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アメリカ-大学院

授業料免除、アメリカで博士課程を取るべきか否か、IRB、冷え込む夏

2013年7月10日 (水)

本当に素晴らしいプレゼンをするための5つのコツ

最近、急にブログの上と下に、エアーサロンパスの広告が表示されるようになりましたが、これは、ココログの仕業なのか?よく分かりませんが、ココログフリーのサービスを使ってると、こういうことになるのかな…。不思議ですdespair


それはそうと、今日は、つい先日LinkedInのニュースで見つけた記事をここに紹介したいと思います。


ちなみに、LinkedInというのは、ご存じの方も多いかと思いますが、自分の専門職に特化したソーシャルネットワークサービスです。
同じ分野で活躍する人と繋がり、新しい情報の交換や、お互いにその人の評価を付け合ったりして、職探しや転職に使うこともあるようです。私は教授に誘われて二年ほど前に参加したのですが、このLinkedIn、自分の専門分野に関係したニュースや私の興味のありそうな情報をメールに送ってくれるのです。




というわけで、そのニュースから、

"5 Tips for giving REALLY amazing presentations"

(本当に素晴らしいプレゼンをするための5つのコツ)


という記事です。



Presentation_2




1.ポイントをつかむ。


話にまとまりのないプレゼンに集中して聞き入るのは、誰にとっても至難の業です。話にまとまりがなくなるのは、プレゼンをしてる人自身、ポイントがごっちゃになっているか、自分に甘すぎるかのどちらかです。


まず、聞き手の興味を把握したポイントをはっきりさせること。

そして、話の流れを明確に的確に用意すること。


どんなに聞き手の興味のある話でも、話があちこち行ったり、長くなったりすると、誰でも集中力が途切れてしまいます。




2.引き込まれるような小話を挟む


プレゼンをしていると言うことは、何かしら聞き手にやって欲しいことがあるはずです。

例えば、契約にサインすることだったり、プロジェクトに参加することだったり、その人の人生で何かを起こすことだったり…。


相手に何かをさせたい場合、その行動に対して感情的なつながりを感じさせることが大切です。


共感させたり、聞き手をインスパイアさせるような物語をプレゼンに盛り込むことで、聞き手の行動に変化を起こすことができます。


"The more personal and authentic, the more powerful the response you'll receive."

(それが個人的で本当の話であるほど、より強烈な反応を得るでしょう) 

〔どうでも良いですが、懐かしの"The more... the more..."語法ですね。(o^-^o)


どんな話が聞き手を惹きつけ、楽しませ、刺激し、行動を起こさせるのか、事前にしっかり考えて用意しましょう。


そして、忘れてはいけないのが、必ず小話にはユーモアを挟み、ああそうか!と思えるようなネタ(Aha!moments)を挟むことです。




3.楽しめるプレゼンにする


芸人のような面白さにする必要はありませんが、ただ紙に書いた文を読み上げるようなモノトーンのプレゼンを聞きたい人はいません。


情熱とエネルギーの伝わるような話し方、声のトーン、アイコンタクトをして、聞き手を惹きつけましょう。


そのためには、時間を掛けて話す内容を書き出し、それを完璧に記憶しなければなりません。


ただ、一字一句記憶するのではなく(そうすると読み上げるのと同じことになってしまう)、キーポイントをはっきりと簡潔に語れるようになるまで頭に叩き込みます。


そして、何度もリハーサルをしなければなりません。


リハーサルをビデオに撮って、自分で見て、不必要な動きや、「えーっと」、「あのー」など言いすぎている部分があれば、意識してそれをやめる練習をします。





4.画像や映像は本当に必要な時だけ使う


ビデオ映像や、パワーポイントの視覚情報は、正しく使えばとてもパワフルなプレゼン技法です。ただし、誤って使うと、集中力を妨げる単なる悲惨な邪魔者でしかありません。


パワーポイントは、文字数をできるだけ少なくし、絶対にプレゼン者がスライドに書いてあることを読み上げるようなことだけはしてはいけません。


スライドに書かれていない、プレゼン者だけが伝えられる情報を与えることが、聞き手がプレゼンを聞く理由になるのです(そうでなければ、パワーポイントを後でメールしてもらえば済む話です)。


プレゼンの準備段階で、スライドやビデオが本当に必要かどうか、しっかり検討してみてください。




5.何かを後に残す



例えあなたのプレゼンがどんなに素晴らしいものだったとしても、それが終われば、そこにいた人は皆慌ただしく次のプレゼン会場へと移動していくか、ランチを食べに行くか、自分のデスクに戻って仕事を始めるか、何かしら次のしなければいけないことへと駆り立てられて行くでしょう。


そこで、プレゼンの間に、何かあなたのプレゼンを後で思い出させるようなものを渡しましょう。


あなたの本や、本の中の一章や、一枚の紙でも、鉛筆など小物でも、なんでも良いので、プレゼンに関係した何かを渡しておくと、後でふとした時にそれを目にした時、プレゼンの内容を思い出すきっかけになります。





以上が記事の内容ですが、

こうして書いてみると、いわゆる「TED Talk」のようなプレゼンが、聞き手の中にに残るパワフルなプレゼンということなのかもしれませんね。


そして、やっぱり事前練習が大事なんですね…。

プレゼンの苦手な私も、これからはもっと練習を積んで挑んでみよう、と思いました。

Business_jigsaw1

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2013年6月 5日 (水)

博士論文の口頭試問

先日、遂に博士論文の口頭試問を無事に終え、正式に「Dr.くり子」になりました…。

口頭試問は、約2時間を見て会議室を抑えるように言われていたのですが、実際は1時間半ほどで終了しました。


口頭試問のやり方は、同じ大学でも学科によってそれぞれ違うので、参考になるかどうか分かりませんが、


私の場合は、


博士論文のプレゼンをする前に、まず部屋から一時退室するように言われ、その間、私の博士課程委員会の教授らが、そもそもこの研究が博士号を与えるに値するか、大きな間違いはないかどうかを簡単に確認します。(プレゼンを初めてから、そういうことになると、発表してる方の気まずさったらないですからね…。)



