が見られ、情報に対する注意力の高さが見られたのです。


知能は変化すると信じている人は、変化しないと信じている人より知能が高くなるというわけです。


他にも、Blackwellの2007年研究で、373人の中学生を対象に、知能は変化すると信じているグループと信じていないグループへの数学の成績を2年間に渡って調査していますが、知能は変化すると信じているグループの方が、成績の伸びが(統計学的に)顕著に現れました。


また、4年生~6年生を対象にした別の研究では、知能は変化しないと信じているグループは、成績の良さ(結果の見栄え)に執着する傾向があるものの、その教科の中身を学ぶということが出来ていない、という結果が報告されています。


どうしてそうなるのか?に関して、いくつかの推論的研究があります。


一つの要因として考えられるのは、失敗を恐れる姿勢です。


つまり、知能は生涯変化しない、と考えている人は、学びの成果を「努力」に結びつけず、元々ある「能力」だと考えます。そうすると、間違いや失敗をした時、それは「努力が足りなかったから」ではなく、「能力が足りなかったから」となるわけです。


この考え方が守りの姿勢をもたらし、学ぶ姿勢にも影響を与えます。
特に、間違いをした場合、その間違いから学ぼうとせずに、自分の能力はこの程度だ、と思い込んでしまうので、目を背けて考えないようにしてしまうのです。


この考え方の差に関しては、東西比較の研究が結構あって、欧米では、子どもの賢さを元々の能力に起因すると考える傾向があるのに比べて、東アジアでは、子どもの賢さは努力の賜物と考える傾向がある、というのです。そして、東アジアの学力・知能の高さは(最近でこそ波乱ありですが、歴史的に)知られるところです。



では、この考え方を変えれば、知能も上がるのでしょうか?


先のBlackwellの2007年研究では、それについても研究を進めています。
その研究で、知能は変化しないと信じていた生徒を2つのグループに分け、一つは数学のスキルについて学ばせ、もう一つには、脳について学ばせました。(脳は筋肉と同じで使えば強くなる、と言うようなことを教えたわけです。)


すると、脳について学んだ生徒は数学の成績が改善され、数学のスキルについて学んだグループには変化が見られなかったのです。


似たような研究が大人に対してもいくつか行われていますが、どれも同じ結果になりました。


親として子どもにできることは


もともと子どもは、賢さは努力に起因すると信じています。


幼稚園児に一番賢い人はどうして賢いのか、と聞けば、一番頑張ったからだ、と答えるという研究もあります。


賢さは能力による、という考え方は、後から周りの大人からの吹聴によって植え付けられるものなのです。 


もし、あなたが知能レベル(賢さ)は生涯変わらないものだと信じていれば、その考え方は、態度や言葉の端々から子どもにも伝わります。そして、実際に、「生涯変わらない賢さ」へと子どもを閉じ込めることになるのです。


でも…自分の経験から、やっぱり知能は能力で、努力じゃどうにもならなかったし…と思われるかもしれません。これはニワトリか卵かの問題と同じですね(←これも研究で既にどちらが先か解明されていますが…)。そう思っている人は、確かにそうなってしまうわけですから(脳がそうなってしまうので)、どうにもならなかったのは本当だったのだろうと思います。


けれど、子どもの可能性を狭めてしまうことになるくらいなら、一度思い切って?知能レベルは変わっていくものだ!と信じてみるのも良いかもしれません(科学的根拠もあるわけですし)。


また、「賢さは能力」という考え方が子どもに伝わってしまうのが、子どもを褒めるときです。


誉める時に、子どもの能力を褒めるような言い方をすると、子どもは守りの姿勢に入り、新しいことや難しいことにチャレンジしなくなり、実際の能力がどんどん落ちていくのに対し、子どもの頑張りを褒めると、どんどん頑張って伸びていく、という研究報告があります。


能力を褒める言葉というのは、例えば…「○○ちゃんは頭がいいね。」とか「賢いね。」「絵が上手だね」などです。


反対に、その子の頑張りを褒める言葉というのは、具体的にその子の取った方法を褒めたり、仕事の量や仕事に注いだ努力を褒めたりすることです。


例えば…「計算いっぱいして偉かったね。」とか「よく頑張ったもんね。」「そこを入れ替えたか~、なかなか鋭い!」とか「上手に絵を描いたね」など。


「○○ちゃんは、やれば出来る子なんだけどね…」という逆説的な応援?の仕方も、その子の能力を褒めていることになるので―「やれること」が賢さなので、「やればできる」という言い方がまず間違っている―「やらないからできないだけだ」という逃げ場を作っているだけで、結局は守りの姿勢を助長してしまいます。


