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2013年3月

2013年3月23日 (土)

アジア名が相手をひるませている?

博士課程も終盤に差し掛かり、博士論文、アシスタントの仕事、実習生の監督に加え、就職活動も入って、毎日何となく落ち着かないです。

今この時期にまだ博士論文をやってるって
ことは、5月卒業に間に合わなかったな、と分かる人にはバレてしまいますが…、全くその通りで、データ収集で手間取り、8月卒業に延ばすことになってしまいました…。

ちなみに、5月卒業の場合、3月25日までには論文の公式発表、3月28日頃までには電子論文の正式版の提出などを終わらせていなければならないのです(完全に無理

8月卒業というのは、3月中には終わらなかったけど、5月頃までに終わらせられ人用の夏学期卒業システムで、私も、私の仲良しの友人も、二人揃って仲良く8月卒業することになりましたcoldsweats01


さて、就職活動ですが、これがなかなか苦戦中です。


こちらの大学職への就職活動では、詳しく研究経験や大学で教えたクラス、学会で発表した内容などを記した学歴と、自分がどれだけその職に合っているかをアピールした願書(2ページくらいの長さ)、教授らからの紹介文、論文出版物があればそれも付けたり、大学によっては、これからの研究計画書、ティーチング・フィロソフィー(大学で教える時の自分のモットーとしている信条)なども書いて(2,3ページの長さ)提出します。

それをその大学で結成された人事チーム(学科内の教授や学科外からの教授らで結成する)が読み、出願者の中から2,3人を選んで、キャンパス・インタビューに招待します。

インタビュー(面接)は、1泊2日か2泊3日くらいの長さで行われ、自分の研究発表や、教育問題についてお題を出されて発表したり、学部生のクラスを教えさせられたり、教授ら数名と夕飯へ行ったり、院生らとランチへ行ったり、色々な角度から人となりを見られます。


とにもかくにも、
まずこのインタビューへ
呼ばれることが大事なんですが…、私の友人が既に2校からインタビューに招待されたのに対して、私はまだどこからも招待すらされておりません…。

毎回、願書を提出する時に、どうしたらインタビューへこぎつけられるか考えるのですが(願書の書き方に注意したり)、私の一番危惧している点は、もともと、分野が分野のため、アメリカで教員経験が無いことがネックにっているのではないか、という点です。

それに加えて、パッと見て分かるアジア人の名前…。

と言うのも、
求職情報を出していた
ニューヨークにある大学へ申し込もうかな~、と言った私に友人言った

「それは絶対グッド・アイディアだよ!ニューヨークの人なら、アジア人の名前を見てもひるまなそうだしね!」

という一言で

アジア人の名前、相手をひるませることがあるんだ?!

と初めて気付かされたのでした
それまで全くそんなこと
考えすらしていなかった…。

友人がこういうことを無意識にでも、サラッということ自体が既に、そういうことを物語ってい
ますよね…。

(友人は、西海岸へも申し込むことを勧め
います。でも西海岸には職の空きがあまり無いんですよね…。

確かに、私の今まで申請していた大学は、南部東部田舎にある大学ばかりで、教員を見ても、全員白人の女性ばかりで構成されているような学科ばかりでした…。

もし、そこへ10人出願してきて、そこから誰を選ぶ?となった時に、そういう学科のおばさんたちが、「この得体の知れないアジア人女性いってみる?」となるとは想像しにくいです。(出願する大学のそういう雰囲気も加味して、選んでくれそうなところへ出願するべきだったのかもしれないですね。)

これは学科柄にもよると思います。
科学系の分野では、逆にアジア人の教授はうようよいるし、アジア人の名前がネックになるとは思いません。

ちなみに、私の学科にいるアジア人の教授からも、アメリカで教員経験がないことはかなり就職活動でネックになるよ、とは聞かされていました。

その教授は、この分野では全米1,2位に入るトップの大学の
中でも、トップの教授の下で研究をしたエリートだったのですが、同じ時期に卒業した同じ研究室の友人2人(白人女性)が、次々と職が決まった中、最後まで職が見つからず、1年間就職浪人までしなければならなかったほどでした。(ちなみにこの教授は、小学校時代をアメリカで過ごしているため、英語力には全く問題がありません。アクセントもないし。)


