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2013年5月26日 (日)

ボーフォートの旅最終編:ノースカロライナの奥深さを思い知る

(引き続き先週末に行ったノースカロライナにある小さな港町ボーフォートへの旅について書いています)

ボーフォート2日目、マラソン大会の後少し昼寝をしてから、近くにあるアトランティックビーチと南北戦争の遺跡・フォート・メイコンへ行きました。


ノースカロライナの海岸沿いには、ヴァージニア州から続く長い長い沿岸洲(世界一の規模だったような記憶がありますが?)があり、その沿岸洲が「幅の狭い長い島」(そのまんま)のような恰好で一応人間の居住区にもなっています。


細長い沿岸洲のところどころに小さな町が存在していて(沿岸洲を走る道路は両脇に海が広がり、とても不思議な光景を楽しめる)、夏の観光業だけでなく漁業をする人などがひっそりと暮らしています。


沿岸洲でも、特に橋で内陸とつながっていない部分(例えば、オクラコーク島)は、そこで暮らす人特有の英語訛りが存在していたりして、文化人類学の研究対象になっていたりもします。


沿岸洲を地図で見るとこんな様子↓(ズームアウトして、ボーフォートより北側を見た方が沿岸洲が分かりやすいかもしれません)


View Larger Map



私の滞在したボーフォートは内海にある港町で、砂浜はありません。


なので、砂浜へ行きたければ、橋を渡って沿岸洲に乗る必要があります。


近くにある沿岸洲が、アトランティックビーチと呼ばれる有名な夏の観光地になっていて、ビーチハウスなどプライベートビーチを持っていなくても浜辺で遊べる公的?ビーチもあちこちにあるというので、行ってみることにしました。


P5190018s


(内陸から沿岸洲へ向かう橋。アトランティックビーチはいかにも夏の観光地という感じの賑やかな街になっていました。)


まずは、アトランティックビーチの先端にある、南北戦争時代に南軍によって建てられたボーフォートの港を守る要塞・フォートメイコンへ。



P5190020s

(フォート・メイコン入口)


かなり巨大な円形の要塞で、あちこちに大砲が置かれています。


P5190036s


南北戦争時、若い青年兵たちが駐屯していたようですが、食糧も乏しく不衛生な生活を強いられていたようです。


砦の内部はこのような小さな部屋↓がいくつもあり、

P5190031s


その部屋を内部の通路が繋いでいます↓(外に出なくても移動できるように)


P5190033s


こんなところで、ぎゅうぎゅう詰めに若者たちが暮らしていたのだから(しかも白人の男性達が)、さぞかし臭かっただろうなぁと想像しながらぶらぶらしていると、博物館のお土産コーナーに、当時の若者が臭い消しに使った、脇にふる粉や足にふる粉などが売られていていました。(足用と脇用の差は一体何か気になりますが…。)


このフォートメイコン、北軍がやって来て要塞以外のすべてが北軍下になった後も、南軍は砦に立てこもり、最後には「フォート・メイコンの戦い」という包囲戦へと発展しています。

その後、要塞へのダメージを最小に抑えておきたかった北軍からの申し入れで、南軍兵士は所持品を持って故郷へ帰る、という条件で降伏をして北軍に明け渡しています。


相当の死者数を出した南北戦争において、このフォート・メイコンの戦いは、北軍の戦死者が1名、南軍は9名のみという損失の少ない戦いとしても知られています。


P5190043s
(どこまでも続く長いビーチ)


南北戦争と言えば、風と共に去りぬくらいしか印象にない私ですが、こうして実際に使われていた砦を見ると、急に現実味を帯びた歴史として感じられるから不思議です。


砦を後にして、大西洋に面したパブリックビーチへ。


戦争ものの遺跡を見たせいで、なんとなく重い気持ちになっていたのが、海を見た途端、急にほどけていくようで、波の音や海の力に改めて脱帽します…。


P5190048s


(サンダルを脱いで波打ち際に立つと、波と砂の感触がとても気持ちが良い。)


そのまま波打ち際をしばらく歩いてみました。


P5190054s_2


1時間半ほどぶらぶらしたり、座って海を眺めた後、洗い場で足を洗って、帰ろうとしたその時に、ビーチからほど近いところで、イルカがぴょんぴょんと水から背中を出して泳いでいるのを発見!!