そして、部屋に戻ってから研究についてプレゼンを始めます。


プレゼンは30分ほどで、今まで見た口頭試問では、博士学生が一方的にパワーポイントを使ってプレゼンをして、その間教授は黙って聞く、という感じだったのですが、


私の場合は、なぜかプレゼンに1時間10分ほどかかってしまいました。


というのも、プレゼンの間に教授らが、これからこの研究を学会誌に発表することを踏まえて、「ここのデータを使って、こういう解析もできるよね。」とか、「このデータは面白いから、これを使ってファクター解析をしたらいいかも!」など、同じデータを使って、違った解析をいくつもすることで、何本も論文を発表する方向で(こういうやり方はとてもメジャー)、好き勝手に盛り上がり始めたからなのです。



少なくとも、私のした解析や書いた論文への批判などはなく、将来の展開へのアドバイスばかりで、とてもためになる研究ミーティングのようなプレゼンの時間になりました…gawk


プレゼンが一段落してから、もう一度退室するように言われ、このままパスなのか、書き直しなのか、落第なのかを委員会の教授らで確認する時間があります。



ところで、口頭試問に家族や友人を招く人もいて(人生における大きな達成の瞬間を共有するため)、そういう人は、この時に、招かれた人も全員外に出て、それぞれハグをし合いながら、よくやったね!良かったよ!などと励ましたりします。


私の口頭試問には誰も招かなかったので、外で待つこの時間、一人で廊下に立ってぼーっとしていたのですが、


そうすると、廊下を通りかかる人が、


普段通りに


「久しぶり~!元気だった~??博士研究進んでる?」


と話しかけてきたりして、


「いや、今まさに口頭試問の最中なんだけどね…


「ええぇー??まじで???え?でもなんで廊下でブラブラしてるの?」


と不審がられる始末。


いや、無駄にブラブラしてる訳じゃないんです。


そうこうしていると、会議室のドアが開き、戻って良いの合図が…。



今まで見た口頭試問の時には、会議室のドアが開くこの時に、博士課程委員長が、おもむろに


「ドクタースミス、入ってください。」


と言う(ここで、家族や友人が一斉に、きゃー!おめでとう~!!と叫ぶというアメリカンな感じになる)のが伝統?なのですが、



廊下で一人ボーっと立っている私に対して、この茶番をするのもどうかと思ったのか、普通に


「入っていいよ!」


と言われただけだったので、一瞬、


これはパスか落第がどっちなんやろ??

と戸惑いましたが、


入ると教授たちが、おめでとう~!ドクター・くり子!とそれぞれハグをしてくれたので、一安心


論文を書くのがすごく上手だとお褒めのお言葉までいただき、
未だに就職活動で苦戦中の私に、「あなたの論文を一度読んでもらえる機会があれば、絶対採用されると思うんだけどねぇ…。」と口ぐちに励ましてくれましたweep



というわけで…、


長い長い地獄の博士課程は無事終了…。



書き直しも特になく、(論文内の表のタイトルに毎回母集団数Nを書き入れる、とかそんなくらいで)あっけなく終わったのでした。


余談ですが、私の口頭試問の直後に、仲の良い友人の口頭試問が同じ部屋であったのですが(見られると緊張するからとお互い招待はしていなかったのですが)、友人は色々なスナックを用意していたり、テーブルに花を飾っていたりして、ウォーターボトルだけ人数分持って行った私とは大違いの雰囲気に、



そんなんするべきだったんですかね??



と急に恥ずかしくなってしまいました…(時すでに遅しですが)。


なので、これからもし口頭試問をする人は、何かスナックなど用意した方が良いのか、教授に事前に確認すると良いかもしれません…。(スナックなどを並べるのを嫌がる教授もいます)




Writerc003

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2013年4月 7日 (日)

難航するアメリカでの就職活動

前回の記事就職活動で苦労ていると書きましたが、あれから朗報があり、私の研究分野では大手?というのか、かなり大きな規模のプログラムを誇る大学からお声がかかりました。

前回の記事で書いたように、小規模の
大学ばかりに申請していたのがよくなかったのかも、と思いなおし、丁度募集の出ていた大きなところへと申請してみたところ、割とすぐに電話がかかってきて、電話インタビューをしたい、と言われたのです

電話面接は、だいたい30分くらいの長さです。
電話面接成功すれば、キャンパス面接へと進むことができます。

大学職の場合は、5人くらいで人事チームが結成されていて、
電話面接でも、その全員がやり取りを聞けるように、スピーカーフォンにして行われます。

最初に電話がかかってきてから、面接まで約1週間あったので、その間にその大学のプログラムについて熟知しようと、改めてウェブサイトを見て勉強したり(教授らの最近の出版論文を読んだり)教授らや友だちなどにアドバイスをもらったりして、尋ねられそうな質問への答えを準備したり、実際に電話でインタビューの練習を何度も重ねて本番に備えました。


ところが、結果は見事惨敗ぶり…_| ̄|○

アメリカへ来て以来、自己肯定感がずたずたに傷つけられる瞬間というのは、何度とく経験してきましたが、今回のは結構大きなダメージで、なんでできへんのかなぁー…と自分に嫌気がさしてしまいました


一番もやもやとしてしまうのは、本当はできることができないときですねぇ…。


一応、まだ結果は知らされていないのですが、私の中では100%駄目だったな、という確かな手ごたえがあります。もし私が面接官だったら、私を雇いませんgawk

まず、もともと英語で電話をするのがあまり得意ではないのですが、
スピーカーフォンになっていたことで、更に質問が聞き取りにくく(聞き取りにくいことで、妙に緊張してしまって)

