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興味深い研究

上手くいく結婚生活、離婚する夫婦、アルツハイマーとコーヒー、うつとコーヒー、睡眠と脳梗塞、血液型と性格は無関係、「子どもがいない人には分からない」はうそ、恋の病、いじめは必然か、自制心の発達、人の痛みが分かる

2015年6月28日 (日)

外国語習得には遺伝子が関係?

「Journal of Neuroscience」 2015年5月号に、外国語を習得する能力に関係する遺伝子に関する研究論文が発表されていました。テキサス大オースティン校のチームによる研究です。



外国語を習得するのが得意な人、苦手な人が世の中にはいるように思えますが、それにはある遺伝子が関連しているというのです。


この研究では204人を対象に、聞いたことのない言語スピーチを聞かせて、その言葉を分類する作業を課し、それぞれ被験者のDNAサンプルを比較しました。


それによると、FOXP2という遺伝子のあるヴァリエーションを持つ被験者が、この言語作業をより早く、正確にこなしていた、ということが分かったのです。


もともとこのFOXP2という遺伝子は、1990年代に行われた研究で言語能力と関係しているということが分かっています。


その研究では、三世代に渡って重度の言語障害を持つイギリスのある家族(15人)の遺伝子を調べ、FOXP2が、認知的(パターンマッピング能力)と身体的(音声を発するのに必要な顔の筋肉を動かす能力)共に重要な役割を果たすということが分かりました。


外国語習得には、記憶力、推論力、認知力、情報処理能力などが必要で、純粋な言語能力だけで行われるものではないので、これだけで一概に外国語習得不適応と決められるわけではないと研究者は言っていますが、この遺伝子の傾向を知ることができれば、その人にあった言語習得サポートの方法も具体的に分かる日が来るのではないか、ということです。



論文:
Chandrasekaran, B., Yi, H-G., Blanco, J. N., McGeary, E. J. & Maddox, T. W. (2015), Enhanced procedural learning of speech sound categories in a genetic variant of FOXP2, The Journal of Neuroscience, 35(20), 7808-7812.



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2014年5月19日 (月)

背の低い男性ほど長生きする

ハワイのKuakini Honolulu Heart Program (HHP) とKuakini Honolulu-Asia Aging Study (HAAS)で行われ、最近「PLOS ONE」という医学雑誌に発表された研究です。



Download



1900年~1919年の間に生まれたハワイ在住の日系アメリカ人8,006人を対象に1965年から研究したプロジェクトです。



世界的にみても、これだけの人数を50年間に渡って、様々な包括的な情報(医学的データベース、生物学的検体、地理的情報、生活スタイルなど)から、エイジングに関する研究をした例は他にないと言われています。


このような研究を可能にしたのは、ハワイという地理的条件:人々の一定した生活環境、ハワイから出て行く被験者がほとんどいなかったことなどによると研究者は言っています。



研究では、

被験者の男性を身長157センチ以下と162センチ以上に分け調べたところ、157センチ以下の男性は最も長生きし、背が高ければ高いほど寿命が短くなるということが分かりました。



背の低い人ほど、FOXO3(=Forkhead box O3)という長寿遺伝子の促進保護型を持つ傾向が高く、そのFOXO3が低身長を引き起こしている。また、背の低い人ほど血液中のインシュリン値が低く、癌の発症も少なかった、ということです。



これまで、動物や虫、菌類の研究においては、身体のサイズとFOXO3との関係は示されてきましたが、人間でこの関係を示したのはこの研究が初めてだそうです。



ただ、研究チームの一人、ハワイ大学教授、Bradly Willcox博士は、「身長に関わらず、生活スタイルや運動などによって健康に長生きすることは可能」、とも補足していますので、身長の高い人はご安心を。



高身長が高収入と比例するという研究もあるくらいですから、今の若い世代においては、高身長の方が食生活、住環境、生活スタイル、医療へのアクセスにおいては有利であることが多いはずなので、大丈夫でしょう。



ところで、この研究の被験者のうち約1,200人は90代~100歳代まで生き、そのうち250人は今でもご健在だそうです。日本人は長生きで知られますが、日本の気候や風土、食生活、環境に関係なく、ハワイに生活している日系アメリカ人の方でも長生きしているんですね。




FOXO3(=Forkhead box O3)↓

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2014年1月 8日 (水)

小説を読むと人生が変わる

みなさんは、人生が変わるような小説を読んだ経験がありますか?


小説を読んで、人生(観)が変わった、と言うのはよく耳にしますが、「実際に」小説が人生を変えている(正確には、脳を変えている)という研究結果が、去年の12月に発表されました。
(参考文献:Berns, G. S., Blaine K., Prietula, M. J., & Pye B. E. (2013). Short- and long-term effects of a novel on connectivity in the brain. Brain Connectivity, 3(6), 590-600. doi:10.1089/brain.2013.0166.)