そして最後に、中高生の子どもの場合、脳は使えば強くなる、と言うようなことを教えてみるというのも、良い励ましになるかもしれません。



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2012年7月 6日 (金)

旦那さんが似ている有名人

私の母が、白人男性を全員ブラットピットに似ている、というように、人種が変わると誰が誰に似てるのやら判別が難しくなるところがありますよね…。(母はちょっと酷すぎますが。)


うちの旦那さんを有名人に例えると…と聞かれても、分からない、と答えるしかないのですが(特に誰かに似ているという気もしないし)、


アメリカ人の友人らに言わせると、

うちの旦那さんは、ジミー・ファロンというコメディアンに似ているのだそうです。


言われてみると…

これが似ているんですよね…。


ジミー・ファロンの若い頃の写真↓

Jimmyfallon_2
若い頃はスッとしていてなかなかのイケメン


ですが、

残念ながら旦那さんが似ているのは、最近のジミー・ファロンの方です…。
(こちら↓)


Jimmyfallon240
オッサンですね…

若い頃に比べて全体に色々なところが薄くなってます…。


顔のみならず、背の高さとか、雰囲気、喋り方、言う冗談のタイプまでも似ている、とアメリカ人によく言われています。


これはちょっと光栄なことです。


と言うのも、ジミー・ファロンはアメリカではかなり面白いコメディアンだからです。結構万人ウケするタイプの人で、日本で言うと誰くらいの立ち居地かな~?と考えてみたのですが、最近のテレビ事情に疎いので、分かりませんでした。30代後半で冠番組を持つ人気芸人って誰でしょう?


ちなみに、旦那さんは最近までジミー・ファロンをあまり知らなかったので、似ていると言われるから真似していたパターンでもないようです。自然に似ているということは…ドッペルゲンガー?(そこまで似てはいないです)


ジミー・ファロンは、もともとはサタデーナイトライブでブレイクし、最近は、Late Night (with Jimmy Fallon) というTV番組のメイン司会をやっているコメディアンです。


旦那さんが似ている、似ている、と言われるせいで、気になって観てしまうジミー・ファロンです。


ここに、Late Night から、オバマ大統領がゲストに来た時の動画を。
アメリカンジョーク過ぎて、うーん・・・と思われるかもしれませんが、ニュースをスロージャムで伝える、というコーナーの一幕です。

 

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思わず和むアニマルフォト

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最後は
マチュピチュ征服を企むリャマ


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2012年7月 5日 (木)

世界の名景―ミャンマー

今年は何かと話題に上ることの多いミャンマー。

11世紀~13世紀の間に立てられた4千近い寺院の林立するバガンの朝です


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(ナショナルジオグラフィックから。写真をクリックすると拡大します)


かつてのバガン王朝の都だったんですね…。

アジアらしい静けさの漂う朝の風景です。

一度行ってみたいですね。



休息は無駄な時間?(研究)

今日、アメリカは7月4日、独立記念日で休日です。

スーパーの棚からビール
beerが殆ど消えていました。
庭でBBQをしたり、夜に花火をするのが、独立記念日のお決まりの過ごし方という感じですね。

我が家は夜に映画のDVDを観る予定をしているくらいで、後はいつもどおり仕事をしております…
gawk


休み上手は仕事上手、と言いますが、私は休むのがとっても苦手で…、ついついだーらだーらといつまでも働き続けてしまいます。


博士課程にいると、仕事に区切りがなく、いつまでも終わらない仕事をいくつも抱える感じになるので、余計、これが終われば休もう~というポイントがないんですよね…。


でも…

休息を取らずに働き続けることで、脳の持つ能力を押さえ込み、記憶や経験を整理し、まとめる作業を妨げているかもしれないということを、みなさんはご存知でしたか?(私は聞いたことがあったような気もしますが、完全に無視していました…)


今日は、休息が実は脳に良いといういくつかの研究について、ここにご紹介したいと思います。

Perspectives on Psychological Scienceという論文雑誌に発表された、
サウスカリフォルニア大学の教育学、心理&神経科学のImmordino-Yang教授の論文からです。


教育・学習に関する研究の多くが、外へ向かう学習活動(授業を聞いたり、勉強したり、暗記したり、計算したり、など)に注目しがちですが、この研究は、内へ向かう学習活動の大切さについて論じています。