その上、
一つ一つの質問が長く、2,3点違った質問が組み込まれていたことで、最初の質問に答えているうちに、他の質問点に戻らないまま面接官がまた別の質問をしてきたりして、あ、あの点について答えてなかったなーと思いながら、次の質問に切り替えるまでにまたあわあわと焦ってしまい(今思えば、冷静に、さっきの質問の最後のポイントについて答えてもいいですか?と戻ることも可能だったろうに…)、何となく全体に上手く答えられなかったなーと思っているため、ずるずるとダメダメ感が出た面接になってしまいました

そして、緊張すると、英語の理解力がちょっと落ちるというか、長い質問のポイントを掴み間違えたりして、そのことに途中で思い当たったりすると、聞いてたのはこのことやなかったんちゃいますかね?と不安になって、余計ぐだぐだ感が増してしまいました…
それもその場で、聞いてたのはこういうことですか?と聞き直せば良かったのですが、答えていると、聞いてる相手も「なるほどね、それは良いポイントだね」とか相槌を打ってくるので
ほんまかいな?と、なんだかわけが分からなくなってきて、頭がくらくらしてくるようでした。

そういう余裕の無さが、今の私の実力を物語っていますが…。


例えば、あなたの研究を通して、私たちのプログラムにどんな貢献ができますか?授業を教えたり、サービスの面で?という質問があったのですが、
この手の質問は予想していた範囲内だったのですが、「あなたの研究を通して」と最初に言っていたのを、「私の研究を通して、授業を教える時や、サービスなどでどんな貢献ができるか?」と聞いていると思い込んでしまい、(今思えば、そのプログラムに研究や、授業や、サービスを通してどんな貢献ができるか?という質問だったのでは?という気がします)研究内容と関連してばかり答えてしまったり…。


そもそも、電話インタビューでよくある質問(あなたのバックグラウンドについて、なぜこの大学で働きたいのか?長所・短所、今後の研究計画、授業を教える時のモットー、など)については一切触れず、

予想していなかった質問今の特別支援教育における一番深刻な問題は何か?そしてそれに対してあなたはどうアプローチするか?というようなものの連続だったので、一応答えはしたけど、あまり深く答えきれずに終わってしまった感がありました。


後で教授にどんなだったかを話した時、そんな質問してくるところなんて聞いたこといわ、と言われたので、質問内容が高度だったのは確かみたいですが、そこでひるまずに話せるようにならないと、結局駄目だってことかもしれませんね。




ところで、この街でも満開になっている桜をあちこちで見かけました。その写真をここに。(ちょっと先の通りの両側に桜が植わっているのですが、見えにくいですね。)

Sakura



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2013年3月23日 (土)

アジア名が相手をひるませている?

博士課程も終盤に差し掛かり、博士論文、アシスタントの仕事、実習生の監督に加え、就職活動も入って、毎日何となく落ち着かないです。

今この時期にまだ博士論文をやってるって
ことは、5月卒業に間に合わなかったな、と分かる人にはバレてしまいますが…、全くその通りで、データ収集で手間取り、8月卒業に延ばすことになってしまいました…。

ちなみに、5月卒業の場合、3月25日までには論文の公式発表、3月28日頃までには電子論文の正式版の提出などを終わらせていなければならないのです(完全に無理

8月卒業というのは、3月中には終わらなかったけど、5月頃までに終わらせられ人用の夏学期卒業システムで、私も、私の仲良しの友人も、二人揃って仲良く8月卒業することになりましたcoldsweats01


さて、就職活動ですが、これがなかなか苦戦中です。


こちらの大学職への就職活動では、詳しく研究経験や大学で教えたクラス、学会で発表した内容などを記した学歴と、自分がどれだけその職に合っているかをアピールした願書(2ページくらいの長さ)、教授らからの紹介文、論文出版物があればそれも付けたり、大学によっては、これからの研究計画書、ティーチング・フィロソフィー(大学で教える時の自分のモットーとしている信条)なども書いて(2,3ページの長さ)提出します。

それをその大学で結成された人事チーム(学科内の教授や学科外からの教授らで結成する)が読み、出願者の中から2,3人を選んで、キャンパス・インタビューに招待します。

インタビュー(面接)は、1泊2日か2泊3日くらいの長さで行われ、自分の研究発表や、教育問題についてお題を出されて発表したり、学部生のクラスを教えさせられたり、教授ら数名と夕飯へ行ったり、院生らとランチへ行ったり、色々な角度から人となりを見られます。


とにもかくにも、
まずこのインタビューへ
呼ばれることが大事なんですが…、私の友人が既に2校からインタビューに招待されたのに対して、私はまだどこからも招待すらされておりません…。

毎回、願書を提出する時に、どうしたらインタビューへこぎつけられるか考えるのですが(願書の書き方に注意したり)、私の一番危惧している点は、もともと、分野が分野のため、アメリカで教員経験が無いことがネックにっているのではないか、という点です。

それに加えて、パッと見て分かるアジア人の名前…。

と言うのも、
求職情報を出していた
ニューヨークにある大学へ申し込もうかな~、と言った私に友人言った

「それは絶対グッド・アイディアだよ!ニューヨークの人なら、アジア人の名前を見てもひるまなそうだしね!」

という一言で

アジア人の名前、相手をひるませることがあるんだ?!