過去にも、fMRIを用いて読書が脳に及ぼす影響に関する研究は行われていましたが、そのほとんどが、短い物語を読んでいる時にfMRIのスキャンを行い、認知プロセスを見るものでした。


今回の研究は、もう少し長期的な、読書における脳神経的な影響について調べています。


Readingabook


大学生21人を対象に、19日間に及んで実験が行われました。


まず、最初の5日間、毎朝静止状態の脳のfMRIスキャンを行いました。
そして、全ての被験者に同じ小説の9つのセクション(1セクション30ページ)を渡し、1日1セクションを毎晩読んでくるように言います。

小説を読んだ翌朝、与えられた小説のセクションを読んだかどうか確かめる質問項目に答えた後、脳のfMRIスキャンを行いました。


9日間に渡ってこれを繰り返した後、フォローアップとして5日間、小説を読まずに毎朝fMRIスキャンを続けました。


その結果、

小説を読んだ翌朝の脳は、言語や記憶に関わる左側頭皮質の接続性が高くなっていることが分かりました。また、運動感覚に関係する脳の中心溝の接続性も同じように高くなっていました。


そして、その高まりは、小説を読むのをやめてからの5日間でも、持続したのです。

この研究の新しい点は、被験者がfMRIスキャンをしている時に、小説を読んでいるわけではないところにあります。
つまり、本を読み終えた後でも、接続性の高まりが持続することを示唆しています。


この持続された脳機能を「シャドウ・アクティビティ」と呼びます。筋肉の記憶と似た状態が脳機能にも起こっているというわけです。


脳の中心溝のニューロンは「grounded cognition」と呼ばれる現象-例えば、走っているところを考えただけで、ランニングに使う身体行動に伴うニューロンが起動する現象-と関係しており、
今回の研究で見られたニューロンの変化から、小説を読むことで、主人公の身体に入りこみ、実際に物語に出てきた出来事を体験した状態になってることが推測されました。


小説を読むと、主人公の人生を体験できるとはよく言いますが、この研究で、比喩ではなく実際に主人公の人生を体験している(のと同じ現象が脳で起きている)可能性が示されたことになります。


この脳における変化が、実際どのくらい持続したのか、この研究では5日間しかフォローアップをしていないので分かりませんが、ひょっとするとかなり長い間持続するかもしれない、と研究者は示唆しています。


定期的に本を読む習慣のある人は、人生の続く限りこの効果の恩恵を受けていると言えるかもしれません。



ところで、


研究者が今回の研究のために慎重に選んだ本は、「ポンペイ(邦題:ポンペイの4日間)」と言う2003年に出版されたロバート・ハリスの小説でした。



ヴェスヴィオ火山の噴火という歴史的事実に、架空の主人公の物語が展開していく、ページを捲らずにいられないようなドラマティックな小説ですが、敢えて、そのようなインパクトのある物語性の強い小説を選んだそうです。



もし、自分好みの小説を選んで読んだ場合、その効果はもっと高くなるかもしれない、と研究者は指摘しています。




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2013年6月 6日 (木)

人の痛みが分かる?(研究)

痛がりの友人が、ちょっとどこかに手をぶつけただけで、大げさに痛がっている時などに、「ほんまかいな?」とちょっと冷めた目で見てしまったことがありませんか?


でも、痛みって主観的なものだし、その人にとっては、七転八倒するくらいの痛みに感じてるのかもしれないよなぁー…などと思いながら、一応「大丈夫?」と声をかけたり…。


この痛みを客観的に測定することが可能になった、という研究報告を読んだので、ここにご紹介します。(コロラド大学Boulder校のDr.Wagerらによる一連の研究です


今まで、痛みを訴えて病院へ来る患者の痛みを理解するためには、患者の説明一本に頼るしかなかったのですが、この方法はもちろん客観性に乏しく、また言葉で説明のできない人々(例えば、脳疾患などで言葉を話せない患者や、発語のない自閉症の方々、乳幼児など)の場合、周囲の人による「なんとなく様子がおかしい、どこか痛いのではないか。」というような説明に頼るしかありませんでした。



そういった患者に、より適切な治療を施せるように、ということで始まった研究ですが、


この痛みの測定、fMRI (functional magnetic imaging resonance) という、神経活動に反応して起こる血液内の酸素の流れや変化を測定する技術が使われています。



この研究では、
114人の大人を対象に、怪我をしない程度にコンピューターでコントロールされた熱い金属板を腕に近づけて痛みを感じさせ、fMRIを用いてその反応を測定するという方法で行われました。