実際、内へ向かう学習活動-ちょっと手を止めて考えてみる、ボーっとしてみる、休む、など―は、それまで詰め込んだ記憶を上手く組み立て、記憶と記憶につながりや意味を持たせ、思考能力をアップさせるのに有効なのだそうです。

Immordino-Yang教授の研究グループは、学校で生徒に情報を教えた後、実際にその情報を使って問題を解いたり、アクティビティをする前に、その情報について考える・振り返る時間を与えることを勧めています。
すると、生徒の「やってみたい」という気持ちが強くなり、モチベーションが高くなり、失敗を恐れる不安の減少もみられ、先の見通しも上手く立てられるようになり、テストの結果も上がったのだそうです。


"Mindful reflection is not just important in an academic context- it's also essential to our ability to make meaning of the world around us."


「振り返ることは学習の場において重要のみならず、私達を取り囲む世界を理解する能力にとっても大切です。」


内へ向かう意識(Inward attention)は、モラルのある考え方を組み立てることや、起こった物事を理解して飲み込むことにも必要で、それがひいては、精神的な安定を助け、社会情緒的な健全さに繋がります。



似たような結果を示唆する、今年4月にPsychological Science という論文誌に発表されたウィスコンシン大学のLevinson教授らの研究もあります。


その研究によれば、仕事と関係のないことを考えたり、(前に書いた創造力のひらめく記事のように)ボーっとしながら考えがあちこちへ彷徨う状態にあるときには、ワーキングメモリの容量が高くなるそうです。
それによって、沢山のことを一度に考えられたり、記憶を整理したりすることができ、知能レベルも上がるのだそうです。


他にも幾つもの過去の研究が、休息が頭を良くする、という結果を報告しています。休んだり、デイドリームを見る事は、記憶を整理し、考えをまとめるのに必要な「作業」の一つだ、というわけですね。


バートランド・ラッセルという有名な哲学者の言葉に、

"The time you enjoy wasting is not wasted time."

というのがあります。


訳すと…
「無駄に過ごすのを楽しんだ時間は、無駄な時間ではない。」


みなさん、時には「よし!今から休もう!」と心に決めて休んじゃいましょう

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おかげさまで

ブログ村で開催されていた、ダーリンは外国人記事トーナメントで優勝しました~sign03


応援してくださった方、ありがとうございます
m(_ _)m


エントリーされていた他の記事が、「恋愛一色!」という感じで、1人だけあまりにも異色な記事でエントリーしてしまったなー…場違いすぎて申し訳ない、と思っていたのですが…、まさかの優勝


世の中分からないものです。


旦那さんの珍発言に関しては、意外に好評だったようなので、また時々書いてみたいと思います。



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2012年7月 4日 (水)

恋の病のメカニズム

Are you really in love? Or is it just "limerence"? 
(それは本当に愛?それとも単なる中毒症状?)

本当の愛と依存的な中毒症状を見極めるのは、特に渦中にいる本人にとっては殆ど不可能です。(周囲から見れば結構明らかな場合が多いのですが…)

愛が健康的で長続きのする関係をもたらす一方、中毒的な関係は短期的で(場合によっては長期的になることも)不健康な関係しか生み出しません。

今回は、恋の病のメカニズムと、それを見極める方法、そこから脱出する方法について書いてみます。

(精神科医で、中毒治療プログラムネットワークも主催するDavid Sack医師が、過去の研究を簡単にまとめてHuffingtonpost誌に掲載していたものを、更に簡単にまとめてご紹介してみたいと思います。)


遠い昔から存在する「恋の病」ですが、多くの研究によってその科学的メカニズムが明らかになってきています。

まず
What is limerence?
ということですが、

この単語、辞書で引いても見当たりません。
最初に、「中毒症状」と訳したのは、相当な意訳です。

limerence」というのは、1979年に心理学者のDorothy Tennovが書い「Love and Limerence: The experience of being in love」 (愛と中毒:恋に落ちるという経験)という本で使われた用語のようですが、


その本では、このように定義されています。


Limerence: "an involuntary interpersonal state that involves an acute longing for emotional reciprocation, obsessive-compulsive thoughts, feelings, and behaviors, and emotional dependence on another person."