この教授には、とにかくあきらめずに、出願し続けるべし!と励まされていますが、

時々、


そうは言っても、自分
ではどうにもならないことで拒否されるってしんどいな~gawkとくじけそうになることがあります…。


研究内容・分野においても、大学で教えた時の生徒か
らの公式評価においても、紹介文を書いてくれる教授の評価においても、インタビューに2度呼ばれた友人私には何も差がありませんどちらかと言えば、(こういうことを言うと嫌われそうですが)、私の方が評価はなんですけどね…


でもまぁ、教育分野において、どこぞの外国でしか教員経験ない人を取るのに、気が引ける気持ちも分からなくはないです…。

こんなんだったら、夫婦別姓にしないで、旦那さんの苗字名乗っておけばよかったかも…とすら思ってしまうこの頃です。(今から名前を変えることもできますが、手続きしてる間に新学年が始まってしまう。)

名前を変えたところで、学歴書を見ればアジア人のバックグラウンドはすぐにバレてしまいますが


とにかく、自分にできることをできるだけするしかないのかなー、と思いながら、出願書を書く毎日です。

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2013年3月19日 (火)

雪のある名景

すっかり春になる前に、雪のある名景写真をナショナル・ジオグラフィックスから選んでみました。

夜寝る前に
、時々ナショナル・ジオグラフィックスのサイトへ行き、ランダムに名景写真を見ています。



リトアニア

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メリーランド州
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Banff国立公園、カナダ
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オックスフォード、イギリス

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タスマニア、Wellington山
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ウェストイエローストーン、モンタナ州
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オランダ
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ウクライナ
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ウェールズ、イギリス Snowdonmountainwales_29830_600x450


エストニア
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2013年3月17日 (日)

自制心の発達-環境にも要因が?

1960年代に行われ、1972年に発表された「マシュマロ・スタディ(実験)」という有名な研究があるのをご存知でしょうか?

これは、スタンフォード大学のWalter Mischel博士が平均4歳半の男女を対象に行った、幼児期における自制心の発達を調査した研究です。


この研究で子ども達は、一人ずつテーブルと椅子の置かれた部屋へ連れて行かれそれぞれ選んだ好きなおやつ(オレオ、マシュマロ、プリッツエルの中から一つ)が目の前のテーブルに置かれた状態で、椅子に腰掛けさせられます。(*研究の俗名と便宜上、ここでは子どもはマシュマロを選んだと仮定します

そこで研究者、「ちょっと用があるので行ってくるねマシュマロあげるけど、も15分間食べずに待たら、もう一つマシュマロをあげるね。」と言部屋を出て行きます。

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そこで研究者が出て行った後の子どもの行動を観察するわけですが、

研究者が出て行くとすぐに食べてしまう子もいれば、目を覆っておやつを見ないようにして我慢しようとする子、テーブルを蹴ったり、自分のおさげを引っ張ったすることで、おやつの誘惑から気をそらす子もいました。


行動観察の結果、マシュマロを見つめたり、触ったりした子どもは、15分間待ちきれず
に結局食べてしまう確率が高いこと、目をそらしたり、後ろを向いたりしてマシュマロを見ないようにした子どもは、最後まで待てる傾向にあることが分かりました。

すぐにマシュマロを食べなかった子どものうち、3分の1が15分間我慢し、見事2個目のマシュマロにありつけました


という研究なのですが、

面白いのはここからで、研究に参加した子ども達
の中に研究者であるWalter Mischel博士自身の、その同級生らがいたため(大学に勤務する職員の子どもを預ける幼稚園の児童を対象にした研究だったため、娘との普段の何気ない会話から、小学校や中学校でその子ども達が後々どんな子どもになっているか耳にする機会があり、その会話の中から、マシュマロを食べてしまった子どもと、最後まで待てた子どもとの間に、当初予期しなかった違いが後々まで現れていることに気付くことになります。

そこで、1988年に追跡調査がなされます。
マシュマロを食べたグループと食べなかったグループでは、食べなかったグループの方が優秀と周りから評価されていこと(学力だけでなく情緒社会的な評価が高いこと)SAT(大学進学適性試験)のスコアが両グループ間で平均210ポイント差があったことなどが分かりました。

2009年に、マシュマロを食べてしまったグループの方が、肥満体形になっている傾向にあること(自制心との関係ですね)が報告され、


更に、2011年の研究では、同じ被験者の大脳をスキャンし、マシュマロを食べたグループでは、集中力に関係するといわれる前頭前皮質と中毒性に関係する腹側線条体の活動が高い傾向にあることも報告されました。