Dr.Wagerは、この熱い板について


"It can produce a safe and very reliable source of painful input to the brain."
(安全でとても確実な痛みのインプットを脳に与えることができる)


と言っていますが、この表現、なんともマッド・サイエンティスト風に聞こえてしまうのは私だけでしょうか…。


とにかく、
このfMRIによって、被験者の痛みを90~100%正確に測定することができたのだそうです。


更にこのfMRIによって、痛みどめの薬がどれくらい効いているかも測定できるのだそうです。これは、表出言語のない患者にとっては朗報ですね。



そこで、次に、Dr.Wagerらは、このfMRIで感情的な痛みも測定できるのかどうかを調べる研究に着手しました。


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つい最近恋人に捨てられたばかりで、更にそれを引きずっている人々を集め、友人の写真に紛れて、フラれた恋人の写真を見せ、fMRIでスキャンするという実験を行いました(ますますマッド・サイエンティスト風な感じになっていますが…興味深い研究ではありますね)。


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恋人にフラれたなどの感情的な痛みを経験するとき、脳は身体的痛みを感じた時とあまりにも酷似した反応を示すことは以前から分かっていたのですが、今回の研究で、それがfMRIによって測定できるということも分かりました。



ただ、Dr.Wagerらが警告しているのは、この技術を痛みの嘘発見器として用いることは避けるべきだ、ということです。


と言うのも、患者が医師に痛みを伝えたときに、その医師がその痛みを信じ、理解し、対処したと感じただけで、患者の痛みの30%が減少するという報告があるからです。



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2013年3月17日 (日)

自制心の発達-環境にも要因が?

1960年代に行われ、1972年に発表された「マシュマロ・スタディ(実験)」という有名な研究があるのをご存知でしょうか?

これは、スタンフォード大学のWalter Mischel博士が平均4歳半の男女を対象に行った、幼児期における自制心の発達を調査した研究です。


この研究で子ども達は、一人ずつテーブルと椅子の置かれた部屋へ連れて行かれそれぞれ選んだ好きなおやつ(オレオ、マシュマロ、プリッツエルの中から一つ)が目の前のテーブルに置かれた状態で、椅子に腰掛けさせられます。(*研究の俗名と便宜上、ここでは子どもはマシュマロを選んだと仮定します

そこで研究者、「ちょっと用があるので行ってくるねマシュマロあげるけど、も15分間食べずに待たら、もう一つマシュマロをあげるね。」と言部屋を出て行きます。

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そこで研究者が出て行った後の子どもの行動を観察するわけですが、

研究者が出て行くとすぐに食べてしまう子もいれば、目を覆っておやつを見ないようにして我慢しようとする子、テーブルを蹴ったり、自分のおさげを引っ張ったすることで、おやつの誘惑から気をそらす子もいました。


行動観察の結果、マシュマロを見つめたり、触ったりした子どもは、15分間待ちきれず
に結局食べてしまう確率が高いこと、目をそらしたり、後ろを向いたりしてマシュマロを見ないようにした子どもは、最後まで待てる傾向にあることが分かりました。

すぐにマシュマロを食べなかった子どものうち、3分の1が15分間我慢し、見事2個目のマシュマロにありつけました


という研究なのですが、

面白いのはここからで、研究に参加した子ども達
の中に研究者であるWalter Mischel博士自身の、その同級生らがいたため(大学に勤務する職員の子どもを預ける幼稚園の児童を対象にした研究だったため、娘との普段の何気ない会話から、小学校や中学校でその子ども達が後々どんな子どもになっているか耳にする機会があり、その会話の中から、マシュマロを食べてしまった子どもと、最後まで待てた子どもとの間に、当初予期しなかった違いが後々まで現れていることに気付くことになります。

そこで、1988年に追跡調査がなされます。
マシュマロを食べたグループと食べなかったグループでは、食べなかったグループの方が優秀と周りから評価されていこと(学力だけでなく情緒社会的な評価が高いこと)SAT(大学進学適性試験)のスコアが両グループ間で平均210ポイント差があったことなどが分かりました。

2009年に、マシュマロを食べてしまったグループの方が、肥満体形になっている傾向にあること(自制心との関係ですね)が報告され、


更に、2011年の研究では、同じ被験者の大脳をスキャンし、マシュマロを食べたグループでは、集中力に関係するといわれる前頭前皮質と中毒性に関係する腹側線条体の活動が高い傾向にあることも報告されました。


つまり、幼児期に確立した自制心(目先の欲求を我慢する能力)のあり方が、後々まで持続していくことと、幼児期に見られた自制心の強さと社会的成功に正の関係性があることを証明したわけです。