訳すと…

「激しく感情の見返りを求める、強迫神経的な考えや感情、行動、そして感情的に相手に依存している、無意識に起こる人間関係の状態」
という感じでしょうか。


Limerenceは、「恋愛にのぼせている状態」、「Lovesickness(恋の病)」そして「恋愛中毒」などとも言われます。


Limerenceは、相手の幸せを考える思考に欠け、相手からの見返りを求めるがあまり(特に相手からの感情的見返り―自分のことを愛して欲しい、など)、その関係に満たされることがなく、しまいにはその恋愛関係を窒息させてしまうものだそうです。


一方で本当の愛情による関係は、相互依存的(相手がいなきゃ駄目、相手が自分のことを好きでいてくれないと駄目、など)ではなく、お互いの共通する楽しみや興味を分かち合うことによって成り立つもっと自由な関係です。


このLimerenceですが、それを引き起こしているのは、脳の視床下部と下垂体から分泌されるノルアドレナリン、フェネチルアミン、エストロゲン、テストステロンなどです。


これらが、恋愛関係の初期(最初の6ヶ月~2年目まで)において活発に分泌され、恋愛関係から得られる幸福感をもたらすメカニズムになっています。そうすることで、次世代を産み残していけるように、ということですね。

3年くらい経つとそれは自然に落ち着いてきます。(次の相手へと移行していくためですが。)

この脳内で分泌されるホルモンやノルアドレナリンから得られる幸福感には、ドラッグと同じような中毒性があります。そして、中には中毒になりやすいタイプの人たちがいるわけですね。


Sacred Heart大学の心理学教授、Albert Wakin氏は、Limerenceを「強迫神経症と中毒症のコンビネーションである」と言います。
「誰かがいなければ駄目」ということに強迫的に捕らわれている状態と、「誰かがいたことで得られた幸福感」に中毒症を起こしている状態です。


行き過ぎると、恋愛中毒の治療が必要になるケースもあるのだそうです…。


多くの人は、軽度のLimerenceを人生で一度経験するようで、それがいわゆる「忘れられない恋」といわれるものになるようです。完全に満たされることなく、エストロゲンやテストステロンが落ち着くことなく終わっているため、忘れられない、と感じるわけです。

中には、この中毒パターンを繰り返してしまう人もいます。(中毒というのだから、まあそうですよね。)

今では、重症化する恋の病に対処するための行動セラピーやカウンセリング、治療薬の研究も進められています。


こうした中毒性のある相互依存的関係は、お互いが中毒になっている場合、大抵3年以内には終息するようです。研究者によれば、Limerenceが基盤となる関係は、長期的で良好な関係に好転することはまずないそうです。


ただ、相互依存的関係が長く続いてしまうケースもあります。


それは、相手が心理的・物理的距離を保っている場合(外国に住む相手、とか、結婚している相手など)、将来の不透明さが、更に中毒性を強めるのです。

もしかしたら上手くいくかもしれない、もしかしたら私の方へ来てくれるかもしれない、という不確かな期待が、恋愛中毒を長引かせるわけです。


また、相手が時々冷たかったり、時々優しかったり、二つの異なる態度を示してくるような場合も、中毒症は長続きしてしまう傾向にあるようです。


先に書いた様に、恋の病は相手が自分のほうを完全に向いて満たされると、自然に終息します。けれど不倫のように、完全に満たされることのない関係の場合、恋の病はながーく続いてしまうので、そこから脱出するのが大変です。


そこで、
研究者の進める脱出方法ですが、
相手との連絡を一切絶つこと、そして時間が経つのを待つこと、だそうです。

相手からの刺激がなく、時間が経てば、脳内のホルモンも自然に落ち着いてくるからです。
(驚くほど普通のアドバイスですが…
coldsweats01 中毒症の人にはこれが一番難しいですよね)


あなたの恋が本当の恋か、単なる中毒か…次の12項目のうちいくつ当てはまるかやってみてください。


• Idealization of the other person's characteristics (positive and negative)

(1.相手のことを(良いようにも悪いようにも)理想化している)

• Uncontrollable and intrusive thoughts about the other person

(2. 相手へのコントロールできない押し付けがましい考え[がある])

• Extreme shyness,stuttering, nervousness and confusion around the other person

(3.相手の前に出ると、ひどく恥ずかしい、喋りがぎこちなくなる、緊張して混乱する。)

• Fear of rejection and despair or thoughts of suicide if rejection occurs

(4.捨てられる(拒まれる)のが怖い、もし捨てられたら死にたいと思う・死にたいほど絶望する。)

