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2013年5月21日 (火)

どこでもないどこかにある名所2-南部の古い港町:ボーフォート

以前、「どこでもないどこかにある名所」というタイトルで、ノースカロライナにあるワイナリーの一つへ行った時のことを書きましたが、今回も、どこでもないどこかにある名所、ノースカロライナのボーフォートという港町への旅について、多分、一度では書ききれないので、2度に分けて書きたいと思います。


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(ボーフォートの街角で見つけた素敵な路地)


ボーフォートというのは、ノースカロライナの海岸線の丁度真ん中辺りに位置する小さな小さな港町です。(人口4000人程度)


Beaufort とスペルしますが、全く同じスペルの港町がサウスカロライナにもあり、そこと区別するためかどうか知りませんが、サウスカロライナの方は「ビューフォート」と発音し、ノースカロライナの方は、「ボーフォート」と発音します。



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(港脇に立つボート工房)


ノースカロライナのボーフォートは、1709年に設立されたノースカロライナでは3番目に古い町です。


もちろん、それ以前には、アメリカンインディアンのCoree族という小さな部族(開拓移民が入ってきた時点で既に125人ほどしかいなかった)が漁業をしながら生活していたようです。


その後、開拓移民との戦いに敗れて、Coree族の大半はMachapunga族という隣接する小さな部族の村に合流したり、ボーフォートの辺りに残ったCoree族の人も、次第に白人や黒人と混血になっていき、他の多くのインディアン部族がそうであるように、今では純粋なCoree族は残っていません。



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Indian1_2
(John WhiteによるCoree族のイラスト)


さて、なぜそんな小さな港町へ行っていたのかというと、


自閉症啓発イベントに参加するためです。


自閉症協会のイベントで、5Kmのマラソン大会がボーフォートで開かれる、と海岸支部の協会員の方から教わったのは1か月ほど前。


自閉症協会の支部は州のあちこちにあり、その支部毎に5Kや10Kのマラソン&ウォーキング大会のイベントもあるので、何もわざわざボーフォートまで行かなければならない理由も特になかったのですが、


しばらく海を見ていなかったし、


何より、ノースカロライナの古い港町というのを一度見てみたいとかねてから思っていたので、


5K(ファイブ・ケィ)イベントのためにボーフォートへ行くというのもなかなか面白いかな、と思い立って行くことにしました。



私の住むシャーロットから、直線距離でいうとそれほど遠くないボーフォートですが、ハイウェイを通っていくと、なぜか州の北の方を経由していかなければならず(時間的にもこちらの方が短い)、距離にして310マイルほど、全部で5時間ほどかかりました… 
遠いっ!


途中から、時々信号があるような田舎のハイウェイにかわります。
延々と続く直線道路を海へ向かってひたすら進む間に、牧草地の間に小さな家々が並んでいるのを見つけると、こんなところに住んでいる人もいるんだなぁー…と妙に感慨深く思えてしまいました。


こういうところで生まれ育った人が、もし日本の東京なんかへ来たら、一体何を思うんだろう?と想像したり…


(そういう私も、北海道のど田舎で生まれ育った身なので、どちらかと言えば、孤立した農村に生まれ育った人との方が分かり合えるような気もしますが…)


世界中のどこでもない場所にある町に生活している人々を一遍に思い浮かべて、世界はまだまだ広いなぁ~などと考えながら車を走らせ(と言っても運転しているのは旦那さん)、やっとボーフォートへたどり着いたら、既に夜の10時になっていました。


翌朝8時スタートの5Kに備えて、その日は近くのバーで夜ごはんを食べてさっさと寝ることにしました。


小さな港町の、港に面した目抜き通り(100m~150mくらいの長さ)には、美味しいシーフードを提供するレストランが軒を連ねています。



大きな街とは違って、古い建物の外観&内観(汚いテーブル、椅子、壁、インテリア)と、店に入っても誰も構ってくれない雰囲気から(勝手に座っていいのかどうかもわからずしばらく立ちすくむも、誰も何も言ってくれない寂しい感じ)、
一瞬、こんなところで美味しい料理なんか食べられるはずがない!と思って出ていきたくなりますが、ボーフォートが地元という知り合いの自閉症協会の人に、絶対美味しいから!と教えてもらっていた情報を信じて、席に座ってみると、想像の上を行くとっても美味しいシーフードにありつくことができました。

一度も冷凍されていないまま調理されたシーフードを食べるのは久しぶりで、エビもカニも魚も貝もぷりぷりと歯ごたえが良く甘いです!


ウェイトレスのおばさんやお姉さんも、最初は不愛想で感じが良くない印象だったのですが、言葉を交わすうちに、余計な愛想をふりまかないだけで、とっても感じの良い人々であることが判明。

まさに私のイメージ通りの港町気質?です。

特に東海岸の港町(メイン州とか)の人々は、頑固で無口で、無駄な愛想はふりまかないが、人として曲がったことは嫌いなイメージがあります(メイン州へは行ったことがないので、完全に想像だけでものを言っていますが)。


夜は、目抜き通りに観光客らしき人々が溢れ、バーのバルコニーで行われているバンドの生演奏を聴く人や、片手にビール瓶を持って板張りのドックに溢れる人々で、小さな港町に笑い声が響いていました。


なんとも言えない長閑な雰囲気です。


バーで演奏するおっちゃんの選曲も、キャロル・キングや、エリック・クラプトン、シェリル・クロウなど、渋い。



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(かなりぼけていますが、ドックに面したホテル。板張りの道が港のあちこちにはり巡されてあり、夜はライトがつくので、そこを散歩するだけでも涼しくて気持ちが良い。)


なぜ、海の近くにある町はこうもリラックスムードが漂っているのか(リラックスしたくて来てる人が集まっているからか、自然と(またはほぼ強迫的に)リラックスしてしまうのか分かりませんが)、潮風の涼しい夜の道を歩く人の後ろ姿には、緊迫感が全く感じられず(夜道をあんなにリラックスして歩けたのはいつぶりだろう…)、バンドの音が遠くなって、ホテルに戻ると、ホテルの前にある板張りのバルコニーに置かれた椅子に腰かけビールを飲むおじさん達が、明日の釣りの予定について熱心に話していました。


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(ホテルのバルコニーから港に停泊している赤い船が見える。)

海に面してない部屋は、海に面している部屋より宿泊費かなり安くなるので、迷わず海に面していない部屋を選択。 なので、微妙な角度でしか海が見えない。
さて、
明日はいよいよ5Kです。


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