今でも、この研究から派生した色々な研究が行われており、色々な分野に多大な影響を与えています


そして、一番新しい2013年の研究では、幼児期の自制心の発達に環境の影響があることを報告したものが出てきました。

Rochester大学で博士課程を取っているCeleste Kiddらによる研究で、Kiddさんが目をつけたのは、このマシュマロ実験における、子どもの行動の理由付けでした。

つまり15分
待つ理由=2個目のマシュマロをもらう、ということなのですが、もし2個目のマシュマロをもらえる可能性が低い場合、待つ理由はなくなります。

Kiddさんは、ホームレスのためのシェルターでボランティアをしていた時に、そこの子どもたちなら、2個目のマシュマロを待つということが正しい選択にはならないだろう、ということに気付き、マシュマロ実験の前提そのものを疑う必要がある、と考えました

そこで、同じように平均年齢4歳の子ども達を集め、まず最初にマイ・カップを作るというアートプロジェクトを行う設定で、子ども達に使い古された短いクレヨンや、一枚しかないシールを渡し、もし少し待ってくれたら、新品のクレヨンを持ってくる、とか、新しいシールセットを持ってくる、と言って研究者が部屋を出て行きま

子どもが必ず待つように、待ち時間は2分半と短く設定し、一方のグループには、約束どおり新しいクレヨンや新しいシールセットを持って戻ります

そして、もう一方のグループには、やっぱり無かったと伝えます。

れからマシュマロテストを実施ました。

その結果、先の実験で約束どおり新しいクレヨンやシールを渡したグループは、平均で12分間待つことが出来たのに対し、クレヨンやシールをもらわなかったグループは、平均3分しか待つことができませんでした。

この研究によって、意志の弱さ(強さ)だけがマシュマロ実験を左右する要因ではなく、被験者との信頼関係子どもの育った環境、人間関係(人を信頼できると感じられる環境に育っているか)、親の育て方(しつけに一貫性があるか)なども自制心に影響する可能性が示唆されたのです。

環境によって自制心の発達が左右されるかもしれない、ということですね。

オリジナルのマシュマロ実験において、脳の機能にまで違いが報告されていたので、生まれ持った性質の方が影響が大きいのではないか、と思われるかもしれませんが、小さ子どもの脳は発達途中にあるため、環境脳の機能に影響を与えることを考えれば(虐待を受けて育った赤ん坊が、その環境で生き抜けるように脳の機能を発達させるように)、環境が子どもの自制心の発達に及ぼす影響があるのかもしれません。


(ただこの場合、とても短期的な環境で、先に期待を裏切ったのと同じ人に対する信頼を見ているため、これが全く別の人の場合どうなるのか、とか、時間を置くとどうなるのか、子どものもともとの環境はどう影響しているのか、例えば信頼関係の築けない環境に育った子どもがどの程度それを般化するのかなど、まだまだはっきりしない点が多いのも事実ですね。)


このマシュマロ実験、環境要因のみならず色々な要因が考えられそうですが、長年に渡る追跡調査でここまでの差異が統計学的に有意に出るというのは、ある意味で説得力があり興味深いです。

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2013年3月 4日 (月)

良好な関係を築いている夫婦は一体何が違うのか

少し前に、「美女は不細工な男性と結婚すると良い」という記事を書きました。その記事へのコメントで、「何か、遺伝で決まる有利・不利をひっくり返す方策について、示唆が得られる研究があったら知りたい」というリクエストを頂いていたので、今回はそのことについて書きたいと思います。


そのコメントへの返信にも書いていたのですが、「遺伝で決まる有利・不利をひっくり返す方策」というのが、「遺伝で決まる有利・不利を覆すような夫婦関係の良し悪しに影響するファクター」という意味で最初は捉えていたのですが、後になってふと、そういうことではなく、例えば、あまり美しくなく生まれた女性が、どうすれば幸せな結婚生活を得られるか、というような方策のことを言っておられたのかな?と思ったりもしました。


「美女
は不細工な男性と結婚すると良い」という記事で紹介した研究だけに絞って言えば、男性との美しさのレベルの差にだけ注目しているので(なので、記事のタイトルがちょっと間違っていますね、どちらかと言うと、「女性は自分より見た目の劣る男性と結婚した方が良い」というようなタイトルにするべきでした)、あまり美しくなく生まれた女性でも、男性にとってその人がとても美しいと思える相手であれば、関係はよくなりがちになる、ということでもありますね。


今日は、「遺伝で決まる有利・不利を覆すような夫婦関係の良し悪しに影響するファクター」について、
特に、「良好な関係を築いているカップルは一体何が違うのか」ということに関する研究をいくつかまとめる感じで、紹介したいと思います。


結婚への満足感について考える時、まず結婚や結婚相手に対する意見や考えがどのような構造を持つかを考える必要があります。(ちょっと真面目な研究レビュー風になってしまってあれですが…しばしお付き合いください。)