と初めて気付かされたのでした
それまで全くそんなこと
考えすらしていなかった…。

友人がこういうことを無意識にでも、サラッということ自体が既に、そういうことを物語ってい
ますよね…。

(友人は、西海岸へも申し込むことを勧め
います。でも西海岸には職の空きがあまり無いんですよね…。

確かに、私の今まで申請していた大学は、南部東部田舎にある大学ばかりで、教員を見ても、全員白人の女性ばかりで構成されているような学科ばかりでした…。

もし、そこへ10人出願してきて、そこから誰を選ぶ?となった時に、そういう学科のおばさんたちが、「この得体の知れないアジア人女性いってみる?」となるとは想像しにくいです。(出願する大学のそういう雰囲気も加味して、選んでくれそうなところへ出願するべきだったのかもしれないですね。)

これは学科柄にもよると思います。
科学系の分野では、逆にアジア人の教授はうようよいるし、アジア人の名前がネックになるとは思いません。

ちなみに、私の学科にいるアジア人の教授からも、アメリカで教員経験がないことはかなり就職活動でネックになるよ、とは聞かされていました。

その教授は、この分野では全米1,2位に入るトップの大学の
中でも、トップの教授の下で研究をしたエリートだったのですが、同じ時期に卒業した同じ研究室の友人2人(白人女性)が、次々と職が決まった中、最後まで職が見つからず、1年間就職浪人までしなければならなかったほどでした。(ちなみにこの教授は、小学校時代をアメリカで過ごしているため、英語力には全く問題がありません。アクセントもないし。)


この教授には、とにかくあきらめずに、出願し続けるべし!と励まされていますが、

時々、


そうは言っても、自分
ではどうにもならないことで拒否されるってしんどいな~gawkとくじけそうになることがあります…。


研究内容・分野においても、大学で教えた時の生徒か
らの公式評価においても、紹介文を書いてくれる教授の評価においても、インタビューに2度呼ばれた友人私には何も差がありませんどちらかと言えば、(こういうことを言うと嫌われそうですが)、私の方が評価はなんですけどね…


でもまぁ、教育分野において、どこぞの外国でしか教員経験ない人を取るのに、気が引ける気持ちも分からなくはないです…。

こんなんだったら、夫婦別姓にしないで、旦那さんの苗字名乗っておけばよかったかも…とすら思ってしまうこの頃です。(今から名前を変えることもできますが、手続きしてる間に新学年が始まってしまう。)

名前を変えたところで、学歴書を見ればアジア人のバックグラウンドはすぐにバレてしまいますが


とにかく、自分にできることをできるだけするしかないのかなー、と思いながら、出願書を書く毎日です。

Snoopyprofile_2

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2013年3月16日 (土)

できることをできるだけする毎日

忙しい日々が続いています。

博士課程に入学したばかりの頃、博士学生を対象にした
学科内のセミナーに、卒業したばかりの先輩方を招いて色々と助言をもらう、というものがあったのですが、

博士論文を書く頃の忙しさは、とにかくそれまでの忙しさは比較にならないもので、箪笥の上に積もった埃に、はっきりと自分の名前を指で書けるくらいにまでなる、とか、洗濯をする時間取れず、洗濯籠から古い下着を取り出して履くことなんて何度もあった、など、その時既にウルトラ忙しかった私をぐったりとさせるようなエピソード連発のセミナーだったのを覚えています。

ちなみに、洗濯籠から古い下着を取り出して履く、と言った先輩に対して、同級生の一人が、それはなしでしょー、私なら新しい下着を買いに行くわ、と言うと、その先輩、新しい下着を買いに行く時間があれば私だってそうしたわ、と返していたのを覚えています・・・。

(その同級生は今はもう博士課程を去っていません)。

同じ時期に入学した同級生のうちで、今も生き残っているの、私以外に一人しかいないんですよね…

博士課程の壮絶さを物語るようですが、これは博士課程が壮絶なだけではなく、博士課程に来る学生はほぼ皆現役で仕事をしている(していた)人達ばかりなので(しかも小さな子どものいる母親や、在学中に出産をする人も多い)、博士課程を辞めても失うものが無い、というよりやめたほうが得ることが多い状況にいる場合が多いからではないか、と思います。

なので、最後に残るのは、母国での生活を投げ打ってきた留学生か、他の州からわざわざ引っ越してきた人、入学時から大きなグラントプログラム(大きな研究費用の降りたプロジェクトのメンバーとして、ほぼ雇われるような形で入ってきた人ばかりになっています

ところで、今振り返ってみると、私にとってはやはり、今までで一番忙しかったのは何と言っても1年目で、年々忙しさは確実に緩くなってきています。(今のところ、洗濯もできているし、掃除もしています)


わたしの場合、忙しさが年々緩くなっている理由は、何と言っても言語力?が上達したおかげだと思います。一つ一つの仕事にかかる時間が劇的に短くなったし、精神的にもいちいち緊張せずにこなせるので、随分楽になりました。

最近は、博士論文やアシスタントの仕事のことばかりではなく、就職活動も入ってきて、色々不安もありますが、できることをするしかないので、あまり心配しすぎずにできることをできるだけやろう、と思って毎日過ごしています。


という
あまりにも何てことのないつぶやきで終わってもあれなので、最後に思わず、Aww!(オーゥ!となにか素敵なエピソードを聞いた時や、可愛いものを見た時に出す感嘆の声)言いたくなる可愛い動物の写真を…。

Df2ux

Babyox

Ol2ls
Doubleaww
Ffojjlb

2012年11月22日 (木)

学びの空間作り

昨日の記事「アメリカの大学で教える時は、ラーニング・コミュニティを作るために心がけてることがあれば、というコメントを頂きましたので、早速調子に乗って書いてみたいと思います。

とは言っても
がエキスパートだから、とか言うことでは全くなく、私自身まだまだ修行中の身で、毎学期右往左往しながら教えているのですが、クラスルーム・マネジメントは専門分野でもあるため、使いこなせているかどうかは別として知識としては無くは無い、というところなだけです。


日本では、障害児教育と言うと、重度の障害児を連想させる響きがありますが、アメリカでは、LDやADHD、情緒行動障害といった知的障害は無いが、学び方や感じ方がユニークなグループへの教育に重点が置かれていて(特にこのカテゴリーに分類される子ども達は、幼少時代の経験が後の社会経験へ大きく影響するため、社会問題を考える時にも、彼らへの適切なサポートを幼い頃から準備していくことが大事ということから)、そういった子ども達が少なくない数いるクラスルームをどう運営していくか、という研究が盛んに行われています。


