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2013年2月13日 (水)

美女は不細工な男性と結婚すると良い?

久しぶりの研究ネタです。
私の専門分野ではありませんが、ネタとして面白いかな?と思ったので、ここに紹介します。

論文の原題は「Beyond initial attraction: Physical attractiveness in newlywed marriage」(初期の魅力の先に:新婚における身体的魅力)(訳がヘタですみません

Journal of Family Psychologyという学会誌に発表された2008年論文です。
テネシー大学のMcNulty博士らのチームによる研究です。


この研究では、82組の新婚カップル(ただし結婚前に平均3年間の交際期間を持つ)を被験者として、カップルのそれぞれパートナー個人的な問題や悩みを10分ずつ話してもらいました。

それをビデオに撮り、
結婚関係(ポジティブvsネガティブお互いがどれだけ相手に対してサポートする姿勢を示すかを分析しました。

それに加えて、結婚満足度を測るアンケートにも、それぞれ回答してもらいました。

れらの結果をカップルの見た目の関係で分析してます


6人の専門的トレーニングを受けた研究アシスタントが、それぞれのカップルの顔を1から10に
ランク付けしているのですが

ところで通常、被験者には研究結果を教えることになっているのですが、この研究に関しては、結果を知ったカップルに何だか微妙な空気の流れそうな感じがしますよね…sweat01)、

被験者の3分の1
のカップルは、奥さんの方が旦那さんよりランクの高いカップル(奥さんが美人で旦那さんはそうでもないで、

3分の
1が、奥さんと旦那さんのランクが同じ、

そして
残りの3分の1、旦那さんの方が奥さんよりもランクが高い

という内訳になっ
ていました。


結果は、奥さんが旦那さんよりも美しいカップルが、お互いに対してよりポジティブに振る舞い、お互いサポートする姿勢を見せ、結婚満足度も他のグループに比べて統計学的に有意に高くなったのだそうです。


これまでの研究では、初期の恋愛関係において、男でも女でも外見が相手にとって魅力的であるというのは、恋愛関係のうまく行く最も大事な要素の一つとして証明されてきました。

また、外見の魅力のレベルが同レベルであることも、恋愛初期の満足感やポジティブな行動に関係している言われてきたのですが、付き合いの長くなった(また結婚をし、これからもずっとこのパートナーと生活していくという状況になった)カップルの場合、見た目が自分と同じくらいのレベルにあるよりは、奥さんの方がちょっと美しい場合の方がうまく行く、ということを示唆する結果になっています。


研究者の挙げる理由としては、まず、男性の方が女性よりもパートナーの「美しさ」を重視する点があります。

美しさと言うのは、主観的なものですが、それでも研究によって万国共通な美しさの基準のようなものがあると分かってきています(例えば左右対称の顔、バランスの取れた顔のパーツの配置など)。進化論的に言うと、美しさと良い遺伝子を持つ可能性との間に関連があるから(パートナーとの相性や外的要因もあるので、必ずしもそうとは限らないのですが)、男性はパートナーの美しを重視するのです。

一方で女性にとっては、長期的な関係を築くパートナーを選ぶ時男性の美しさよりも、どれだけサポート的で、大切なリソース(お金や物質)を与えてくれるかの方が重要です(美しさだけでは子どもが育てられないため)。(なので、女性は男性の見た目よりも背丈や給料の方を重視する、という研究結果もあるほどです。)

自分よりも美しい奥さんを持った男性、自分の得られるレベル以上のものを与えられている(または自分相手に与えられるもの以上のものを与えられている)、という感じが無意識にでもあるため、どうにかその関係を持続させようと、サポートやリソースを与えようと頑張るのだそうです。

それによって、サポート的な関係やポジティブな結婚関係を築くことができ、奥さんも旦那さんも結婚満足度が高くなります。


逆に、旦那さんの方が奥さんよりも美しいカップルの場合、旦那さんの方が、今のパートナーよりももっと美しいパートナーを得られるはずだ、という可能性を無意識にでも感じているため、結婚満足度が低く、良い関係を築こうとする姿勢にも欠け、お互いに満足度も低くなり、サポート的な関係も築きにくくなるのではいか、とMcNulty博士は述べています。


また、奥さんと旦那さんの見た目が同じレベルのカップルが、美女と野獣カップルよりも結婚満足度やサポート関係に強くなかった理由は、今のところはっきりと分からないので、将来の研究が必要だ、と述べるに留まっています。(これは、どのレベルで同じか、というのも関係してきそうですよね。美男美女の場合と、不細工同士のカップルの場合、どちらも同じレベルにありますが、意味合いとしては違ってきます。)

私の周りを見渡しても、奥さんが美しいのに、旦那さんがイマイチなカップルって結構多くいますが(しかも皆とても幸せそう)、それはそれで良いんだなぁ~という気になってしまう今回の研究結果でした。



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興味深い研究」カテゴリの記事

コメント

今日の話で、希望が持てるような気がしてきました。
ありがとうございました。

おもしろいですね。男性はパートナーの外見にこだわる傾向が女性より強いということは経験的に感じているので、この研究の結果はなるほど納得です。野生動物でも外見で異性からのウケの良さが決まったりすることを考えると、やっぱり人間も動物の一種だなあと感じました。

ただ、外見は遺伝的に決まってしまい、どうしようもない面がありますよね。そこで夫婦関の良し悪しの傾向が決まるという事実には、心理的には強く反発を抱いてしまいます(笑) 何か、遺伝で決まる有利・不利をひっくり返す方策について、示唆が得られる研究があったら知りたいなと思いました。

dolceさん、ネリノさん、コメントありがとうございます。
ほんとに、女性は男性より外見重視じゃないところありますよね(dolceさん希望を持ってくださいcatface)。

遺伝で決まる有利・不利を覆すような、夫婦関係の良し悪しに影響するファクターに関しての研究は、結構あるみたいです。また書いてみたいと思います!

家族関係の論文を読んでいると、世の中には色々な方面での研究が存在してるんだなぁ~ということに驚いてしまいます…。

ネリノさん、
後になってふと、「遺伝で決まる有利・不利をひっくり返す方策」というのが、「遺伝で決まる有利・不利を覆すような夫婦関係の良し悪しに影響するファクター」ということではなく、例えば、あまり美しくなく生まれた女性がどうすれば幸せな結婚生活を得られるか、というような方策のことを言っておられたのかな?と思いました。そうでしょうか?

今回紹介した研究だけに絞って言えば、男性との美しさのレベルの差にだけ注目しているので(なので、記事のタイトルがちょっと間違っていますね、どちからと言うと、「女性は自分より見た目の劣る男性と結婚した方が良い」、というようなタイトルにするべきでした)、
あまり美しくなく生まれた女性でも、男性にとってその人がとても美しいと思える相手であれば、関係はよくなりがちになる、ということだと思います。

女性も外見重視。


美人もハンサムで素敵な人との結婚を望んでます。

美男美女の結婚はうつくしい。

?さん、コメントありがとうございます。
確かに、美男美女のカップルを見かけると、こちらまで惚れ惚れと見とれてしまうことがありますね。

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