パートナーについて意見を求められると、
たいてい人は二つのレベルで評価(意見や考え)を述べます。

一つ
は、とても具体的なレベルでの評価
例えば、「私の夫は、家事をよく手伝ってくれるので助かります。」など。

もう一つは、とても抽象的なレベルでの評価です。
例えば、「私の夫はとても素晴らしいです。」とか、「私の夫は優しいです。」など。


私達は、自然とパートナーの一番良い面を信じと思う傾向ありますが、それを具体的~抽象的に至るまで色々なレベルで抱くことができれば関係は良好に保たれやすくなります。

例えば、旦那さんが全く家事をしない場合でも、何かしらパートナーの良い面を見つけて、抽象的なレベルでは、「(色々あるけれど)私の夫はとても素晴らしいです」と思えれば、家事をしないということが、結婚生活が破綻するほどの脅威にはなりません。


パートナーに対しての評価を聞かれた時に、ポジティブな点を多く挙げるカップルほど、幸せである傾向がある、という報告もあります。


こうした、相手の良い面を見るという選択的プロセスが大事で、結婚生活が長くなると、二人の関係において大事な事や、相手の良い面、悪い面が変化していきますが、その変化に合わせて(もともとポジティブだと思っていた物事が今ではネガティブになってたとしても)、ポジティブな点を選択して答えられる人が、結婚生活において最も幸せな関係を維持できるのだそうです。


つまり、具体的な点における評価が変化していっても(例えば、掃除をしなくなってしまった、とか)、抽象的な点における評価が安定しているカップルほど(それでも、夫はやっぱり素晴らしい、など)、結婚生活が安定して上手くいくということですね。


ここで忘れてはならないのは、ポジティブな点に目を向けられる人にとっても、相手や2人の関係おけるネガティブな考えが全くないわけではない、ということです。


も安定して幸せなカップルでも、お互いのパートナーが決して完璧ではない、ということを知っています。


そして、結婚生活が長くなるにつれ多くのカップルにとって、どうしても、このネガティブな点を受け入れるのが難しくなってくる傾向にあるのです。


では、結婚生活を良好に送
っているタイプのカップルは一体何が違うのでしょうか?


手短に言うと、良好な結婚生活を築けるカップルは、パートナーや2人の関係における好ましくない点を多面的に捉えることができています。

相手の好ましくない点を受け入れる(または見逃せる)人というのは相手の好ましくない点や2人の関係における不満を挙げて説明するように言われると、その問題を多面的に説明する傾向があります。

例えば、相手の不機嫌な行動の理由を色々な角度から考えたり、相手の立場にたって考えたりできるということです(疲れてたのかな、とか、仕事が大変なのかも、とか、さっき私の言ったことが悪かったかな、とか)。


こうした多面的な理解をする傾向にある人というのは、あらゆることに対して、多面的な可能性を(特にポジティブな角度から)考える傾向あります。
例えば、無理な追い越しを繰り返し、後ろから煽ってくるような車があった場合、イラっとしながら「馬鹿な運転手やわ!」と思うばかりではなく、「ひょっとすると、今まさに奥さんが分娩室に入ったところで、慌てて病院へ駆けつけているところなの?」という可能性を(非常にポジティブな角度から)考えたりします(いい人だなぁ~


逆に、二人の関係や相手の好ましくない点について述べる時に、自分の立場から見た自分の解釈だけを述べる傾向にある人は、好ましくない面を受け入れることが難しく、結婚生活も不満に満ちていく傾向あります。


では一体、この多面的に考える能力はどこから来るのでしょうか?


これは、子
どもの頃に培われる問題解決能力による部分が大きい、という解釈が一般的です。

勿論、生まれつき、多面
的な考えをするタイプの人というのもいますが、子どもの頃に遊びの中で色々な問題解決の場面を経験し(例えば、どうやって小川を飛び越えて向こう側へ行くか、とか、どうしたらみんなが楽しめるか、など)、それを上手く解決した経験のある人ほど、大人になった時に、多面的な考えを持つ傾向にあるようです。


また、もの頃に、両親の不仲を見て育った場合や、両親の離婚を経験した場合も、特に夫婦の両方がそのような経験をして育ったカップルは(そして、そのことをまだ上手く理解できていないままの場合)、特に夫婦間の問題解決を苦手とする傾向がある、という報告もあります。


それから、結婚生活を脅かすもう一つの大事なファクター、外的ストレスがあります。


多面的に問題を捉えることができ、相手のポジティブな面を自然に見ることができる人でも、大きな外的ストレス(リストラ、病気、災害など)がかかると、相手の好ましくない点を受け入れるのが難しくなってしまいます。