つまり、幼児期に確立した自制心(目先の欲求を我慢する能力)のあり方が、後々まで持続していくことと、幼児期に見られた自制心の強さと社会的成功に正の関係性があることを証明したわけです。

今でも、この研究から派生した色々な研究が行われており、色々な分野に多大な影響を与えています


そして、一番新しい2013年の研究では、幼児期の自制心の発達に環境の影響があることを報告したものが出てきました。

Rochester大学で博士課程を取っているCeleste Kiddらによる研究で、Kiddさんが目をつけたのは、このマシュマロ実験における、子どもの行動の理由付けでした。

つまり15分
待つ理由=2個目のマシュマロをもらう、ということなのですが、もし2個目のマシュマロをもらえる可能性が低い場合、待つ理由はなくなります。

Kiddさんは、ホームレスのためのシェルターでボランティアをしていた時に、そこの子どもたちなら、2個目のマシュマロを待つということが正しい選択にはならないだろう、ということに気付き、マシュマロ実験の前提そのものを疑う必要がある、と考えました

そこで、同じように平均年齢4歳の子ども達を集め、まず最初にマイ・カップを作るというアートプロジェクトを行う設定で、子ども達に使い古された短いクレヨンや、一枚しかないシールを渡し、もし少し待ってくれたら、新品のクレヨンを持ってくる、とか、新しいシールセットを持ってくる、と言って研究者が部屋を出て行きま

子どもが必ず待つように、待ち時間は2分半と短く設定し、一方のグループには、約束どおり新しいクレヨンや新しいシールセットを持って戻ります

そして、もう一方のグループには、やっぱり無かったと伝えます。

れからマシュマロテストを実施ました。

その結果、先の実験で約束どおり新しいクレヨンやシールを渡したグループは、平均で12分間待つことが出来たのに対し、クレヨンやシールをもらわなかったグループは、平均3分しか待つことができませんでした。

この研究によって、意志の弱さ(強さ)だけがマシュマロ実験を左右する要因ではなく、被験者との信頼関係子どもの育った環境、人間関係(人を信頼できると感じられる環境に育っているか)、親の育て方(しつけに一貫性があるか)なども自制心に影響する可能性が示唆されたのです。

環境によって自制心の発達が左右されるかもしれない、ということですね。

オリジナルのマシュマロ実験において、脳の機能にまで違いが報告されていたので、生まれ持った性質の方が影響が大きいのではないか、と思われるかもしれませんが、小さ子どもの脳は発達途中にあるため、環境脳の機能に影響を与えることを考えれば(虐待を受けて育った赤ん坊が、その環境で生き抜けるように脳の機能を発達させるように)、環境が子どもの自制心の発達に及ぼす影響があるのかもしれません。


(ただこの場合、とても短期的な環境で、先に期待を裏切ったのと同じ人に対する信頼を見ているため、これが全く別の人の場合どうなるのか、とか、時間を置くとどうなるのか、子どものもともとの環境はどう影響しているのか、例えば信頼関係の築けない環境に育った子どもがどの程度それを般化するのかなど、まだまだはっきりしない点が多いのも事実ですね。)


このマシュマロ実験、環境要因のみならず色々な要因が考えられそうですが、長年に渡る追跡調査でここまでの差異が統計学的に有意に出るというのは、ある意味で説得力があり興味深いです。

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2013年3月16日 (土)

できることをできるだけする毎日

忙しい日々が続いています。

博士課程に入学したばかりの頃、博士学生を対象にした
学科内のセミナーに、卒業したばかりの先輩方を招いて色々と助言をもらう、というものがあったのですが、

博士論文を書く頃の忙しさは、とにかくそれまでの忙しさは比較にならないもので、箪笥の上に積もった埃に、はっきりと自分の名前を指で書けるくらいにまでなる、とか、洗濯をする時間取れず、洗濯籠から古い下着を取り出して履くことなんて何度もあった、など、その時既にウルトラ忙しかった私をぐったりとさせるようなエピソード連発のセミナーだったのを覚えています。

ちなみに、洗濯籠から古い下着を取り出して履く、と言った先輩に対して、同級生の一人が、それはなしでしょー、私なら新しい下着を買いに行くわ、と言うと、その先輩、新しい下着を買いに行く時間があれば私だってそうしたわ、と返していたのを覚えています・・・。