あまりにも間近で、あまりにも大きかったので、最初はイルカの形をした浮き輪かと思ったのですが、周りにいる人もみんな指さして「イルカだ~」と言っているので、どうやら本物らしい…とわかり大興奮。


そしてよく見ると、あちこちでイルカがぴょんぴょん飛んでいて、かなりの大群がすぐそこを泳いでいる様子。



海で泳いでいた青年達の目の前でぴょんぴょんとイルカが泳ぐので、彼らも立ち上がり(中学生くらいの男の子の足が余裕で付く深さ)、一緒に泳ごうかどうかちょっと戸惑ってイルカの様子を見ていました。


確かに、賢いイルカと言えども野生なので、一緒に泳いだりしたら、イルカに悪意が無くともいつの間にかものすごく遠くへ流されていたとか、勢い余って突き飛ばされたりする危険もありそうで、素人考えで一緒に泳ぐのはちょっと怖いですよね…。



P5190052s_2


イルカは写真にはうまく撮れなかったのですが、海にいる左側の三人の周囲に出没していました。かなり長い範囲に渡って背中が見えたので、かなりの大群だったのかも?



ノースカロライナのビーチにイルカが来るなんて…(≧∇≦)



ノースカロライナの奥の深さを改めて感じてしまいました。



ビーチから戻って、この日の夜は、友人から教えてもらった、世界一美味しい「エビ&グリッツ」を食べに、ボーフォートにあるClawson'sというレストランへ行きました。



グリッツというのは、アメリカン・インディアンの食べ物に由来するアメリカ南部の食べ物で、粉にしたコーンをお湯やミルクで混ぜた?ポリッジ風の食べ物です。


お店によってはチーズを溶かしたものを入れたりして、味付けして出します。


主に朝食として食べますが、チーズなどで味付けされたものは、ディナーのご飯的な立ち位置で振る舞われることもあります。


こちらが、その世界一美味しいエビ&グリッツ↓

P5190074s


エビや野菜の下敷きになっている黄色いものがグリッツです。


このお店のグリッツはチーズ味で、ガーリックを効かせたエビと野菜とベーコンのソテーとの相性がよく、確かに今まで食べたShrimp&Gritsの中では、ぶっちぎりで一番のおいしさでした。

特に新鮮なエビがぷりぷりと甘く、暖かいグリッツのチーズ味ととても合う!
ちょっと辛みのきいた味付けも良かったです。


この日の晩はもう一泊ボーフォートのホテルに泊まり、次の日の朝にシャーロットへと帰ったのですが、


いつも旅に出ると決まって雨が降る雨女の私が、今回も天気予報では三日間共暴風雨となっていたのが、実際には一度も雨が降らなかったのを喜んでいると、


旦那さんが、


「僕がまぶしい男なのかな。」


とつぶやいていました。




まぶしい男??



惜しいけど、それは「晴れ男」のことですね…。




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コメント

イルカを浜辺から見られたなんて、ラッキーでしたね!

遺跡を目の当たりにして現実みを帯びた歴史に感じた・・・よくわかる気がします。私も今度グアムに旅行に行く予定で、戦跡のようなところも少し見るつもりでいます。くり子さんと似たことを感じそうです。

日本にいると、ニューヨーク、ロス、シカゴとかの情報はたまに目にしますが、ポートフォートくらいの町になると全然情報がありません。くり子さんの外出レポート、毎回楽しく拝見してます。

ネリノさま、そう言っていただけるとありがたいです。

ボーフォート、とっても素敵な街でしたので、もしいつか東海岸へ旅することがあれば、二日ほど滞在されると良いかもしれません!!穴場中の穴場です!
海外からの観光客は全然いませんでしたが、アメリカ国内からの観光客が結構いて、みんなゆったりと港を楽しんでいました。

グアムも遺跡が多そうです…。場所の数だけ歴史あり、ですね…。その旅のレポート心待ちにしております!


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