なので、もともと多面的に問題を捉えるのが苦手で、相手の具体的な好ましくない点に
固執してしまうような人が、ストレスにさらされると、良好な結婚生活を続けるのがとっても難しくなってしまうわけです。


なので、家族関係学会誌などでは、ストレス下にある家族への行政からのサポートの重要性について語られることが多くあるのですね。
そして実際に、子育てのためにどちらかの親が家にいたい場合、それを保障するための手当てを十分に出す国では、離婚率が低いという研究報告があったりします。


というわけで、長くなりましたが、「遺伝で決まる有利・不利をひっくり返す方策」としては、子どもの頃に、問題解決能力を養うような遊びを存分にさせること(特に勝手に子ども同士でさせること)、と、大きなストレス下にある場合にはからの助けがあることが挙げられると思います。



Snoopydancing


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2013年2月13日 (水)

美女は不細工な男性と結婚すると良い?

久しぶりの研究ネタです。
私の専門分野ではありませんが、ネタとして面白いかな?と思ったので、ここに紹介します。

論文の原題は「Beyond initial attraction: Physical attractiveness in newlywed marriage」(初期の魅力の先に:新婚における身体的魅力)(訳がヘタですみません

Journal of Family Psychologyという学会誌に発表された2008年論文です。
テネシー大学のMcNulty博士らのチームによる研究です。


この研究では、82組の新婚カップル(ただし結婚前に平均3年間の交際期間を持つ)を被験者として、カップルのそれぞれパートナー個人的な問題や悩みを10分ずつ話してもらいました。

それをビデオに撮り、
結婚関係(ポジティブvsネガティブお互いがどれだけ相手に対してサポートする姿勢を示すかを分析しました。

それに加えて、結婚満足度を測るアンケートにも、それぞれ回答してもらいました。

れらの結果をカップルの見た目の関係で分析してます


6人の専門的トレーニングを受けた研究アシスタントが、それぞれのカップルの顔を1から10に
ランク付けしているのですが

ところで通常、被験者には研究結果を教えることになっているのですが、この研究に関しては、結果を知ったカップルに何だか微妙な空気の流れそうな感じがしますよね…sweat01)、

被験者の3分の1
のカップルは、奥さんの方が旦那さんよりランクの高いカップル(奥さんが美人で旦那さんはそうでもないで、

3分の
1が、奥さんと旦那さんのランクが同じ、

そして
残りの3分の1、旦那さんの方が奥さんよりもランクが高い

という内訳になっ
ていました。


結果は、奥さんが旦那さんよりも美しいカップルが、お互いに対してよりポジティブに振る舞い、お互いサポートする姿勢を見せ、結婚満足度も他のグループに比べて統計学的に有意に高くなったのだそうです。


これまでの研究では、初期の恋愛関係において、男でも女でも外見が相手にとって魅力的であるというのは、恋愛関係のうまく行く最も大事な要素の一つとして証明されてきました。

また、外見の魅力のレベルが同レベルであることも、恋愛初期の満足感やポジティブな行動に関係している言われてきたのですが、付き合いの長くなった(また結婚をし、これからもずっとこのパートナーと生活していくという状況になった)カップルの場合、見た目が自分と同じくらいのレベルにあるよりは、奥さんの方がちょっと美しい場合の方がうまく行く、ということを示唆する結果になっています。


研究者の挙げる理由としては、まず、男性の方が女性よりもパートナーの「美しさ」を重視する点があります。

美しさと言うのは、主観的なものですが、それでも研究によって万国共通な美しさの基準のようなものがあると分かってきています(例えば左右対称の顔、バランスの取れた顔のパーツの配置など)。進化論的に言うと、美しさと良い遺伝子を持つ可能性との間に関連があるから(パートナーとの相性や外的要因もあるので、必ずしもそうとは限らないのですが)、男性はパートナーの美しを重視するのです。

一方で女性にとっては、長期的な関係を築くパートナーを選ぶ時男性の美しさよりも、どれだけサポート的で、大切なリソース(お金や物質)を与えてくれるかの方が重要です(美しさだけでは子どもが育てられないため)。(なので、女性は男性の見た目よりも背丈や給料の方を重視する、という研究結果もあるほどです。)

自分よりも美しい奥さんを持った男性、自分の得られるレベル以上のものを与えられている(または自分相手に与えられるもの以上のものを与えられている)、という感じが無意識にでもあるため、どうにかその関係を持続させようと、サポートやリソースを与えようと頑張るのだそうです。