長い博士課程の地獄の日々の中で、ある程度そういった研究も読む機会があったので、ここに研究などから得た知識を交えて少し紹介したいと思います。


1.学生全員の名前をできるだけ早く覚え、名前で呼ぶ。

学生を名前で呼ぶだけで、学生に対してリスペクトを示すことにるのと、「この人は私が誰だか知っている」という感覚は、少なからず学生を「ちゃんとしなければ」という気持ちにさせます。

これは大勢学生のいるような大学のクラスだとかなり努力が必要ですが(しかも、アメリカ人の名前って似通った名前が多いため[アメリカ人からすれば日本人もそうなるのでしょうが]、日本人の私達にとっては結構難しいですよね)、私の場合は、一番最初のクラスで、名前とその人が皆に知ってもらいたいこと(またはその人を最もよく現す何か)を一つ言ってもら、それで山手線ゲームをアレンジしたものをしています

例えば、「私はローレン、ボクサー犬を飼ってます。」と一番最初の人が言うと、次の人は、「彼女はローレン、ボクサー犬を飼っています。私はエリカ、ベジタリアンです。」と最初の人の情報をリピートして、自分の情報を新たに足していく、という要領で、最後の人まで行く、というゲームです。

人数の多いクラスの場合は、席の列毎に区切って終わらせていくと良いです。じゃないと80人もの名前をリピートしながら足していくのは、生徒にとっても過酷すますよね…。

このゲームの良いところは、名前を何度も繰り返すため、少なくともクラスの半分の顔と名前を初日のうちに覚えられる(可能性が高い)ということです。

この時に、出席簿
の名前の横にその人の情報を書き込んでいくと良いです。そして、次回のクラスで出欠確認をする時に、名前を言いながら、「エリカ。ベジタリアンのエリカ。」と繰り返し、顔とその情報をセットでインプットさせると、驚くほど早く名前を覚えられます。

それでも、80人~100人規模のクラスの場合、全員の名前を覚えるのは至難の業なので、席の前に名前を書いた札を立ててもらうと良いです。誰でもない誰か、として座っているのと、名前を知られた存在として座っているのとでは、自分を律する行動に差が出ます。


2.クラスが長時間に及ぶ場合、40分~50分おきに休憩を入れる。

3時間のクラスでは、長い休憩は一度(15分ほど)だけ取りますが、それ以外にも40分毎に、短い休憩を取るようにしています

この短い休憩では、席を立たず、その場で何か短いゲームをして頭を休めますこの時のゲームを、何かラーニング・コミュニティ(学びのコミュニティ)作りに役立つようなものにすると良いです。

例えば、リズムゲーム
一番前の端の人から初めて、一人ずつ何かしらリズムを足していく、という簡単なゲームです。例えば最初の人が手を一定のリズムで叩くとその人はそのリズムを最後まで貫きとおさなければならない)、次の人が机を指でトントンと叩く(この人はそれを最後まで貫きとおす)、また次の人はペットボトルを机に打ち付ける、次の人はシャープペンをカチカチと言わせる、などなど、自分の好きなように好きなリズムを足していくと、最後の人になる時には、クラス全体が一つの大きな音楽を奏でているような不思議な楽しさがあります。
私は指揮者の
真似をして、大袈裟に、一人ひとりがリズムを足していくのを指揮しながら、最後に指揮者がするように音楽を止めるのですが、このゲームをすると毎回、音が止まってシーンとなった次の瞬間にクラスの皆が「おぉ~!」と言って大喜びします。
リズムを始める順番
を変えて、一番後ろの席の端の人から始めても良いです。

このゲームは即興でできて(多分時間にして2分もかからない)、手軽なのに、コミュニティが一瞬にして出来上がる効果が高いです。

他にも、アイス・ブレイキングと検索すると、色々なゲームが探せると思うので、是非短くて、でも全員が何かしら参加できゲームを使ってみてください。
生徒達にゲームを選ばせるのも良いです。
(障害児教育の学生達の場合は、手遊びや身体遊びを提供してくれます。

この短い休憩は、
授業で使うパワーポイントのスライドに、だいたい40分が立ちそうなところで決まったイラストを入れて、そのイラストが出たら、小休憩というルールにして、必ず取るようにしています。

イラストが出たら小ゲーム、というようなルーチンを決めておくと、「はい、イラスト」「はい、ゲーム」「はい、終わり。」という流れが出来やすく、ゲームの前や後でダラダラと私語をするような雰囲気を避けることができます。


3.クラスの最初に、今日のメニューを簡潔に示す。

見通しを持っ
ているといないのとでは、集中力に違いが出ます。
パワーポイントの一番最初か、ホワイトボードに、簡潔に番号を振って、1.何々、2.何々、3.休憩(長い休憩のみ示す)、4.何々、5.何々、と言う風に明示します。

大学生でも1回生の場合だと、ホワイトボードにメニューを書き込んで、一つずつ終わるたびに、終わったメニューを消していく、ということをすると、視覚的に分かりやすく良いと思います。


4.何を教える場合でも、
学生が既に持っている知識からスタートさせる。

例え絶対に学生基礎知識など無いに決まっている分野に関して教える時でも、学生が知っているところから始めると、学生の入り方(モチベーション)が違います。

例えば、単純に、「DNAに関して知ってることを何でもよいので挙げてください。」と聞き、そこから嘘と真実を探していく、というのでも良いですし、何かしら目にしたことがあるもの、聞いたことのある名前など、あ、それ知ってる~、というところから、そう言えば、なんであれってああなんだろう?と持っていければ、学びへのモチベーション上がります。