• A sense of euphoria in response to real or perceived signs of reciprocation

(5.両想いのサインを感じたり考えたりすることで、強い多幸感を感じる。)

• Fantasizing about or searching obsessively for signs of reciprocation ("reading into things")

(6.両想いのサインを強迫的に探したり、空想する。)

• Being reminded of the person in everything around you

(7.自分の周りにある全ての物事が相手のことを思い出させる。)

• Replaying in your mind every encounter with the other person in great detail

(8.相手との時間を非常に細部に渡って何度も頭の中で繰り返し思い出す(リプレイする)。)

• Maintaining romantic intensity through adversity

(9.不幸な時(上手くいっていないとき)でも非現実的な(ロマンチックな)激しさを保ち続ける。)

• Endlessly analyzing every word and gesture to determine their possible meaning

(10.一つ一つの言葉や動き(ジェスチャー)のありえそうな意味をいつまでも分析する。)

• Arranging your schedule to maximize possible encounters with the other person

(11. 相手に会う可能性をできるかぎり高めるため、自分のスケジュールを調整する。)

• Experiencing physical symptoms such as trembling, flushing, weakness or heart palpitations around the other person

(12.相手の前に出ると、(声や身体が)震える、赤くなる、弱々しくなる、心臓がドキドキするなど、身体的症状がある。)



当てはまるものが一つでもあれば、中毒の疑いありなので、一度時間を置いて考えてみると良いかもしれません。


でもこれを読む限り、中・高生の頃の恋愛って、一種の「中毒症状」だったのかもしれませんね…。


そう思うと、恋愛中毒も、重症化しすぎたり、ストーカーになったり、一生中毒を繰り返したりしなければ、人生に必要な経験の一つなのかもしれませんね?

たぶん。

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2012年7月 3日 (火)

いつの間にやら

以前、ほきほきなポテトという記事で、「ダーリンは外国人」というブログ村の記事トーナメントへ参加してみます、と書きましたが…

トーナメントの参加者も少なく(17人)、他の参加者の記事も少し読んでみたら、

全然思ってたんとちがーう!

という雰囲気で…、恋愛ブログってすごいノリなんやな…とたじろいでしまい…、

そのままトーナメントの事は放っておいたのですが、今日久しぶりにブログ村を見てみると、私の記事がなんと準決勝まで生き残っていました!
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(参加者が少ないので、大した事でもありませんが…)びっくりしました。


そして、ここまで来ると、急に結果が気になってしまう人間のサガ…。


もし暇すぎてやることないなーとお思いの方がおられたら、こちらのトーナメントまで足を運んで頂き、投票に参加してみてください

私のダーリンは外国人ブログトーナメント - 恋愛ブログ村
私のダーリンは外国人ブログトーナメント

(敢えて、私の記事に投票してください、とは言いませんが…[そこまでするのは情けないような後ろめたいような気がしてしまう、という変な倫理観が…]対戦相手の方の記事と読み比べてみて、面白ければ、よろしくお願いします(*^-^*)

 

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2012年7月 2日 (月)

研究者の職業病…

研究論文を書くとき、その研究を通して新しく発見したことを語る時と研究の方法について書く時以外は、ほとんどすべての文にCitation(引用文献)が必要です。

例えば、教師には他の教師とコラボレーションをするのが苦手な人が多い、と書く場合、それを証明した研究を引用文献として示さなければならないんですね(このコラボに関する研究は実際にあるので、私はここに引用文献も付けられます
)。


自分の経験から、とか、だってそうやん、ということでは駄目なわけです。


特に、アメリカの教育界では、NCLB(落ちこぼれゼロ法)で「Evidence-based practice」(=研究的根拠のある教育法)の使用が推奨されているため、教師でも「私の30年の経験から、こうやって教えている」と言うのが認められない風潮になっています。


長年の経験から分かることがあるのも確かですが、人間の経験には主観が入ってくるため、その教え方では上手く学べない子が無意識に振るい落とされていく可能性がある、というのがNCLBの危惧するポイントです。

(それから、教師は自分の経験に頼りすぎるところがあって、端からみて、それってどうなの?と思うようなめちゃくちゃなやり方でも、本人は気付かなかったり、それを周りが指摘しにくい環境にある、というのも、Evidence-basedが謳われるようになった背景にあります。)
*「教師は自分の経験に頼りすぎる」というところでさえ、ちゃんと研究で証明されています…。