それによって、サポート的な関係やポジティブな結婚関係を築くことができ、奥さんも旦那さんも結婚満足度が高くなります。


逆に、旦那さんの方が奥さんよりも美しいカップルの場合、旦那さんの方が、今のパートナーよりももっと美しいパートナーを得られるはずだ、という可能性を無意識にでも感じているため、結婚満足度が低く、良い関係を築こうとする姿勢にも欠け、お互いに満足度も低くなり、サポート的な関係も築きにくくなるのではいか、とMcNulty博士は述べています。


また、奥さんと旦那さんの見た目が同じレベルのカップルが、美女と野獣カップルよりも結婚満足度やサポート関係に強くなかった理由は、今のところはっきりと分からないので、将来の研究が必要だ、と述べるに留まっています。(これは、どのレベルで同じか、というのも関係してきそうですよね。美男美女の場合と、不細工同士のカップルの場合、どちらも同じレベルにありますが、意味合いとしては違ってきます。)

私の周りを見渡しても、奥さんが美しいのに、旦那さんがイマイチなカップルって結構多くいますが(しかも皆とても幸せそう)、それはそれで良いんだなぁ~という気になってしまう今回の研究結果でした。



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2012年11月11日 (日)

感情には匂いがある?

論文誌Psychological Scienceについ先日発表された論文から。

論文の原題は「Chemosignals communicate human emotions」(化学信号感情を伝える)オランダのUtrecht UniversityGroot教授らの研究です。

この研究では、まず男性の被験者に恐怖や嫌悪を感じる映画を見させ、その度被験者の汗を集めました。

男性の被験者には、実験前の2日間、匂いのキツイ食べ物や、アルコール飲料、喫煙や運動を控えてもらい、香りのついたもの(香水や洗剤)の使用も控えさせました。

そして女性の被験者らに集めた男性の汗の匂いにさらされた状態で、視覚タスクをしてもらい、その間に女性被験者の表情や目の動きを観察しました。

すると、恐怖を感じるさせる映画を観た男性の汗の匂いにさらされた女性は、恐怖を示す表情を見せ鼻をくんくんとさせて匂いを確認し、目をキョロキョロと動かしたのに対して、嫌悪感を感じさせる映画を観た男性の汗の匂いにさらされた女性は、嫌悪感を示す表情を見せ匂いを嗅ぐ行動減少、目の動き減少がみられました。



感情の匂いを嗅ぐことができる、という研究結果は、2010年の研究でも報告されています。特に、恋愛関係やロマンチックな関係にある者同士は、相手の恐怖や幸福の匂い、また性的興奮の匂いを敏感にぎ反応するというのです。


相手から伝わる
感情の匂いを嗅ぐことで(特にこの研究では恐怖と嫌悪感の匂いだったので)、自分や家族の身を守ろうとする本能のようなものが身についているのかもしれません。


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2012年10月27日 (土)

ロマンチックな愛情関係は必ず枯れるか?

 Review of General Psychologyという論文誌に発表された2009年の論文から、思った以上にロマンチックな愛が長続きするものである、という研究に関して紹介します。

論文タイトルは、「Does a long-term relationship kill romantic love?」(長い付き合いはロマンチックラブを枯らすか?)

これは過去のいくつもの論文をメタ解析したもの
で、およそ6千人以上を対象に付き合いの短いグループ(交際期間が4年以内)と付き合いの長いグループ(結婚10年目以上)に分けて、解析しています。

それによるとまず、付き合いの短いグループにおいて、以前に「恋の病のメカニズム」の記事で書いた様な、盲目的な、激しく相手からの感情の見返りを求める、強迫神経的な、感情的に相手に依存している愛情関係が多く見られたのに対して、付き合いの長いグループでは、そうした関係よりも、ロマンチックな愛や共感的愛情関係が多く見られました。

この論文では、ロマンチックラブと言うのは、強い愛と性的興味の存在する愛情関係(ただし強迫的な感情はなし)と定義しており、共感的愛は、暖かく、激しさの弱い愛に基づく
性的欲求の欠けた愛情関係と定義しています。


付き合いの長いグループでは、共感的愛情関係が最も多いのですが(1905人)、興味深いのは、ロマンチックな愛情関係もそれについで多く見られたということです(1419人)。

なので、論文タイトルの答えとして、長い付き合いにおいても、ロマンチックラブは存在できるし、存在している、という結論を出しています。

また、ロマンチックな愛情関係にある人は、そうでない人に比べて、より幸せで、ポジティブな感情を持ち、自己肯定感を感じ、人生に満足している傾向にありました。

この論文では、恋愛初期の頃の強迫的な愛とロマンチックラブの役割に違いがあるようだ、と論じています。

進化論的視点から考えると、付き合いの初期段階で起こる強迫観念的な愛情関係は、物理的な束縛によって他の仕事を妨げ、上手く思考も働かなくなるので、子どもを育てたり仕事をしたりする上では妨害となり、長続きしないのは当然だと考えられます。

ただ、ある程度のレベルの愛情関係は、生きていく上で有益なようです。愛情関係にある人は、そうでない人に比べて、より健康で、ストレスレベルが低く、より強い免疫システムを持つことも分かっています。そして、幸せな結婚関係にある人は、独り身の人と比べて長生きする、という研究報告もあります。

では、ロマンチックな愛情関係を長続きさせる秘訣は何でしょうか?