(その同級生は今はもう博士課程を去っていません)。

同じ時期に入学した同級生のうちで、今も生き残っているの、私以外に一人しかいないんですよね…

博士課程の壮絶さを物語るようですが、これは博士課程が壮絶なだけではなく、博士課程に来る学生はほぼ皆現役で仕事をしている(していた)人達ばかりなので(しかも小さな子どものいる母親や、在学中に出産をする人も多い)、博士課程を辞めても失うものが無い、というよりやめたほうが得ることが多い状況にいる場合が多いからではないか、と思います。

なので、最後に残るのは、母国での生活を投げ打ってきた留学生か、他の州からわざわざ引っ越してきた人、入学時から大きなグラントプログラム(大きな研究費用の降りたプロジェクトのメンバーとして、ほぼ雇われるような形で入ってきた人ばかりになっています

ところで、今振り返ってみると、私にとってはやはり、今までで一番忙しかったのは何と言っても1年目で、年々忙しさは確実に緩くなってきています。(今のところ、洗濯もできているし、掃除もしています)


わたしの場合、忙しさが年々緩くなっている理由は、何と言っても言語力?が上達したおかげだと思います。一つ一つの仕事にかかる時間が劇的に短くなったし、精神的にもいちいち緊張せずにこなせるので、随分楽になりました。

最近は、博士論文やアシスタントの仕事のことばかりではなく、就職活動も入ってきて、色々不安もありますが、できることをするしかないので、あまり心配しすぎずにできることをできるだけやろう、と思って毎日過ごしています。


という
あまりにも何てことのないつぶやきで終わってもあれなので、最後に思わず、Aww!(オーゥ!となにか素敵なエピソードを聞いた時や、可愛いものを見た時に出す感嘆の声)言いたくなる可愛い動物の写真を…。

Df2ux

Babyox

Ol2ls
Doubleaww
Ffojjlb

2013年3月 4日 (月)

良好な関係を築いている夫婦は一体何が違うのか

少し前に、「美女は不細工な男性と結婚すると良い」という記事を書きました。その記事へのコメントで、「何か、遺伝で決まる有利・不利をひっくり返す方策について、示唆が得られる研究があったら知りたい」というリクエストを頂いていたので、今回はそのことについて書きたいと思います。


そのコメントへの返信にも書いていたのですが、「遺伝で決まる有利・不利をひっくり返す方策」というのが、「遺伝で決まる有利・不利を覆すような夫婦関係の良し悪しに影響するファクター」という意味で最初は捉えていたのですが、後になってふと、そういうことではなく、例えば、あまり美しくなく生まれた女性が、どうすれば幸せな結婚生活を得られるか、というような方策のことを言っておられたのかな?と思ったりもしました。


「美女
は不細工な男性と結婚すると良い」という記事で紹介した研究だけに絞って言えば、男性との美しさのレベルの差にだけ注目しているので(なので、記事のタイトルがちょっと間違っていますね、どちらかと言うと、「女性は自分より見た目の劣る男性と結婚した方が良い」というようなタイトルにするべきでした)、あまり美しくなく生まれた女性でも、男性にとってその人がとても美しいと思える相手であれば、関係はよくなりがちになる、ということでもありますね。


今日は、「遺伝で決まる有利・不利を覆すような夫婦関係の良し悪しに影響するファクター」について、
特に、「良好な関係を築いているカップルは一体何が違うのか」ということに関する研究をいくつかまとめる感じで、紹介したいと思います。


結婚への満足感について考える時、まず結婚や結婚相手に対する意見や考えがどのような構造を持つかを考える必要があります。(ちょっと真面目な研究レビュー風になってしまってあれですが…しばしお付き合いください。)


パートナーについて意見を求められると、
たいてい人は二つのレベルで評価(意見や考え)を述べます。

一つ
は、とても具体的なレベルでの評価
例えば、「私の夫は、家事をよく手伝ってくれるので助かります。」など。

もう一つは、とても抽象的なレベルでの評価です。
例えば、「私の夫はとても素晴らしいです。」とか、「私の夫は優しいです。」など。


私達は、自然とパートナーの一番良い面を信じと思う傾向ありますが、それを具体的~抽象的に至るまで色々なレベルで抱くことができれば関係は良好に保たれやすくなります。

例えば、旦那さんが全く家事をしない場合でも、何かしらパートナーの良い面を見つけて、抽象的なレベルでは、「(色々あるけれど)私の夫はとても素晴らしいです」と思えれば、家事をしないということが、結婚生活が破綻するほどの脅威にはなりません。