全く生徒の知らないような内容の場合…。
例えば障害児教育に関する法律を教えるクラスの場合、「
将来、税金を払う見込みもなく、プロダクティブな社会の一員になる見込みもない障害児に教育を与える必要はあると思いますか?」など、学生が何か物を申したくなるようなきわどい質問をわざと投げ掛けて、その議論に答える形で、過去と現在の法律を学んでいく、なすると(今年の学生は、「プロダクティブというのをどう定義するか」というところから議論を始めた、なかなか賢いグループでしたが)、法律の生まれた訳と必要性とを、自然に意味のあることとして学んでいけます。

議論を通して
教えていく、法律の名前と内容と制定年をただただ羅列しながら教えるのとでは、学びへの姿勢が違ってきます。


5.様々な活動を組み合わせて集中力を持続させる。

大学生くらいになれば、座って聞く講義
でもちゃんと聞けるのでは、と思いがちですが、相当内容が面白くない限り、なかなか集中力が持続しないものです。

なので、小・中・高校生を相手にした授業では必須の、色々な活動を組み合わせるテクニックを使うと良いです。

例えば、グループアクティビティ、ディスカッション、ビデオ、二人一組でする
調査、など講義の合間にあれこれ取り入れます。

私がよく使うのは、グループになって、
お題の答えを教科書から探して、それをビジュアルで示す、というアクティビティです。

例えば、LDの
特徴(認知的特長、情緒・社会的特長、アカデミックに関わる特徴)をビジュアルで示す、というお題だと、それぞれのグループが一つ特徴を選び、大きな紙にペンで何か描き、それをクラスの前で発表していく、とか、ビジュアルで示すばかりだと飽きるので、ラップにして、とか、小劇場風に、とか、色々と毎回変えています。できるだけクリエイティブに、というと、学生も色々と工夫を凝らして面白いものを作ります。

グループアクティビティをする場合は、
オンライン・タイマー(E.gg.Timerなどが便利)を使って、スライドに大きく時間のカウントが出るようにして(エッグ・タイマーは時間が来るとビーっと音がでる)、区切りが自分達で分かるようにします。

二人一組でするアクテビティなどは、準備が大変ですが、何かのシステムの順番を教える時など、項目の書かれた紙きれを一セットずつ渡して、それをインターネットやテキストブックで探しながら、順番になるように並べさせる、とか、それを後で一組ずつ前に出てもらい、スライドの画面で一組に付き一項目ずつ解答を示してもらう、とかすると、能動的な学びを促すことができます


6.分からないことは分からないと素直に言う。

一番最初に大学生を教えた時、私を監督教授に、博士課程の学生だと生徒にばれないようにした方が良い、と言われたことがあります。
院生だとバレ
るとなめられるから、というのが理由でしたが(どんな輩だ)私は逆にヘタに隠そうとした方がギクシャクしたような気がして、二度目からは、学生に聞かれると正直に答えるようにしました。

それでなめられるようなこともなかったし、むしろ人としてリアルな感じがして良かったような気がしています。

それと同じように、議論の最中に出てくる疑問などで、私の全く分からないことは、「分からない。」とはっきりきっぱり言うようにしています。それで「教育あるある」ですが、「来週までに調べてみよう~。」と皆で調べるように仕向けます。私も、その分野を専門に研究している人に直接連絡を取り、その人の意見を聞いたり、研究論文を探して読んだりして、学生だけでは自力で探せないような意見を提供できるように努めています。



ついつい長くなってしまいました…。

が、
他にも
、色々なアイディアの紹介されたサイトがありますので、こちらを是非ごらんになってみてください。(ハワイ大学の大学教授向けTeaching Tipsのサイトです)




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2012年10月10日 (水)

無知の知

友人が見せてくれた「イラストで示す博士課程への手引き」をここに紹介します。


ユタ大学のコンピューターサイエンス学部のMatthew Might博士が、毎年年度初めに、博士課程へ入学したばかりの学生に「博士課程とは何か」を教えるために用いているイラストだそうです。(言葉で説明するのは難しすぎるので、イラストで示したそう・・・その気持ち分からなくも無いです。)


Imagine a circle that contains all of human knowledge.
(人類の全ての知識を含む円を思い描いてください)


1



小学校を終える頃までには、知るのはだいたいこれくらい↓:


2


By the time you finish high school, you know a bit more:
(高校を終える頃までには、もう少し知ることになります↓)


3_2


大学を卒業する頃には、専門分野をちょっと学びます↓


4



A master's degree deepens that specialty:
(修士号でその専門分野を深めます)↓

5



Reading research papers takes you to the edge of human knowledge:
(研究論文を読むことで、人類の知識の縁まで届きます↓)


6



Once you're at the boundary, you focus:
(いったんその端まで行くと、[そこへ]集中します↓)

7


You push at the boundary for a few years:
(その端を数年間押します↓)

8




その端をすこし押し出すその日まで↓:

9




And, that dent you've made is called a Ph.D:
(そしてあなたの作ったその凹みが、Ph.D(博士号)と呼ばれます↓)

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Of course, the world looks different to you now:
(もちろん、今では世界が違って見えます↓)

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So, don't forget the bigger picture:
(そこで、全体像を忘れないでください↓)


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Keep pushing.
(押し続けてね)



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2012年8月25日 (土)

アメリカの大学図書館がとても良い!