この論文によると、

まずは「努力」だそうです。

ロマンチックな愛情関係を長続きさせているカップルは、相手との関係を良好に保つために、ある程度の努力はしているようです。相手のことを考え、相手と共に過ごす時間を取り、問題が起きた時に円滑に効率よく解決しようと努力しているのです。

そしてもう一つの秘訣は、一緒に何か新しいことをすること、だそうです。

何か新しい経験を共にすることで、ロマンチックな愛情関係を最初に構築する時に分泌されるドーパミンやノルエピネフリンが作られるためです。


Agedcoupleinlove19

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2012年10月24日 (水)

ホモ恐怖と性的反応

私の統計学のバイブル、David Howell博士の書いたStatistical Methods for Psychology」(心理学のための統計メゾッド)という分厚い本があるのですが(博士課程1年目に統計学のクラスでテキストブックとして使用したもの)、このHowell博士がかなり茶目っ気のある人物で、このテキスト至るところでスマートな冗談や、笑える実験例を取り上げて、読者を楽しませてくれています。

ここ最近、自分自身の研究を進めるにあたって、このテキストを再度読み込んでいます。

が、その中で、わざわざ一つのセクションを使って取り上げている研究が興味深かったので、ここに紹介したいと思います。

そのセクションの名は「Homophobia and Sexual Arousal」(ホモ恐怖(症)と性的興奮

Howell博士はあくまで大真面目に、学術的に、取り上げているので(でも、その裏でそれを楽しんでいる様子があるような感じもする)、元の論文はどんな感じなんだろう?と気になって、見てみましたが、そちらも、あくまで大真面目に学術的に取り上げてある、真面目な研究でした(そりゃそうか)。

オリジナル論文のタイトルは、
「Is Homophobia
associated with homosexual arousal?」
(ホモ恐怖(症)はホモセクシャルな性的興奮と関係
するか?)

というもので、Journal of Abnormal Psychology という学術誌に1996年に発表されています。

ジョージア
大のAdams 博士らのチームによる研究です。

対象は、白人のheterosexual(異性愛の)男性64人。そのうちホモ恐怖のあるグループ(35人)とホモ恐怖を全く示さなかったグループ(29人)に分けて、一人ずつ個室で、4分間のビデオを見せました。

用意されたビデオは3種類、
「explicit erotic videotapes depicting consensual adult heterosexual activity, consensual male homosexual activity, and
consensual female homosexual activity.」(論文まま)というものです

非常に学術的に表記されていますが、簡潔に言うと、異性間のポルノビデオ、男性同士のポルノビデオ、女性間のポルノビデオの3つを見せたということですね。(論文には、更に詳しくポルノビデオに含まれた内容も学術的に示されていましたが、ここでは割愛します。)

ところで、レズビアンのビデオを入れたのは、異性愛の男性でも、レズビアンのビデオには反応を示したという過去の研究に基づいて、同性愛の男性と異性愛の男性を区別する一つの指標として、と論文には書かれてあります。

ビデオを見た被験者の性的
反応は、A mercury-in-rubber (MIR) circumferential strain gauge という装置で観測されました。

この装置は、
When attached, changes in the circumference of the penis caused changes in the electrical resistance of the mercury column, which were detected by a Parks Model 270 Plethysmograph.」(論文まま)

つまり、男性の
性器に取り付けると、性的反応が見られた場合、水銀柱の電気抵抗に変化を示し、パークスモデル270プレチスモグラフに反応が記される、というものです。

研究者ネタになりますが、この論文では、この装置のinternal consistencyとtest-retest reliabilityもきちんと証明しています…大真面目なんですが、それがちょっと面白いです。

それから、この研究では、その装置とプラスして、被験者本人に、性的反応のレーティングをさせています。(本人の認識と実際の反応を比較するため。

結果は、

ホモ恐怖を示したグループが、
ホモ恐怖のないグループと比較して統計学的に有意に男性同士のポルノビデオに強く反応を示しました。

ただ興味深いのは、本人らのレーティングでは、ホモセクシャルポルノへの反応はしていない、と
いう認識を示したことです。

Adams博士らは、ホモ恐怖が、潜在的に自身の性的反応への不安と関係しているのではないか、と論じています。特に、本人がその潜在的反応に気付いていない、またはそれを否定している場合、その不安は強くなる傾向があるようです



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