パートナーに対しての評価を聞かれた時に、ポジティブな点を多く挙げるカップルほど、幸せである傾向がある、という報告もあります。


こうした、相手の良い面を見るという選択的プロセスが大事で、結婚生活が長くなると、二人の関係において大事な事や、相手の良い面、悪い面が変化していきますが、その変化に合わせて(もともとポジティブだと思っていた物事が今ではネガティブになってたとしても)、ポジティブな点を選択して答えられる人が、結婚生活において最も幸せな関係を維持できるのだそうです。


つまり、具体的な点における評価が変化していっても(例えば、掃除をしなくなってしまった、とか)、抽象的な点における評価が安定しているカップルほど(それでも、夫はやっぱり素晴らしい、など)、結婚生活が安定して上手くいくということですね。


ここで忘れてはならないのは、ポジティブな点に目を向けられる人にとっても、相手や2人の関係おけるネガティブな考えが全くないわけではない、ということです。


も安定して幸せなカップルでも、お互いのパートナーが決して完璧ではない、ということを知っています。


そして、結婚生活が長くなるにつれ多くのカップルにとって、どうしても、このネガティブな点を受け入れるのが難しくなってくる傾向にあるのです。


では、結婚生活を良好に送
っているタイプのカップルは一体何が違うのでしょうか?


手短に言うと、良好な結婚生活を築けるカップルは、パートナーや2人の関係における好ましくない点を多面的に捉えることができています。

相手の好ましくない点を受け入れる(または見逃せる)人というのは相手の好ましくない点や2人の関係における不満を挙げて説明するように言われると、その問題を多面的に説明する傾向があります。

例えば、相手の不機嫌な行動の理由を色々な角度から考えたり、相手の立場にたって考えたりできるということです(疲れてたのかな、とか、仕事が大変なのかも、とか、さっき私の言ったことが悪かったかな、とか)。


こうした多面的な理解をする傾向にある人というのは、あらゆることに対して、多面的な可能性を(特にポジティブな角度から)考える傾向あります。
例えば、無理な追い越しを繰り返し、後ろから煽ってくるような車があった場合、イラっとしながら「馬鹿な運転手やわ!」と思うばかりではなく、「ひょっとすると、今まさに奥さんが分娩室に入ったところで、慌てて病院へ駆けつけているところなの?」という可能性を(非常にポジティブな角度から)考えたりします(いい人だなぁ~


逆に、二人の関係や相手の好ましくない点について述べる時に、自分の立場から見た自分の解釈だけを述べる傾向にある人は、好ましくない面を受け入れることが難しく、結婚生活も不満に満ちていく傾向あります。


では一体、この多面的に考える能力はどこから来るのでしょうか?


これは、子
どもの頃に培われる問題解決能力による部分が大きい、という解釈が一般的です。

勿論、生まれつき、多面
的な考えをするタイプの人というのもいますが、子どもの頃に遊びの中で色々な問題解決の場面を経験し(例えば、どうやって小川を飛び越えて向こう側へ行くか、とか、どうしたらみんなが楽しめるか、など)、それを上手く解決した経験のある人ほど、大人になった時に、多面的な考えを持つ傾向にあるようです。


また、もの頃に、両親の不仲を見て育った場合や、両親の離婚を経験した場合も、特に夫婦の両方がそのような経験をして育ったカップルは(そして、そのことをまだ上手く理解できていないままの場合)、特に夫婦間の問題解決を苦手とする傾向がある、という報告もあります。


それから、結婚生活を脅かすもう一つの大事なファクター、外的ストレスがあります。


多面的に問題を捉えることができ、相手のポジティブな面を自然に見ることができる人でも、大きな外的ストレス(リストラ、病気、災害など)がかかると、相手の好ましくない点を受け入れるのが難しくなってしまいます。

なので、もともと多面的に問題を捉えるのが苦手で、相手の具体的な好ましくない点に
固執してしまうような人が、ストレスにさらされると、良好な結婚生活を続けるのがとっても難しくなってしまうわけです。


なので、家族関係学会誌などでは、ストレス下にある家族への行政からのサポートの重要性について語られることが多くあるのですね。
そして実際に、子育てのためにどちらかの親が家にいたい場合、それを保障するための手当てを十分に出す国では、離婚率が低いという研究報告があったりします。


というわけで、長くなりましたが、「遺伝で決まる有利・不利をひっくり返す方策」としては、子どもの頃に、問題解決能力を養うような遊びを存分にさせること(特に勝手に子ども同士でさせること)、と、大きなストレス下にある場合にはからの助けがあることが挙げられると思います。



Snoopydancing


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