アメリカでは、大学がどんどんサイバー化していて、クラスの掲示板や討論板などの大学専用サイトがあり、クラスの中で配布するプリントや使うパワーポイントなどは事前にそこにアップしておき、学生が授業中に直接ノートを書き込めるようになっていたりします。

オンラインクラスも多くて(私も今学期1つ教えています)、完全に全てをオンラインで行います。
オンライン討論、オンラインテスト、オンラインモジュール・・・。
ビデオチャット方式でするオンラインクラスもあります。カメラに向かって話しをする教授にチャットボックスから意見&質問を書き込んだりします。

この頃は、日本の大学でもこういうことをしているのかもしれませんが…、
私が大学生だった頃は、大学まで来て初めて、休講の知らせが掲示板(原始的なコルクボード)に張り出されていて、わざわざ来たのにー…と文句をもらしていたものです。(それはそれで、そのまま友人と遊びに行ったりして、思わず楽しい時間を過ごせたので、今となっては良い思い出ですが。)

サイバー化する大学のシステムの中で、最も便利で、最も愛用しているのが、大学図書館のサイトです。
これがとっても便利で研究には欠かせません。

何千、何万と電子化されている
研究論文のデータベースへと、図書館のサイトからアクセスできます。(ユーザーネームとパスワードが必要ですが、大学に属していると可能です。高い学費もこういうことに使われているのなら納得がいく!と言うくらいに便利です。)

例えば、何か疑問に思ったり、ニュースを見ていてオリジナルの研究論文を読んでみたい、と思えば、キーワードを入れるだけで検索可能です。

例えば、「いじめ」「予防」「学校」などとキーワードを入れると、かなり古いものから新しいものまで、何万という研究論文がジャンルに関わらず出てきます。パッと見て分かるように、研究概要も一緒に出てくるので、研究論文として質の良いものに限って本文を読むことも可能です。

この頃は、電子書籍化されている本も多いので、本も同じようにオンラインで読めてしまいます。
便利ですね。

便利は便利なのですが、本の紙のにおいが好きという変わった嗜好のある私には少し物足りない気もします。

図書館のサイトには更に、自分のボックスを設けることも可能で、そこに名前をつけて、研究論文を保存していくこともできます。(しかも、それを論文に引用した時に、出版規定形式に勝手に変えてくれるのです。←話がマニアックすぎてあれですが…。これがかーなーり時間の短縮になります。)

自分のボックスを誰かと共有したり、誰かに公開したりもできるので、遠く離れた誰かと共同研究をする時などにも便利なんですね。

図書館サイトには、図書館司書とライブチャットできるサービスもあり、ピンポイントで探している論文がどうしても見つからない時など、チャットボックスにそうタイプすると、すぐに提携しているアメリカ国内の図書館へと連絡を取ってくれて、「今、論文をメールしました」という返事が戻ってきます。
このライブチャットサービスの迅速な対応は、アメリカ人とは思えない素晴らしさです。

研究には、なくてはならない図書館サイトです。

こういうことが出来てしまうので、何かと引用文献を探してしまうという職業病が出てくるのかもしれません。(研究者の職業病という記事に書いたとおりです。)


そして、こうしたサービスのおかげで、家からでも仕事ができてしまうんですよね…。


今回はちょっとマニアックな研究ネタでしたが、あまりに愛してやまない図書館サイトのことを書かずにはいられませんでした。

大学図書館ばんざい!┗(^o^)┛

Yaleuniversitybeineckerarebookand_2

(これはイェール大学の図書館↑)

うちの大学のはここまで格好良くないですが、図書館の建物自体もなかなか立派で素敵です。

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2012年7月28日 (土)

Self-advocacy返し!

昨日は、アメリカで生活していくには、自分で自分の立場を守るSelf-advocacyが必要、という記事 を書きました。


初のSelf-advocacyをして、一度教えたことのあるクラスを教えられることになったと書きましたが…、


あの時、軽~い調子で配置換えをしてくれた学科長から、予想外のSelf-advocacy返しを受けてしまいました!


学科長としても、いかに博士課程の学生を駆使してクラスを割り当てるかには頭を悩ませているので、そちらの要望を一つ聞いたのだから、こちらからも一つ要望を出させてもらおう、という感じでしょうか。


まあ、そういうこともありますよね。それでこそSelf-advocacy文化!望むところだ!(←ノリがおかしい)


その要望というのが、もう一つ教えて欲しいクラスがある、と言うものでした。

それは完全にオンラインのクラスで、8月~12月までの約4ヶ月間を3つに割って、同じクラスを3回教えるものです。このクラスも、以前教えたことがあったので、準備の面では問題ないのですが、問題は5週間ほどしかないクラスの間に、宿題が14個もある点です。その上、1クラスに付き25人の生徒がいるので、週に2回は生徒の書いた長い長ーい宿題を読んで、コメントを返して成績をつけなければならず、時間がアホほどかかります。(だいたい週に200ページくらいは読むことに…。オンラインクラスでは、宿題が全てになるので、きっちりコメントを返さないと、何も教えてもらえなかった!と大学側へ言われてしまいます。)


以前教えた時に、生徒からも相当苦情の出た宿題の多さだったのですが、苦情を言いたいのはこっちだよ!!と思うほど成績付けに追われて大変だったんですよね…。


なので、Self-adovocacy返しに、更にSelf-advocacyで返してみました!


宿題の数と内容を私の判断で変更しても良いのなら、教えてもいいです、と言っちゃいました~
sweat01


すると…、

やはりとてもカジュアルに

「宿題はあなたの好きに変えちゃっていいわよ~!
goodあなたの判断を信頼してるから、確認は不用です。来年以降のために、念のためどこをどう変えたか記録だけ残しておいてね~!wink

という返信…。


よし!なんとか交渉に成功?!
rock

今のところは。


それにしても、博士課程の生徒がクラスを2つも受け持つ(アシスタントの仕事とは別に)と言うのは、前代未聞なことで、忙しさの点ではあまり改善されてないのでは?という気もします…。

でも、これは、学科長なりの配慮だと思います。今年の州立大は留学生が学費的に苦難の一年になりそうなので…。
クラスを教えるのは、1クラスいくらで支払われるので、少しでも私の助けになれば、と時間的に縛りの無いオンラインクラスを上乗せしてくれたのだと思います。


とか言って、全然そんなこと考えてくれてたわけじゃなかったりして…?
(うまく丸め込まれただけ?)