マンネリ化を改善して、教育に常に成長を求める、という感じですね。


研究根拠のある教育法を毎日更新して紹介していくサイトもあって、科目や学年、単元名などを入れると、研究根拠のある教え方がズラーっと出てきます。


話しを戻して、博士課程に入りたての頃は、みんな何を言うのでも自分の経験を元に意見していました。

「私のクラスにこんな子がいて…」とか「こんなやり方をしたらこう変わった」とか。

けれどその度に、「citation needed!」(引用文献が必要!)と教授に突っ込まれ、自分の経験からあーだこーだ、と言っているうちは、研究者として失格!と言われ、一時期は何も言えなくなる壁にぶち当たりました。


無知の知、という感じになると言うか…。
世界にあふれる情報のどれをどう取って何を語れば良いのか分からなくなる段階がありました。研究だって世の中に何千何万と存在しているわけです。


けれど研究界にいる限り、何かを言いたい時、常に過去の研究を探して、いくつもの研究を比較して(被験者の人数の大きさ、質問内容の妥当性、など)自分の頭で考えてから意見しなければなりません。


それを繰り返すうちに、テレビや雑誌やインターネットで見ること聞くこと、全てに対してCitationは?Referenceは?と気になってくるわけです。



例えば、

美白効果抜群のビタミンC配合!と書かれた化粧品を見ると、
効果抜群ってどの程度?何人に試して何パーセント?とか、短期的?それとも長期的効果?
そもそも、「ビタミンCに美白効果がある」ということと、「この美容液が実際に美白に働く」と言う事は違うよな~、とか思ってしまうわけです。
しかも、それを肌に塗った場合にどれだけの美白効果があるのか怪しすぎるし(身体の内から摂取するのと、肌にのせるのとでは違うし)、動物実験で少しの効果があったとしても、人間の肌と動物の肌では違うんじゃない?とか…。


博士課程を取っている友人たちと話しをしていると、みんな何かにつけて過去の研究を引用しながら話をするのが癖になっていて、時々ハッと我に返って笑ってしまうことがあります。


最近ではそれが内輪の冗談になっていて、
ランチにベーコンを食べている友人に、誰かが「ベーコンは身体に悪いらしいよ。」と言えば、「Citation needed!」(引用文献が必要!)と突っ込む、というのが、お決まりの返しになっています(アメリカンジョークですが…)。(ちなみに、このベーコンに関しては、実際に研究で証明されています
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職業病とは、正しくは職業が原因で起こる病気のことだそうですが(労災認定をされるような病気のことですね)、常にCitationを欲しがったり、物事をいちいち批判的に考えるのは、研究者の職業病かもしれません…。



良いような悪いようなこの職業病…

時々疲れます。

「な~んか分からんねんけど、そう思うねんな~」とか言ってみたい時があります。


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ニューヨークに大人の公園

6月19日付けのニューヨークタイムズから。


ニューヨークに大人のための公園が作られたという記事です。

記事のタイトルは、"Mom, Dad, This playground's for you."

「お母さん、お父さん、この公園はあなたのためですよ。」


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公園と言っても、ブランコや滑り台はなく、野外ジム的な遊具?が揃えられてあるそうです。

こうした野外ジム設備のアイデアは、中国やヨーロッパから入ってきた、と記事には書いてあります。


子ども用遊具も一緒に備えられてある場所もあり、子どもを遊ばせてる間に大人も身体を動かそう!というコンセプトになっているとか…。


ハーバード医科大学教授のDavid Ludwig氏(ボストン小児病院、肥満予防センター所長でもある)は

“The point is to make physical activity fun, easy and accessible, so it’s the normal thing to do.”

「(大人の公園の)ポイントは、運動を楽しく、簡単に、気軽にできるようにして、(運動をすることが)普通のことになることです。」

と言っています。


アメリカで運動と言えば、ジム通いが普通ですが、ジム通いをする人は、もともとスリムな人か運動の好きな人が多く、肥満気味の人はジムに通い始めても、結局長続きしないようで、もっと身近に、無料で子守の間に運動を楽しめれば、肥満解消にも一役買うのでは、ということだそうです。(それなら遊具をもう少し楽しめるものにした方がいいような気がしますが…。)


大人の公園、アメリカ国内のあちこちで広がりを見せているそうで、マイアミ、サンアントニオ、ロスなどにも結構増えているそうです。


この頃のアメリカは、色々な角度から肥満対策に本腰を入れ始めていますね。


肥満大国はどこへ向かうのでしょうか…


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