いやいや、こんな時こそ、「信じ~られぬと~嘆く~よりも~人を~信じて~傷つく~方がいい~note 求め~ないで~優しさ~なんか~臆病~者の~いいわけ~だか~ら~」海援隊の精神です。(←結局、超日本文化を引きずってる)

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2012年7月27日 (金)

アメリカで生活していくのに必要なもの

…それは、Self-advocacy (セルフアドヴォカシー)のスキル。


だとつくづく思います…。


Self-advocacyとかSelf-adovocateというのは、自己主張とか自己弁護のことで、自分の立場を自分で守る姿勢ですね。


これは日本人が苦手な分野ではないでしょうか…。


苦手と言うより、それをしなくていいように文化が成り立っていますよね。


以前、Noと言えない日本人、というのが流行ったことがありますが、あれも、Noと言えないんじゃなくて、Noと言わせないように会話をする文化なんだと思います。相手にNoと言わせるような状況に持っていくこと自体が失礼というか、あり得ないわけですよね。
相手の気持ちを思い測りながら、こちらが動くわけです。


Self-Advocacyも、日本人は基本的に「自分がどうしたいか」より「相手がどうして欲しいか」を考えて動くので、そういう文化では不用になります。


日本文化は相手が起点になる文化だとつくづく思います。(個人差はあると思いますが、全体的な傾向として。)



でも、その相手起点の文化を持ったままアメリカで生活していると、

ほとんど死にかけます。


「自分がどうしたいか」を持ち寄って、自分の立場を守りながら交渉しながら、やり合っていく中に一人、「相手がどうして欲しいか」を考えて動く人が入って来ると、これはもう格好の餌食?使い勝手の良い人?なわけです。

それに加えて、目上の人の言う事に反発するのを良しとしない文化があるため、私は完全に「Yes, Ma'am Syndrome」(はい、かしこまりました―症候群)で、それはそれは教授らからの評価が高いです。

何を言っても、
はい、かしこまりましたと言って、無理難題でも、自分の睡眠時間を削ってでもやって来るわけですから、教授のアシスタント院生は学科全体に20人ほどいるのですが、年度初めには皆私を欲しがって引っ張り合いになるほどです。(これは自慢ではありません。むしろ苦痛…shock

これは決して、教授が冷酷非道なわけではなく、完全なる文化の行き違いによるものです。

教授としては、無理な仕事なら私が「Self-advocate」してくるだろうから、(締め切りを延ばして欲しい、とか、ここまでしかできません、と言ってくるだろうという前提で)自分がどうして欲しいかを起点に考えて、仕事を頼んでくるわけです。
一方で私は、「私にできるかどうか」を考えた上でのこの依頼なのだろうから、期待に応えなければ・・・という一心で寝ずに頑張る、という図式ですね。(私にとっては地獄絵図)

最初の頃は、英語を母語としていないことと、アメリカの教育システムに関する無知のコンプレックスがあり、年度初めにアシスタントの配置決定の発表があるたび、私の配置された教授に申し訳なく思っていました。アメリカ人のアシスタントが欲しかったろうに…と。そういう思いがあって余計に、がっかりさせないように、と頑張りすぎていました。(ザ・日本人ですね)


けれど、今年は博士課程の最終年(うまく行けば)で、自分自身の研究プロジェクトが始まっているところなので、Yes, Ma'amとばかり言っていられない現実があります。

 

そんな折のつい先日、学科長から今学期はこのクラスを教えてくれると助かるんだけど…、と言われたクラスが、教育実習生を40人も抱えるクラスでした(←日本と違って実習監督に何度も足を運ばなければならない)。それに加えて、週に1度の授業、しかも今まで教えたことのない新しいクラス…(授業は1回3時間の長さです)。


毎学期、毎学期新しいクラスを教えるのは、準備にかかる時間だけでも大変で、そろそろいい加減にしてくれ~!と思っていたところでした。


アメリカ人の友人らは、最初から、「私はこのクラスじゃなければ教えられません」とはっきりきっぱりアピールしているので、毎学期同じクラスを教えています。しかも本人の専門分野。


そうなると、教えさせてくれるなら文句は言いません、と待っているだけの私のところへは、毎学期誰も教えたくないクラスが周ってくる仕組みになっていて…、私の全く知らなかったこと(州の学習指導要領についてとか)を教えたり、あり得ない数の実習生を抱えたりすることになるこの現実…。

 

最初に学科長から打診のあった時、「学科の助けになるのなら、喜んで教えます。」と答えました。(学科の助けになるのならーというのもザ・日本人な発言ですけどね)


が、どう考えても・・・

無理なもんは無理!


データ収集しながら40人の監督+教授のアシスタントの仕事は物理的に無理です(不眠不休ならやれるかもしれませんが←以前の私なら迷わずそうしていたはず…)。教授ならアシスタントに実習監督をさせられますが、私にはアシスタントはいません。というか、私がアシスタント。(教授のアシスタントを実習監督に使いたくないから、こうして私を配置したことが見え見えやん…)


ここで、Self-Adovocacyの出番です。


博士課程最終学年にして初のSelf-advocacy!手に汗かきながらやってみました。

学科長に自分の研究プロジェクトの説明をして、こういう理由で出来なくはないけれど、もししたとなれば、かなりキツいと思う、ということと、できれば去年教えたクラスと同じクラスを教えさせてもらえるとありがたいのですが…、と伝えました。

自分勝手なことを言ってすみませんと何度も謝りながら、心臓がドキドキしていたのですが、


学科長の反応は…


非常に軽~い調子で、


「オッケー、分かった。じゃあ、こっちのクラスに配置換えしとくわ!good

というものでした。


えぇぇ~っっ!?こんなに簡単なのー!?


とかなり拍子抜けしました…。


今までの睡眠時間や辛い辛いアシスタントの仕事に費やした時間を返して欲しい…。


自業自得かdash

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